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九州経済圏における交通及び観光の振興と近代化を図るための事業を行い、もって地域経済の均衡ある発展に寄与し、あわせて民生の安定に資することを目的として、調査研究事業、施設整備事業、その他広報啓発等事業を柱に活動しています。

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バリアフリー講習会in博多港の実施について[2016年11月30日(Wed)]
旅客船乗組員等のみを対象としたバリアフリー教室

〜鹿児島に続き博多でも開催〜


 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成を受け、11月17日(木) 、福岡市博多埠頭フェリーターミナルにおいて、九州運輸局との共催による「バリアフリー講習会in博多港」を開催しました。
 
 旅客船業界を対象にしたバリアフリー講習会等は、一昨年、当センターが鹿児島港において初めて開催し、昨年も連続して鹿児島港で開催しました。
 本年は、会場を博多港に変え、福岡地区旅客船協会、(公社)福岡県介護福祉士会、(公財)エコロジー・モビリティ財団(通称エコモ財団)等の協力を得て、直接、旅客と接触の機会の多い旅客船乗組員などを対象に実施しました。
 
 講習は座学と実技に分けて実施しましたが、座学ではエコモ財団の高橋徹氏からバリアフリーの必要性、バリアフリー法等バリアフリー制度の説明と旅客船におけるバリアフリーの基準や高齢者・障害者への接遇・介助に当たっての心構えなどの講義が行われるとともに、障害者の日常等を知ってもらう為に、高橋氏と障害者の生活と権利を守る福岡県連絡協議会の石松周会長との直接対話方式により、公共交通機関の利用を始め日常の行動などを紹介して頂き、いかに障害者の行動が大変であるかなど、生の声で聞いて頂きました。

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 実習は(公社)福岡県介護福祉士会による、車いす体験、高齢者疑似体験のため器具を使用して、待合所の椅子等の障害物がある中での通行、階段、エレベーターの利用、また、受付窓口での乗船名簿への記載など、高齢者や障害者と同様な立場での疑似体験をして頂きました。

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 当日は44名の参加者がありましたが、参加者からは「高齢者や障害者の大変さが身に染みてわかりました。高齢者や障害者に対する考えを改めて自分自身考えていかないといけないと思いました。自分自身をまずバリアフリーにしていきたい。」、「今回の教室を通じて今後のバリアフリーに対する意識を高く持つことができた。さらに、疑似体験を行ったことで障害者がどのような気持ちなのかやどのようにしたら安心してもらえるかなどがわかり、とても良い大変貴重な体験になった。」など本教室に参加したことが今後の業務に大変役に立つものであったとの趣旨の声が多く聞かれました。

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 当センターでは、今後も九州運輸局等と連携したバリアフリー教室を九州各地で継続的に実施することにより、旅客船における一層のソフト面のバリアフリーの進展に寄与したいと考えています。

Posted by 九州運輸振興センター at 19:03 | バリアフリー | この記事のURL

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