こんな風に運営しています [2010年07月21日(Wed)]
京田辺シュタイナー学校は、教師と親が知恵を出し合い、
力を出し合って運営している学校です。 といっても、ピンとこないかもしれませんね。 こう言ったらどうでしょう? 「この学校には経営をまかせられた 社長のような立場の人はいません。」 トップダウンで何かが決まるという仕組みはないのです。 だから、この学校の保護者は、もしかしたら 一般の学校の保護者より「しんどい」と言えるかもしれません。 保護者一人一人が、学校の運営に関心を寄せ、 支えようとする姿勢が必要とされるからです。 そうした運営の仕組みを端的に表しているのが、 月に2回ほど開かれる「運営会議」という会議です。 この会議には、教員、各クラスの代表者、 理事(教員・保護者から成る)、事務職員のほか、 保護者の誰が参加してもOKという開かれた会議です。 参加費(いわゆる授業料)のこと、 学内イベント(例えば秋祭り&バザー)のこと、 教師会からの報告や、学校の清掃に関することまで、 さまざまのことがこの会議で討議されます。 たっぷりと時間をかけて。 だから会議が終わる頃には、 参加者はへとへとになっていることもあります。 けれども、学校にとって大事な懸案を、 何回もの運営会議を経て決議に至ることが出来たときには、 参加者の間にはある種の充実感が広がっているような気がします。 時折り、遅くまで話し合われた運営会議のあとに、 会議に参加していたお父さんたちは「2次会」と称して近くの居酒屋へ。 そこでも、学校のことを熱く語り合う お父さんたちの姿が見られるようですよ。 k/k |