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九州経済圏における交通及び観光の振興と近代化を図るための事業を行い、もって地域経済の均衡ある発展に寄与し、あわせて民生の安定に資することを目的として、調査研究事業、施設整備事業、その他広報啓発等事業を柱に活動しています。

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平成29年度バリアフリー講習会in博多の開催報告[2017年11月24日(Fri)]
旅客船乗組員等のみを対象としたバリアフリー教室

−昨年に引き続き博多港で開催−


(公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成を受け、11月16日(木) 、福岡市博多埠頭フェリーターミナルにおいて、九州運輸局との共催による「バリアフリー講習会in博多」を開催しました。
 当センターでは、旅客船業界を対象にしたバリアフリー講習会等を平成26年度から実施しており、当初の鹿児島港開催に続いて昨年度からは博多港で開催しています。
 本年度は、福岡旅客船協会、(公社)福岡県介護福祉士会、(公財)エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)等の協力を得て、直接、旅客と接触の機会の多い旅客船乗組員などを対象に実施しました。
 
 講習は、座学と実技に分け、実施しましたが、座学ではエコモ財団の高橋徹氏からバリアフリーの必要性、バリアフリー法等バリアフリー制度の説明と旅客船におけるバリアフリーの基準や高齢者・障害者への接遇・介助に当たっての心構えなどの講義が行われるとともに、障害者の日常等を知ってもらう為に、高橋氏と障害者の生活と権利を守る福岡県連絡協議会石松周会長との直接対話方式により、公共交通機関の利用を始め日常の行動などを紹介して頂き如何に障害者の行動が大変であるかなど、生の声を聞いて頂きました。

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 実習は、(公社)福岡県介護福祉士会による、車いす体験・高齢者疑似体験のため器具を使用した、待合所の椅子等の障害物がある中での通行、階段、エレベーターの利用、また、受付窓口での乗船名簿への記載など、高齢者や障害者と同様な立場での疑似体験をして頂きました。
 当日は34名の参加者がありましたが、参加者からは「疑似体験をしたことで高齢者などにどのような気持ちで、どのように接したら安心してもらえるかなどがわかり、とても良い体験になった。さらに違った体験の研修をすることにより、様々な対応ができるようになりたい。」、「実際の船舶ではさらに狭い箇所での対応などもあることから、船舶を使った体験など実際の対応を習得したいので、次回はそうした機会を作っていただきたい。」など、今後の様々な場面での対応に役立てたいとの熱心な声が多く聞かれました。

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 当センターでは、今後も九州運輸振局等と連携したバリアフリー教室を九州各地で継続的に実施することにより、旅客船における一層のソフト面のバリアフリーの進展に寄与したいと考えています。

Posted by 九州運輸振興センター at 15:39 | バリアフリー | この記事のURL

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