小さな頃からテレビや映画館で、彼の旅と恋を見て
大ファンになってしまったのが
『フーテンの寅さん』こと車寅次郎の放浪紀行です

私が特に惹かれてしまうのが
振られると分かっていても
恋に夢中になる切ないまでの浅はかさと
カッコよすぎるテキヤの「啖呵」です。
いつもお決まりの台詞ではあっても
見る人を引き込むことばの流れは
寅次郎こと渥美清さんにしか出せない味であることは
間違いないでしょう。
物のはじまリが一ならば
国の始まりが大和の国
島の始まりが淡路島
泥棒の始まりが石川の五右衛門
(中略)
お仙ばかりか女じゃないよ。
京都は極楽寺坂の門前で、
かの有名な小野小町が三目三晩飲まず食わずで
野たれ死んだのが三十三
とにかく三という数字はあやが悪い
三・三・六方で引け目が無い
四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶の水
粋な姐ちゃん立ち小便 白く咲いたか百合の花
四角四面は豆腐屋の娘 色は白いが水臭い
10年前の1996年8月4日
渥美清さんが亡くなり10年が経ちました。
偉大な作品を残し続けた渥美さんのご冥福を
お祈りいたします。
彼の啖呵を見れるのは
残されたビデオやDVDだけになってしまいました


