第七回「Panda杯全日本青年作文コンクール」
オンラインで授賞式を開催
[2020年12月01日(Tue)]
2020年11月23日、第7回を迎えるPanda杯全日本青年作文コンクールの授賞式がオンライン上で開催され、約60名の受賞者及び来賓等が各自宅からパソコンを通しての参加となり、駐日中国大使館で開催される例年の授賞式とまた一味違った特別な授賞式となった。
今年度の応募総数は481点で、優秀賞10点、入選10点、佳作35点、団体賞3校が選ばれた。応募作品はwithコロナをテーマにした作品が数多く、コロナ禍の中で経験した中国との繋がりについて若者目線でつづられている。
中国外文局方正輝副局長は、コロナ終息後、延期されている受賞者の訪中研修旅行が実現することについて触れ、「その時は、五感全てを使って中国の歴史、文化、風土、経済などを感じて」とエールを送り、「若者との率直な交流を通して、よりリアルな中国を知ってほしい」と述べた。
孔鉉佑駐日大使から寄せられたメッセージには、荀子の言葉「之を聞くは之を見るに若かず、之を見るは之を知るに若かず」が紹介され、直接的な交流を通して、相手を理解することこそが日中に存在する偏見を解消する鍵であると強調した。
日本財団尾形武寿理事長は、「世界はアメリカの大統領選からも分かるように大きく動こうとしている。グローバリゼーションという言葉自体死語になるかもしれない」と警鐘を鳴らし、このような環境下で日中関係があるべき姿を考える事は非常に重要になってくると受賞者にビデオメッセージを通して語りかけた。
日本科学協会橋正征会長は受賞者の訪中研修旅行が来年に延期になってしまった事について、「訪中まで1年間の準備期間ができたと前向きに考えて」と呼びかけ、「訪中では、現地の若者から、色々な質問や考えを聞かれる。その時、皆さんは日本の若者を代表して答えることになる」と述べ、意見交換がより実りあるものになるよう、興味、関心事、できれば日中に関する事について調べ、考えておくよう受賞者たちに提案した。
優秀賞受賞者を代表して挨拶した岩崎春香さんは、青年海外協力隊として北京市中日友好病院国際部で看護活動をしていた時に体験したコロナに立ち向かう医療従事者の仲間との交流を描いた。挨拶で岩崎さんは、今、自由な往来ができない中でも、違う形で繋がりを途切れないように努力する日中関係について、「それは相手を想い、理解したい、この先も繋がりたいという気持ちの表れ」と述べ、コロナに負けず、前向きな考えを持つよう呼び掛けた。
審査員の西園寺一晃氏は受賞作品について講評を行い、未来志向であり、過去にとらわれない作品が多数あったことについて評価しつつも、未来は過去の延長線上にあることについて強調し、特に、戦後から国交正常化が実現するまでの23年間、両国を繋いできた民間の情熱について学ぶ事は、両国の未来を考える上で素晴らしいヒントが詰まっていると受賞者に呼びかけた。
優秀賞(10名)、入選(10名)
第七回「Panda杯全日本青年作文コンクール」に関する詳細情報:
https://www.jss.or.jp/kouryu/sakubun/panda/
日本科学協会が実施する日中交流事業について:
https://www.jss.or.jp/kouryu/
今年度の応募総数は481点で、優秀賞10点、入選10点、佳作35点、団体賞3校が選ばれた。応募作品はwithコロナをテーマにした作品が数多く、コロナ禍の中で経験した中国との繋がりについて若者目線でつづられている。
中国外文局方正輝副局長は、コロナ終息後、延期されている受賞者の訪中研修旅行が実現することについて触れ、「その時は、五感全てを使って中国の歴史、文化、風土、経済などを感じて」とエールを送り、「若者との率直な交流を通して、よりリアルな中国を知ってほしい」と述べた。
孔鉉佑駐日大使から寄せられたメッセージには、荀子の言葉「之を聞くは之を見るに若かず、之を見るは之を知るに若かず」が紹介され、直接的な交流を通して、相手を理解することこそが日中に存在する偏見を解消する鍵であると強調した。
国際交流において一番大事なことは等身大の相手を知ることと語る尾形理事長
日本財団尾形武寿理事長は、「世界はアメリカの大統領選からも分かるように大きく動こうとしている。グローバリゼーションという言葉自体死語になるかもしれない」と警鐘を鳴らし、このような環境下で日中関係があるべき姿を考える事は非常に重要になってくると受賞者にビデオメッセージを通して語りかけた。
ビデオメッセージを通してエールを送る日本科学協会橋会長
日本科学協会橋正征会長は受賞者の訪中研修旅行が来年に延期になってしまった事について、「訪中まで1年間の準備期間ができたと前向きに考えて」と呼びかけ、「訪中では、現地の若者から、色々な質問や考えを聞かれる。その時、皆さんは日本の若者を代表して答えることになる」と述べ、意見交換がより実りあるものになるよう、興味、関心事、できれば日中に関する事について調べ、考えておくよう受賞者たちに提案した。
優秀賞受賞者を代表して挨拶した岩崎春香さんは、青年海外協力隊として北京市中日友好病院国際部で看護活動をしていた時に体験したコロナに立ち向かう医療従事者の仲間との交流を描いた。挨拶で岩崎さんは、今、自由な往来ができない中でも、違う形で繋がりを途切れないように努力する日中関係について、「それは相手を想い、理解したい、この先も繋がりたいという気持ちの表れ」と述べ、コロナに負けず、前向きな考えを持つよう呼び掛けた。
審査員の西園寺一晃氏は受賞作品について講評を行い、未来志向であり、過去にとらわれない作品が多数あったことについて評価しつつも、未来は過去の延長線上にあることについて強調し、特に、戦後から国交正常化が実現するまでの23年間、両国を繋いできた民間の情熱について学ぶ事は、両国の未来を考える上で素晴らしいヒントが詰まっていると受賞者に呼びかけた。
優秀賞(10名)、入選(10名)
第七回「Panda杯全日本青年作文コンクール」に関する詳細情報:
https://www.jss.or.jp/kouryu/sakubun/panda/
日本科学協会が実施する日中交流事業について:
https://www.jss.or.jp/kouryu/