「明治の鉄道遺産探訪」第6回(最終回)講義開催しました [2022年12月23日(Fri)]
こんにちは。交通文化振興財団事務局です。
今シーズン一番の寒波が到来とのことで、大阪も厳しい寒さです。今週末はクリスマスですがさらに寒さが増すとのこと。ホワイトクリスマスを通り越して大雪となるところも多いようですので、雪対策に留意してクリスマスを楽しくお過ごしください。 |
さて、12月22日に「明治の鉄道遺産探訪」の第6回目(最終回)の講義として、旧関西鉄道大仏線の遺構を見学しました。関西鉄道は、明治21年に設立され、現在のJR草津線やJR関西本線などの路線を建設・運営し、明治40年に国有化された明治時代の私設鉄道です。大仏線(大仏鉄道)は、関西鉄道の路線の一部として建設された加茂〜大仏〜奈良間の通称であり、明治31年に加茂〜大仏間が開業しました。翌年には奈良まで延伸されましたが、明治40年に加茂〜奈良間のルート変更により廃線となりました。廃線からの長い年月の中で周囲の景観は大きく変わりましたが、木津川市から奈良市に至る廃線跡には大仏線の遺構が所々に残されています。
今回は、木津川市内の大仏線や関西鉄道に関連する遺構を、現地で大仏線の調査・研究をされている大仏鉄道研究会の皆様に解説いただきながら見学しました。JR加茂駅を出発し、ランプ小屋、旧加茂駅跨線橋支柱、観音寺橋台、小観音寺橋台、鹿背山橋台、梶ケ谷隧道、赤橋、松谷川隧道の順に徒歩で移動しながら見学。加茂駅から松谷川隧道まで約7.4km。小雨がぱらつく中、約3時間かけてのウォーキングでしたが、参加者全員支障なく最後まで見学することができました。(事物の名称は現地の案内板、奈良市・木津川市発行のパンフレットによります) (見学の様子) 鹿背山橋台 梶ケ谷隧道 赤橋 【お知らせ】 当財団事務局・交通資料調査センターは12月28日〜1月3日の間、年末年始のため休業いたします。各種お申込み、お問い合わせは1月4日以降にお願いいたします。 12月は寄付月間です ![]() 当財団への寄附をお考えの方は 「ご寄附のお願い」をご覧ください |