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日中交流の現場から〜日本科学協会ブログ〜

図書寄贈、日本知識大会、作文コンクールのこと、
そして訪日・訪中交流のこと…
いろんな交流活動を紹介しています。


「日中未来創発ワークショップ」(2日目)が開催されました。 [2022年09月12日(Mon)]
 9月9日、日本財団ビル(東京・港区)で、「日中未来創発ワークショップ」(主催:笹川平和財団)が、日本科学協会、学生団体である「京論壇」と「日中学生会議」の協力により開催されました。
 2日目となるこの日の課題は、「日中のありたい未来実現のためのプロジェクト」構想を練ることで、具体的には3つのタスクが設定されていましたが、日中の参加者は、それぞれの視点で自由活発に、楽しく、そして熱く意見を交換しながら、タスクに取り組んでいました。

<タスク1>
 ありたい未来像に影響を与えそうな"変化の兆し"についてアイデアを出し合い、グループ毎にトップ5を選定する。
★変化の兆し
自動翻訳技術、SNSの流行、アクティブラーニング、メタバース、VR、XR、AI、カーボンニュートラルエネルギー革命、介護ロボット、ビッグデータ、遠隔医療・・・

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<タスク2>
 10年後(2032年)にありたい未来像が現実化した時、起こっていると想定されることを新聞記事の形で表現する。

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<タスク3>
 ありたい未来像実現のための企画(プロジェクト名、趣旨、活動内容、ステークホルダー等)を考え、アイデアシートに取りまとめる。
★プロジェクト名
・日中両国企業の男女共同参画プロジェクトPRJ
・全学年で日中文化交流PRJ
・「日中バーチャルアベンジャーズ:みんなヒーローになろう」PRJ
・宇宙葬PRJ
・日中生徒会交流PRJ
・「結仁祭典」PRJ
・「恋愛・結婚の可能性を広げる」PRJ
・「第2の人生」プロジェクト

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 これらのステップを経て、各グループは全てのタスクを完了させ、「日中のありたい未来実現のためのプロジェクト」構想を全体に共有しました。

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 続いて、高原明生氏(東京大学 大学院法学政治学研究科 教授)は、若者らしく自由な発想による発表であり、日中の若者が心を寄せ共に未来について語り合う姿には大きなインパクトを受けたと講評しました。また、今日の絆を大切にして更に深め、日中がより良い関係になれるよう貢献して欲しいとのメッセージをおくりました。

     
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高原明生氏(東京大学 大学院法学政治学研究科 教授)



 最後に、閉会挨拶の中で、笹川平和財団理事長 角南篤氏は、今回、テーマとなった宇宙空間やメタバース空間については、国家間の競争に如何に勝ち抜くかに両国とも腐心している現状に触れた上、日中の若者世代が、高齢化社会に向けてこれらの空間を活用すべきかを一緒になって考えなければならないと述べました。さらに、今回のテーマは全て重要であり、それらを実現するため、頑張ってほしいとのメッセージをおくりました。

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笹川平和財団 角南篤理事長


 コロナ禍により、長い間、交流事業もオンライン開催が当たり前のようになっていましたが、久し振りに対面で開催した今回のワークショップは、参加者の声からも分かるように、「直接聞いてみないと分からないこともあるし、実際交わってみないと感じられない思いや築くことができない絆もある。」ということを参加者たちにも実感してもらうことができた交流イベントとなりました。

★参加者の声
<日本人学生>
・率直な意見交換ができてよかった。
・みんなの考えから多くの事を学ぶことができた。
・民間交流が万能とは思わないが、このような機会があるかないかでは大きな違いがあると思う。
・ワークショップの2日間があっという間に終わってしまった。
・グループメンバーの豊富な知識や率直な意見のおかげで最終プレゼンも上手くいった。
・たくさんの新しい友人や人生の先輩に出会うことができた。
・初めての参加で、いろいろ勉強になった。周りの学生は皆レベルが高く、このような人たちと友だちになれて嬉しかった。
<中国人留学生>
・たくさんの面白い友人ができた。 
・日本語で人前で話す人生最初の機会が、今回になるとは思いもしなかった。
・日本に来て、なかなか日本人の学生との交流はなかったが、今回、日中双方の友人が出来てとても嬉しかった。今後のようなイベントにもっと参加したい。


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Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 15:18 | 日中未来共創プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
「日中未来創発ワークショップ」が開催されました。 [2022年09月08日(Thu)]
 日中未来創発ワークショップ」が開催され、日本人学生と中国人留学生、合計47名の有志学生が参加しました。

 このワークショップは、笹川平和財団(理事長:角南篤)が、日中国交正常化50周年記念事業の一環として、日本科学協会、学生団体である「京論壇」と「日中学生会議」の協力により、9月6日、9月9日に開催するもので、2日間の対話を通じて、両国の若者が相互理解を深めると同時に新たな気づきや価値観を共有し、未来に繋がる関係を構築することが、このイベントの主な目標です。

 開催初日となるこの日は、笹川平和財団安達一常務理事が開会挨拶を行い、コロナ禍や日中情勢の影響で国交正常化50周年記念イベントを開催し難い状況、また、観光客や留学生など人的往来の激減により日中の相互印象が低下している状況等に言及した上で、今、未来を担う若者たちを対象に、対話の機会を設ける意義などを強調しました。

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主催者挨拶をする安達一常務理事


 続いて、菊池健司氏(日本能率協会総合研究所 MDB業本部エグゼクティブフェロー)が、「最新のDX事例と未来を拓く発想方法」というテーマで、また王瑩影氏 (36Kr ジャパン・パートナー )が、「日中DXから見る未来の協力の可能性について」というテーマでそれぞれ基調講演を行い、日中の未来における協力を考えるヒントを提供しました。

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日本能率協会総合研究所 菊池健司氏



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36Kr王瑩影氏



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基調講演を聴講する参加者


 その後、本格対話に向けた関係性づくりの第1ステップとして、ワールドカフェ方式による対話が行われました。参加者は、ラウンドごとに設定されたテーマ―「日本の好きな(関心がある)ところ」、「中国の好きな(関心がある)ところ」、「日本と中国が一緒にやると面白そうなこと」について、メンバーをシャッフルしながら、自由に意見や発想を交換し、相手に対する理解や親近感を深めました。


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ワールドカフェによる対話


 ★日本の良い(関心がある)ところ
マナー、私的空間の尊重、サービス、料理、環境、医療、社会福祉、伝統文化、POPカルチャー、忘れ物が戻ってくる等

            
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 ★中国の良い(関心がある)ところ
 AI、食・料理、生活の利便性、人情、自己中な点、歴史、eコマース、タクシー、中華コミュニティ、人目を気にしない等

            
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 次に、各参加者は、これまでの対話を踏まえ「日本と中国で一緒にやってみたいこと」を考えて紙に書き出し、共に対話し課題を解決していきたい仲間を探した結果、8つのグループが結成されました。さらに、各グループは、日中協力の観点から取り組んでみたいテーマについて意見交換の上、素案を作成して参加者全体に共有し、第2日目(9月9日)の本格対話に向けた道筋をつけました。

                
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Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 14:10 | 日中未来共創プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)