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田植えの風景 [2022年07月22日(Fri)]
梅雨入りの候、京田辺シュタイナー学校では、園芸の授業で今年も3年生と7年生による田植えが行われました。
 
稲の苗を植えていくのは生活科を学んでいる3年生。
7年生たちは3年生をサポートする役割を担い、全体を見渡して進行を指揮する人、基準となる稲を中央に植える人、次の1列との間隔を測る人、両端で目印の紐を動かす人、3年生が植えやすいように苗を整え順に手渡してあげる人、などに分かれて作業の進行をするそうです。
7年生の娘の話に、広い視野と周りへの気配りが必要な仕事を任されるようになったのだなあ、と思いました。
 
わが家は畑をしていて、今年は畑の一角にも小さな小さな田んぼを作り、学校よりひと足早く田植えをしました。
娘は作業をしながら、そのような授業での役割分担のことや、3年生の時に体験した田植えの思い出を話してくれました。
 
思えばこの学校に編入した3年生の春、直後に大きな地震にも見舞われて、わたしたちはまだ慣れない土地で心落ち着かず過ごしていました。
自らの手足を働かせて生活を織りなす営みを学んだ3年生の体験は、新しい環境で土台をつくるための力ともなったのではと感じています。
 
幼い頃から田植えに携わってきた娘にとって、作業自体は馴染みのものだったでしょうが、先生が見守る中、クラスメイトたちと息を合わせ、下級生に心を配りつつ進めた田植えは、他にはない思いを抱かせてくれたのかもしれません。

役割を果たして上級生目線で田植えの様子を語る姿に娘の成長を感じ、頼もしく思ったのでした。
たくさんの雨とおひさまの恵みをいただいて、今年も豊かな実りがありますように。
                          n.
Posted by 京田辺シュタイナー at 22:29 | 授業 | この記事のURL
他言語の世界に飛び込んで [2022年07月11日(Mon)]
若草色の葉がそよぐ4月半ば、「APUに行くかもしれないんだって!」とわが子が興奮気味に伝えてきた。10年クラスの生徒たちに、立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生と異文化交流する機会が訪れたようなのだ。

その日以来、
「どうしよう、留学生との交流だから英語しか通じないらしい」
「どうしよう、英語でインタビューすることになるんだって」
「どうしよう、英語でプレゼンテーションしあったり、質疑応答もするんだって」。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、の連呼の日々。

その表情が、興奮から青ざめ、そしてときどき緊張のあまりの大人へのやつ当たり、という調子で展開していったのはわが子だけではなさそうだった。

先生、クラスメートみなで必死に準備すること5週間。

ついに、その日、を迎えわが子は勢いよく荷物をバックに詰め込み、クラスメート、担任、副担任の先生とともに、一路APUのある大分へと向かっていった。

こちらは想像しながらただ待つのみ。

4日後、無事に帰宅してきたわが子が、大股で家に入って来た。そして、一息つくのもそこそこに報告しはじめた。

緊張したけど想像以上に自分から挑戦していけたこと、
気づいたら細かい文法など気にせず好きなアイドルグループや音楽の話で盛り上がっていたこと、
イヤダイヤダと思っていたのが嘘のように、この機会が与えられたことに感謝しながら帰路についたことなどなど、
クラスメート、そして出会った留学生や学生さんとの出来事も交えつつ、話だしたら止まらない。

翌日から、いつもの学校生活が再開しても、10年生たちの高揚はなかなか止まず、クラス内から「中国語のクラスも、週に一回は中国語オンリーの授業にして欲しい」という声も上がってきているという。

この奔放な若者たちのお相手を、日々全身全霊でつとめ、導いて下さっている先生方に、ただただ、感謝の念が尽きない。 A.S.
Posted by 京田辺シュタイナー at 15:12 | 授業 | この記事のURL