中国教育国際交流協会と日本科学協会が覚書に調印
[2019年07月02日(Tue)]
7月1日、本会と中国教育国際交流協会との「覚書」調印式が、日本財団ビルで開催されました。この「覚書」は、本会が実施している中国への図書寄贈事業に関して協力関係を結ぶというもので、中国教育国際交流協会の劉利民会長、在日本中国大使館の胡志平公使参事官を始めとした日中関係者出席のもと覚書を交換しました。
本会の「日中未来共創プロジェクト」は、1999年から中国の大学への図書寄贈を通じて中国の若者の日本理解の促進を図っており、これまで20年間で75大学等に約383万冊の図書を寄贈しました。
式典の中で、大島会長は、プロジェクト20周年の節目に中国教育国際交流協会との協力関係を構築する意義を強調したうえで「同交流協会との協力関係構築により、このプロジェクトの中国における信頼性も高まると期待している。今後は、同協会との協力関係を通して図書寄贈のみならず日本知識大会、作文コンクールなど広範なプロジェクトの発展に繋げていきたい。」旨の挨拶をしました。
また中国教育国際交流協会の趙霊山秘書長は、「中日青少年交流推進年の今年、図書寄贈を通じて日中の相互理解と友好を深めたい。図書寄贈事業は、日本語学習者にとってプレゼントのような事業である。今後、さらに多くの図書が寄贈されることで、中日両国の若者が互いの国について理解し、友好を深めることを願っている。」旨の挨拶をしました。
さらに在日本中国大使館の胡志平公使参事官は、「中国には500以上の日本語学科設置大学があり非常に多くの学生が日本語を学んでいる。彼らは日本語だけでなく日本の社会、法律、経済なども学んでおり、中日交流の促進に貢献する人材となっている。中国教育国際交流協会と日本科学協会が協力して中日関係がますます発展することを期待している」旨の挨拶をしました。
挨拶する日本科学協会 大島美恵子会長
挨拶する中国教育国際交流協会 趙霊山秘書長
挨拶する在日本中国大使館 胡志平公使参事官
覚書に署名する趙秘書長と大島会長
出席者による記念撮影