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日中交流の現場から〜日本科学協会ブログ〜

図書寄贈、日本知識大会、作文コンクールのこと、
そして訪日・訪中交流のこと…
いろんな交流活動を紹介しています。


“Panda杯”の若者が感じ取った中国 〜「訪中感想文2017」〜 [2017年11月27日(Mon)]
 Panda杯訪中団の感想文がまとまりました。

 メンバーは、今回が初訪中の人から数度目の人まで、中国に対する経験 も知識も様々な16人でしたが、実際に見て聞いて触れ合うことで自分なりの中国像を描き上げているという点では一致してようです。
 また、中国との関わり方についても、今後、身近なところか始めて、或いは深めていこうという思いを持っていると言う点では共通していたように感じられました。

感想文の一部(抜粋)を紹介します。
全員分の感想文は、「感想文集」(PDF)でお読みください。



広島商船高等専門学校 大西 栞奈
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 私にとって今回が初めての訪中でした。気が遠くなるような長い歴史の上に立っているその国は、今、成長発展の激流の中にあります。中国の地に降り立つと、日本にはない空気で満ちていました。・・・
 この1週間で、私の中で未知であった中国とその人々の生活を垣間見れただけでなく、日本での中国に対するイメージと真実とのギャップや、メディア報道の内容の偏り、日中関係の重要さをひしと感じました。政治面において、委細を知っているわけでも、それに対する影響力もありません。しかし、「人と向き合い、心をつなげること」は誰でもできます。・・・


和歌山大学 山本 陽子
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 私にとって一番大切なことを教えてくれたのは、学生交流を共にした、現地学生の方々でした。「中国人は日本人を嫌っていそう。なんだか怖い人が多そう。」出国前の私はそんな不安を抱いていましたが、実際に交流することで、それがなんの根拠もない、持つべき必要のない不安だったと彼らは教えてくれました。彼らと共に、同じ皿に盛られた中華料理をほおばり、「あの日本人俳優がイケメンだよね〜」と笑顔で語り合っていたあの瞬間、そこには私が想像していたようなぎくしゃくした日中関係の影も無ければ、国境という大きな壁すらありませんでした。私たちは同じ地球に住む良き友人である、その事実だけで充分でした。


都留文科大学 鈴木 あかね
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 研修旅行中、メンバーと「帰国後にどうやって自分たちが体験し感じた中国を伝えようか」と話しました。「講演会を開こうか」などと大きなことも、笑いながら話しましたが最終的にたどり着いたのは、やっぱり「まず身近な人に伝えよう」ということです。
その時、「その通りだなぁ」と心から思うことができました。それはこの話に至るまでに、中国で出会ってきた「日中をつなぐ・伝える人」がいたからです。そして自分自身も中国に行くキッカケをつくってくれた人がいたからこそ、ココにいるのだと思いました。

 今私はこれまで以上に“私の経験してきた中国”を共有したいと想います。研修旅行に行くまでは中国をめぐる私の人の輪は小さいものでした。しかし今は違います。多くの人が日中を繋げようとしていること実感し、輪は大きく広がりました。今まで以上に私の近くに中国があります。これらが何より、背中を押してくれます。


慶應義塾大学四年 竹村 幸太郎
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十年ぶりに訪れた上海は、自分がいた頃より更に大きく発展していました。日本より高い高層ビル郡が、祖界時代の建物や自然と調和する光景を目の当たりにして、たった十年でこんなに変わるものなのかと驚かされました。そこに国内外の発展のエネルギーを感じると同時に、日本人も負けていられないという気持ちになりました。 ‎それは、都市に対してだけでなく、人に対してもです。

 来年から社会人の一員となる私は、中国と関わる機会が学生の頃と比べて少なくなると思いますが、今度はビジネスパートナーとして、中国との新たな付き合い方が始まります。私も今まで通り相手を尊敬しつつ、これからはビジネス面で切磋琢磨するライバルとして中国と新たな向き合い方をしていきたいと思います。




国際交流チーム


Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 17:23 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
上海で「日本知識大会2017」を開催(12/9、10) [2017年11月20日(Mon)]
 当会と上海交通大学は、中国の若者にもっと日本を知ってもらうため、12月9日、10日、中国・上海交通大学で「笹川杯全国大学日本知識大会2017」を開催します。

 この大会は、中国の大学の日本語学習者を対象に、日本をテーマとして開催するクイズ大会で、出題・回答とも日本語で行います。

 「大会」には、全国から117大学が参加しますが、中国の全日本語設置大学(502大学)の1/5を超える大学が参加するこの大会は、中国版“日本知識の甲子園”とも言えるイベントです。

 「大会」まであと2週間となり、各大学の選手・指導教師は、本番に向けて最後の追い込みをかけていることと思います。

 開催概要は、以下のとおりです。

◆「大会2017」概要◆

 (1)期 日:2017年12月 9日(土) 予選、準決勝(団体戦、個人戦)
              12月10日(日) 決勝戦(団体戦、個人戦)

  (2)会 場:上海交通大学 閔行校区 李政道図書館「李政道報告庁」等

   (3)参加大学:117大学(選手:351名)※11/21現在

★「大会2017」公式サイトを見る!! 
★参加申し込み状況を見る!!
★過去問題集(2004年〜2016年)を見る!!

 


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上海交通大学 「李政道図書館」


 
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決勝戦会場となる「李政道報告庁」


◆「大会2016」(於:武漢大学)の様子◆

 
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団体戦決勝


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団体戦勝戦


 

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優勝した武漢大学チーム




国際交流チーム


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Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 11:53 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
”Panda杯”の若者たちが中国訪問(その2) [2017年11月13日(Mon)]
 北京を発った団員たちは、天津、南京、上海と中国の代表的な都市を訪れ、様々な遺跡、歴史遺産、文化施設や街並みの見学、また、現地の人々との交流を通じて、中国の歴史の深さ・重さ、地域の風物や文化の多様性、さらに人々の温かさを実感しました。

★天津

 10月19日、天津を訪れ、周恩来ケ頴超記念館を見学しました。
天津は、周恩来とケ頴超夫人が、少年時代、青年時代を過ごした第二の故郷とも言える地です。“総理と言えば、周恩来”と言われるほど中国の人々から絶大な支持を受けている周恩来ですが、数々の写真、文献、遺品などの展示物を通して、周恩来夫妻が互いに理解し愛し合い、革命への道を歩んだ足跡をたどると同時に、また、日本との関わりについても理解を深めました。


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「周恩来ケ頴超記念館」見学


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「周恩来ケ頴超記念館」見学


 また、天津外国語大学の学生との交流も行いました。
時間の関係で当初予定されていた観光名所「五大道」散策は、取りやめとなりましたが、観光案内のシナリオを自ら作り、また訪中団員の作文を全て読み込み、この日を心待ちにしていた天津外国語大学学生たちの温かいおもてなしの心は十分に感じ取ることができました。


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短い時間でも充実した交流


★南京

 20日、21日には南京を訪れ、南京の歴史、文化、現状に対する理解を深めました。
20日は、南京大学の学生と合流し、「南京アイ」、明の城壁、中山陵、中国科挙博物館を見学しました。南京というと、歴史的都市という印象がありましたが、近代的な発展と悠久の歴史が共存する都市であるということを理解しました。

 

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「南京アイ」でジャンプ!!


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「中国科挙博物館」見学

 
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南京大学学生との交流(明の城壁)


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南京大学学生との交流(秦淮河界隈)

 
 21日、「南京大虐殺記念館」を見学しました。
 南京事件については、日中間に横たわる微妙な問題であり、中国の現状を理解するためには、同事件を客観的に知った方が良いとの考えから、同「記念館」を訪問し、館長との交流や展示物などの見学を行いました。



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「南京大虐殺記念館」見学


 
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張建軍館長からの講話


 
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「珍愛和平開創未来(平和を大切にして未来を創る)」


★上海

 21日夕方から22日にかけて上海を訪問しました。
 上海は魯迅ゆかりの地で、1926年に亡くなるまでの10年間をここで過ごしました。魯迅故居、内山書店、魯迅記念館などを見学し、日中交流の先人とも言える彼の足跡を辿りました。


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「魯迅故居」見学

 

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「魯迅記念館」見学



 
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内山書店見学


 
 また、急激な経済成長を遂げる中国、中でも最も著しい発展を遂げている上海新都心・浦東地区にある地上100階のビル・上海環球金融中心(SWFC)ビルを訪れ、同ビル開発のあゆみ、浦東地区の発展状況、これに係る日中協力などについて理解を深めました。


 
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地上100階SWFDビルを仰ぎ見る団員達



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ジオラマから学ぶ上海浦東地区の発展


 
★ここから始まること

 帰国後の団員からは、実際に見て、聞いて、交わって初めて分かった中国もあった、先入観にとらわれず自分なりの中国觀を持ち、それを周りにも伝えることが大切である等の感想が聞かれました。また、現地で築いた心の繋がりを更に深めていきたい、中国語を習得したい、中国研究を深めたい、日中交流活動に参加していきたいなど、積極的に中国と関わろうという声も聞かれています。

 1週間の滞在で団員たちが経験できた“中国”は、全体からみれば本の一部の中国に過ぎませんが、そこで得られた気付きや感動は、彼らにとって、これから始まる中国との関わりへの一歩となったようです。



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中国から日本へ(上海浦東国際空港)






国際交流チーム


Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 16:37 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
”Panda杯”の若者たちが中国訪問(その1) [2017年11月06日(Mon)]
 「Panda杯」の若者たちが、10月17日〜23日、中国を訪問しました。
 この訪中は、2017年度の「Panda杯作文コンクール」入賞者等を20名を対象として、当協会、人民中国雑誌社、中国大使館が実施した日中交流プログラムで、 "自ら 見て、聞いて、交わって、実感することにより中国への認識や理解を深める"というのが、このプログラムの趣旨です。

 

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日本での授賞式(東京港区・中国大使館)

 特に、今年は日中国交正常化45周年の年ですので、 日中友好のために尽力した先人たちの足跡を辿ること、同世代の中国の若者たちと直接交流することによって、中国の現状を知り、日中関係のこれまでとこれからを考えてもらうという大きな目標を掲げ様々なプログラムを企画しました。

 団員たちは、1週間の日程で北京、天津、南京、上海と各地を巡り、現地の若者や有識者、リーダーとの交流、また、歴史遺産や文化施設、最先端都市の見学などを通じて、中国に対する友好の思い、歴史や今に対する理解を深めました。


<北京>

 訪中期間は、5年に一度の共産党全国代表大会の会期と重なり、北京の街には厳戒態勢が敷かれていたようですが、至る所に五星紅旗が掲げられていらことを除けば、街の雰囲気はいつもと変わらず活気にあふれていました。
 17日午後、中国外文局(中国外文出版発行事業局)で"Panda杯"授賞式が行われ、方正輝局長副局長は、訪中団員の一人一人に"Panda杯"を手渡し、中国の若者とフェイス・トゥー・フェイスで交流することで、友好と日中関係への理解を深め、日中友好事業の発展に繋がる新たなパワーになって欲しい旨のメッセージを贈りました。



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中国外文局 方正輝局副局長から“Panda杯“を授与


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中国外文局 方正輝局副局長から“Panda杯“を授与

 

 18日の午前、北京展覧館を訪問し、特別展示「錬磨奮進の五年」を見学しました。ここでは、習近平体制発足以降5年間における成果が政治・経済・文化・環境保護等など各方面から展示されていて、団員たちは、見ることによって、また体験することによって発展の状況への理解を深めていました。

 
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体験しながらIT技術の進歩を実感


 
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小中学生たちで熱気あふれる展示会会場

 
 また、同日午後には劉徳有先生から講話をいただきました。劉先生は、周恩来、劉少奇、ケ小平など要人の通訳として、日中関係の回復や発展のために両国のリーダーが払ってきた努力を間近で見、自らも両国関係発展のために尽力されてきた方で、日中交流史の生き証人とも言える方です。

 講話の中で、劉先生は、「同じ漢字文化を持つ中国と日本は、互いに相手国を知っていると思いながら、実は知っていないことが少なくない」という実例を挙げながら、両国が互いに相手国を正しく理解することの大切さを強調しました。

 そして、良好な日中関係はアジア諸国のみならず世界の共通の願いであること、両国関係発展のため民間交流が重要な役割を果たしてきたこと、また、これを担う後継者の育成が今後の課題であることを強調したうえで、若者たちの積極的な交流活動に期待するとのメッセージをおくりました。


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相手国を正しく知ることの大切さを説く劉徳有先生


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劉徳有先生と訪中団員

 その後、中国の大学生10名と訪日団16名が3グループに分かれ、”相手国に対する印象“等をテーマに意見交換をし、次のような声が聞かれました。

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互いの印象などについて語り合う日中の若者たち

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互いの印象などについて語り合う日中の若者たち


★日本人の印象
 ・建前と本音を使い分ける、心が読みにくい。
 ・ある程度付き合わないと心を開かない
 ・中国人は心の壁がなく、親しく話しかけてくれる。

★中国人の印象
 ・最初は素っ気ないと思ったが、実は心が温かい
 ・中国人は、自分の国に誇りを持っている(日本人は、そうとは言えない)

 意見交換の後には、中国の大学生の案内で北京市内の自由散策となりました。
 3つのテーマ(・北京特有の路地、・名門大学、・伝統文化に沿って3つのコースが設定され、3つのグループに分かれた日中の若者たちは、行動を共にしながら友好を深めました。



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北京地下鉄も経験



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小グループで北京の歴史と情緒を堪能


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手づくり資料で「国子監」について説明する中国人民大学学生の劉さん


 
★交流の感想
・情緒豊かな北京の街を散策出来た。中国の学生が流暢に日本語で説明して下さったお陰でより深い感動を味わうことが出来た。本当に楽しかった。
・路地の通りと北海公園、夜景を見にいった。見たことのない光景ばかりで、中国で初めての買い物もした。学生ボランティアの方々にも大変お世話になった。中国の別の一面を見ることができ、とても楽しかったです。本当にそのひとことにつきる。
 
 訪中プログラムの第2弾は、天津、南京、上海編です。

国際交流チーム
Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 15:57 | 教育研究図書有効活用プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)