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九州経済圏における交通及び観光の振興と近代化を図るための事業を行い、もって地域経済の均衡ある発展に寄与し、あわせて民生の安定に資することを目的として、調査研究事業、施設整備事業、その他広報啓発等事業を柱に活動しています。

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平成30年新春講演会 報告[2018年02月13日(Tue)]
「経済が好調な今 生産性向上の取り組みを」

−長崎市で平成30年新春講演会を開催しました−

                      
 (公財)九州運輸振興センターと(公社)長崎県トラック協会では、日本財団の支援と助成により、平成30年2月5日(月)、長崎市において、「平成30年新春講演会」を開催しました。

 講演会では、講演に先立ち、九州運輸振興センター理事・講演会等実行委員長の大黒伊勢夫と長崎県トラック協会会長の塚本政治から主催者挨拶と九州運輸局次長の杉典弘様より来賓挨拶がありました。

 講演は、第1部で、日本銀行長崎支店長の篠原壽成氏により「最近の経済情勢について」をテーマに、長崎県の景気の現状、景気の先行き、労働需給の実態、人材確保に向けた企業の対応などについて講演頂きました。
 長崎の経済は、全国経済の波及効果の影響、主力の造船産業の底入れ感、観光クルーズ船、世界遺産登録、九州新幹線西九州ルートなど他地域に比べ明るい話題が多く、経済の見方を引き上げている。しかし、人口減少、若年層の県外流失など構造問題があり、過去10年近く取り組みがなされているが、経済良好の今、オール長崎で働き方、生産性向上など積極的に取り組むべき。といった長崎県内の経済情勢が報告されました。

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 分野別情勢として、@個人消費や観光は、自然条件や全国経済に大きな変動がなければ上向きになる。来年のクルーズ船の寄港回数などを見ても下がる要素がない。A設備投資は、更新投資、合理化・省力化投資が期待できる。B生産面では、主力の造船は底入れしたと思われる。造船や重工業関連以外は海事や国内設備投資関係が好調。C建設投資は公需と民需を合算したベースでは、底堅く高い水準を維持できる。D所得は経済全体が堅調であり引き続き持ち直している公算が高い。E長崎県内の中長期的な発展を考えると県内企業の労働生産性向上を推進すべき。といった状況が説明されました。

 第2部では、国土交通省自動車局貨物課課長補佐の橋本恵一郎氏により「トラック業界を取り巻く当面する諸課題について」をテーマに講演されました。
 トラック産業は国内貨物輸送の4割を担う重要な産業であるが、近年は少子高齢化などにより運転手不足の現状となっている。要因として全産業と比較しても、低賃金・長時間労働といった労働条件の悪さがあることから、労働条件の改善が不可欠で、荷待ち時間の削減や荷役作業の効率化等の長時間労働の改善に取り組むことが課題との現状が説明されました。

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 こうした課題に対し、国における働き方改革に関連して改正労働基準法が改正され、自動車運転業務の労働時間の短縮(施行後5年間は現行制度を適用するが5年以降は年960時間、将来的には一般則の適用を目指すこと)への取り組みがなされた。また、トラック・バス・タクシーの働き方改革の「直ちに取り組む施策」やトラック事業の取引環境・長時間労働削減に向けた取り組みとして、パイロット事業やその事業成果を踏まえたガイドラインの策定や普及に着手することが説明されました。
 さらに、発荷主と着荷主との予約受付システムの導入による拘束時間短縮の事例、荷主とトラック事業者の適正な取引関係を推進するための荷主勧告制度の運用の改善、適正運賃・料金検討会などの取り組みが進められていることが紹介されました。

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 当日は、最新の経済と政治の両方について、参加者にとっては興味深くかつ関心の高い内容の講演であったことから、参加者に大変好評な講演会となりました。
 なお、寒波が押し寄せ悪天候にもかかわらず約100名という参加者がありました。

Posted by 九州運輸振興センター at 16:19 | 講演会 | この記事のURL

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