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悲劇エポックの配役劇 [2022年10月27日(Thu)]

10年生になるわが子は、2学期の最初のエポック授業で「悲劇」に取り組んだ。

このエポック、授業というものの4週間後にはお披露目が控えていて、学内の人だけでなく親類や知人も観劇に来たりするのだから16歳にとって…いや幾つになっても一大事だ。

今年の演目はシェイクスピアの「オセロー」。配役は子どもたちで決めなければならないという。その様子は、出だしから興味深かった。

まず「クラスで配役ミーティングが行われるまでは配役に関してクラスメートとおしゃべりしたり、自分がなりたい役や避けたい役などをクラスメートにほのめかしたりしない」との約束が交わされる。

脚本を読み込んだら、それぞれが自分を含めたクラス全員分の配役を考え、一役ごとにその理由も添えて提出。みんなの意見をすべてテーブルに並べる。

こうしていよいよ、配役決めミーティング、という段となったとき「配役決めミーティングは各家庭にてオンラインミーティングで行うことにしました。各自ネット環境を準備していただけますか」との連絡が先生から入った。クラスメートの一人が、コロナの影響で登校出来なくなったためとのこと。それなら、教室と自宅待機の生徒の家をつなげば良いのでは…。と不思議に思っていたら、クラスメートの全員ができる限り同じ条件下で意見を出し合えるようにするための計らいだという。

おどろいた…。

「この役がしたい」「この役はしたくない」「この役はあなたに」「裏方は誰がしよう」。一人一人がしっかり意志を表現し合った上で最終的に一つにまとまり合う。これは子どもじゃなくても大変力のいる作業だ。でも、達成できればこの上なく重要な学びとなる。役柄を通じて、自分やクラスメートの新たな面に出会ったり、クラス内のパワーバランスに良い変革が生まれるということもある。

先生方は、こうした可能性に本気でかけておられる様なのだ。

こうして配役決めははじまり、生徒たちの悲劇エポックの日々が開幕した。
K.U.

*10年生の悲劇「オセロー」は、9月末に無事上演されました。
Posted by 京田辺シュタイナー at 23:03 | 授業 | この記事のURL
師匠となる [2022年10月08日(Sat)]
京田辺シュタイナー学校には器楽部、バレーボール部、バスケットボール部、野球部、かるた部、テニス同好会があり、引退の学年は部によって異なりますが体験入部の6年生から12年生まで一緒に活動しています。

11年生の娘は器楽部でヴァイオリンを弾いています。
部員の中には個人的に楽器を習っている生徒もいますが、習っていない方が多いです。
娘も6年生から2年ほど習っていましたが今は習っていません。
そんな娘が師匠になりました。
師匠とは言っても、下級生に教える指導係のような感じです。

11年生になってすぐの頃「お母さん、師匠になったぁー」と少し困惑して帰ってきました。
そして、つい最近まで「師匠、難しいわ……向いてない……」とつぶやいていた娘でしたが、この夏休みに担当する7年生と特訓という名の練習をしました。
夏休みの終わりと9月初めにある強化練習にそなえて、とのことでした。
少しでも弾けていた方が、強化練習がきつくないからと自分が7年生だった時のことを思い出して考えたようです。

娘は1人でこつこつ練習するタイプ、人に教えるのは得意ではありません。
それでもヴァイオリンを弾く楽しさを知ってもらいたいと頑張っている様子が娘から見て取れます。
特訓から帰ってきた娘が「ちょっとは上達したと思う」と嬉しそうに話してくれました。
師匠も少しは板についてきたのかな……。

10月の定期演奏会がより一層楽しみになりました。

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Posted by 京田辺シュタイナー at 10:38 | クラブ活動 | この記事のURL