(公財)九州運輸振興センターは、長崎県五島市奈留港に設置するバリアフリー対応型タラップを製作し、長崎県の五島旅客船(株)に無償提供しました。
日本財団の離島活性化事業と連携した取り組みで、同財団が支援。令和3年2月19日に同センターの福山二也専務理事から五島旅客船(株)の安田舟平取締役へ目録が手渡され引渡しが行われました。
五島旅客船(株)は、長崎県本土西方の海上に位置する五島列島の福江島、奈留島、若松島、中通島を結ぶ航路事業者で、引渡されたバリアフリー対応型タラップは奈留島にある奈留港に設置されます。
これまで奈留港で使用していたタラップがバリアフリー対応型でないことから、同社では令和3年3月末からの新造船フェリー就航にあわせ、島民をはじめとする乗降客の安全・安心のため、当センターへ相談、設置要望が出されていました。
今回設置されたタラップは、他港での設置後の要望を多く取り入れ、タラップを渡る際に足元の海面が見えない工夫や、離島の陸上作業員の高齢化等に対応するために軽量化を図るなど陸上作業員にも優しい作りとなっています。