9月17日(土)
今回蔵の街たんぽぽの会では、石巻へ視察に
湊水産株式会社竃リの屋石巻水産へ伺いました。
今回は日頃からお世話になっているよつ葉生協のスタッフの方に
ガイドをお願いして現状を視察しています。
●○●○●○石巻被状況●○●○●○●○
9/14:17:00、時点の石巻市の被害状況
※ 宮城県HPのデータより
死者数:3170
行方不明者数:759
避難者数:1438
避難所数:50
住宅、建物被害(全壊数+半壊数):22419
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
石巻沿岸付近は、半年経った今も、電気が通っていない所もあり
インフラの回復にもまだ時間がかかる状況でした。
信号は、県外からの応援で警察官が手信号でやっていました。
田園は、塩害の被害を受け、樹木も枯れて痛々しさを感じます。
瓦礫や廃車は沿岸部に積み重なり一つの山になっていました。
それでも少しずつ廃棄され量は以前と比べて良くなっているそうです。
車内から見た沿岸部の様子。
最初に訪問した先は、湊水産株式会社です。
社長直々にお出迎えいただき、いろいろ話を伺いました。
湊水産はたらこ製造加工販売をしている会社です。
☆復興までの状況を
ホームページで掲載さ
れています。
津波は、段階的に押し寄せ、3回目の波(地震が起きて30分後)はとても
大きく、漁港から1km離れていたのにもかかわらず3m近くの波が来たそうです。
津波で亡くなられた方の一つには、助けに行こうとして津波にさらわれた方も
少なく無いのは報道通じて知られています。しかし当事者からのその日の
出来事を伺うと改めて、津波の恐ろしさや亡くなられたかたの「おもい」に痛感
させられます。
当事者である社長は熱く語ります。
今後、万が一地震が起きた場合は、「自分を守ってほしい」
と言います。教訓といってしまうとおこがましくなってしまいますが
社長は、皆さんに伝えて欲しいとおっしゃっていました。
また震災後、ボランティアの方々には大変助けられたと言います。
冗談交じりで「ボランティアの方には足を向けて寝られない」
というほど、復興に向けての活躍ぶりには感謝しているのことでした。
その為、店舗隣の社長自宅をボランティアに来た方に寝泊まりの場所を提供し
ともに、復興に汗を流したようです。
最後に、避難先状況や助成金の配分状況等伺い
お土産においしい無添加たらこ購入しました(^_-)-☆
石ノ森章太郎の萬画館の外観です。河川前にある建物だったので津波の影響を
受けています。
沿岸部に近いアパートの外観です。津波の高さが2階部分まで達していることが
よくわかります。外気は、油と海水とヘドロが混じり、鼻につく匂いがしました。
湊水産を後にし、その後石巻水産に足を運びました。
復興間もない忙しい時期に丁寧に対応くださった湊水産の皆様には
大変お世話になりました。
続きは石巻市視察Aへ