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日本科学協会の国際交流活動

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「日中未来創発ワークショップin 大阪」が開催されました [2025年03月12日(Wed)]
 2月22日、「日中未来創発ワークショップin 大阪」がTKPガーデンシティPREMIUM心斎橋で開催され、日中の若者62名が「私たちが実現したい『未来の生活』」をテーマに両国の未来における協力の可能性を探りました。

 このイベントは、笹川平和財団(理事長:角南篤氏)が、日本科学協会、日中学生交流団体freebird 関西支部の協力を得て開催する交流型ワークショップで、10年後の社会に照準を合わせ若者の視点で実現したい未来の生活の姿を描き、実現するための課題や方策を共に考え発表するというものです。専門家のレクチャー、フィールドワーク、ディスカッションなど多様なプログラムを通して相互理解を深め、新たな気づきや価値観を共有することで未来に繋がる人間関係を築くことが最終的なねらいです。この先10年間における社会環境の変化を想定した上で、日中協力をキーワードに実現させたい生活の姿を描くというのがこの日のワークです。

 日本側参加者は、参加募集に応募いただいた日本人の大学生・大学院、中国からの留学生など合計28名、そして、本会等が実施しているPanda杯作文コンクールの訪中団OBで笹川杯訪日団に同行している若者5名、また、中国側参加者は、本会が中国で開催している「笹川杯全国大学日本知識大会」「笹川杯本を味わい日本を知る作文コンクール」「笹川杯日本研究論文コンクール」の各成績優秀者などからなる笹川杯訪日団29名です。

 開会にあたりこのワークショップの主催者を代表して同財団の笹川日中友好基金室 特任グループ長 尾形慶祐氏は、イベント参加者、開催に協力いただいた関係者への謝意を表した後、ディスカッションを有意義に進めるための3つの留意事項、コンパクトな発言、傾聴の姿勢を、チーム内で助ける姿勢について言及しました。さらに、会場の参加者には、このイベントを機会に今後も長く継続される新しい友情が生まれることを願っている旨の期待を示しました。

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開会挨拶をする尾形特任グループ長

 この日は、午前中にフィールドワーク、午後には基調講演、グループディスカッションとその成果発表が行われました。

【フィールドワーク】
 10班に分かれた日中の若者は、黒門市場から心斎橋までの商業地域を散策し、街の人々の生活の場に入り、自ら体験、見聞することで得られた気づきやアイデアをグループ内で共有し、10年後の理想の生活を描くための手掛かりを得ました。

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 交流しながら実地見聞(写真提供:人民網)


【基調講演】
 中国にルーツを持ち日中で活躍している2人の講師が、長年日本で生活してきた中で感じ体験した日中間の様々な違い(文化、習慣、考え方、社会制度等)について紹介し、続くグループディスカッションへのヒントを与えました。

◆劉セイラ氏
 北京外国語大学で日本語を学び日本アニメの声優を志して来日し日本初の外国人声優である劉氏は、日中の伝統や文化の違いの中には形の違いと考え方の違いがあるが、どちらが大きいのかということを最近考え始めているとした上で、考え方の違いにより生じた日中の間の軋轢についてのエピソードを紹介しました。

 大学時代に劉氏が中国で開催された日本のJAM Projectのアニソンイベントで通訳のアルバイトをした時に経験した着ぐるみショーの開始時間を巡る日中のスタッフ間の意見衝突です。当日は、アニソンライブ終了の15分後に着ぐるみショーが予定されていましたが、中国側は集客の観点からライブ終了直後のスタートを提案する一方、日本側はスタッフへの負担を考慮し予定通りの開始を主張しました。

 言葉は通じてもお互いに相手の考えが理解できないという険悪な状態になり、結局、予定通りのスタートとなりましたが、集客は芳しくない状況に終わったというのです。この場合、どちらの考え方も正しいので、どちらが良いということは言えないし、自分の判断もいつまでも変わらない訳ではないと当時感じたことを紹介した上で、自分にとっての変わらない目標は計画性のある人であるとしました。

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“日中の文化の違いの中には形の違いと考え方の違いがある”と劉氏


◆熊江琉衣氏
 9歳で来日、18歳で日本に帰化、日中の架け橋になる活動がしたいとの思いからYouTubeで中国語学習に関する情報や中国文化を発信している熊江氏は、「日本と中国の風習の違い」というテーマで講演しました。

 まず、日常生活の中での習慣等について、「電車やバスの中で電話した経験があるか否か」など二者択一問題の出題と回答を通して、日本人が選ぶ答と中国人が選ぶ答にはそれぞれ異なる傾向があるとした上で、文化は時代と共に変わってきており価値観も世界中で共有されてきているとしました。さらに、自分にとっての当たり前は他人にとって当たり前ではなく、日中の違いがあるからこそ面白いし文化衝突もあるとしました。

 また、中国出身であるが日本人という熊江氏は、アイデンティティ形成期、「あなたは何人」と尋ねられ、自分は何人なのか悩んだことがあるが、「他人にどう認識されるかより、自分自身の本質や魅力が重要」ということに気づいてから気持ちが楽になったとした上で、文化交流が進み同様の悩みを持つ人が増えていると考えられる中、自分が何人かは外側のものであり、内側のものこそ重要であるとの考えを示しました。
 最後に、自分は、どちらかの国を代表する存在ではなく、両国に架け渡された橋としての存在になっていきたいとの希望を語り、このレクチャーを締め括りました。

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 ”自分が何人かは外側のものであり、内側のものこそ重要”と熊江氏

【グループディスカッション】
 ディスカッションのテーマは「私たちが実現したい『未来の生活』」で、考える際のポイントは「日中の違い」と「目指す未来像」の2つ、発表のポイントは4つの問い―「日中の違いは、なに?」「その違いがあるのは、なぜ?」「課題は、なに?」「実現したい未来像って、どんなもの?」です。

 10班に分かれた日中の参加者は、ブレストを通じてそれぞれの問いに対する答を探ることで価値観を共有し、最終目標である実現したい未来の生活の姿を共に描きその成果を模造紙に取り纏め全体に共有しました。

 発表された日中の違いは、変化に対する対応、セキュリティ、衣食、学校生活、対人関係、仕事の仕方など目に見えない(精神的な)違いから目に見えるものまで多様なものでしたが、目指したい「未来の生活」実現のキーワードは、“相互理解”“採長補短”“違いを受け容れる姿勢”などであったようです。

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本音で意見交換する日中の若者

 例えば、あるグループは、ワークショップの前日に笹川杯訪日団が遭遇したアクシデント―予約していた貸会議室が管理会社の連絡ミスにより開錠できなかったが、管理会社からの対応が得られず、会議室が使えなかったこと―から気づきを得てテーマ設定し議論を深めました。
★テーマ:臨機応変
@ 日中の違い
中国:変化に対応する適応力を重視→中国の会社は主に携帯電話で24時間対応
日本:計画通りに進めることを重視→日本の会社は主に固定電話で勤務時間のみ対応
A 原因
・中国では仕事充実を優先させる考え方が主流であるが、日本では仕事と私生活を共に充実させるワークライフバランスの考え方が主流。
・中国は競争が激しく24時間柔軟に対応して収益を上げることを重視しているが、日本ではルールや管理を重視する傾向。
B 課題
・日本人の視点:中国人の対応は柔軟過ぎて計画的ではない
・中国人の視点:日本人はルールを重視しすぎて変化への対応が遅い
C 目指す未来
 2つのキーワードにより実現する日中のよりよい未来
・相互理解:相手の国の文化、価値観への偏見持たず相手を理解
・採長補短:互いに相手の良いところを取り入れて自分たちが劣っている部分を補う

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キーワードは、相互理解、採長補短(写真提供:人民網)

 また、Panda杯OBが訪日団に1週間同行して得た気づき―中国人はよく質問をする―から、会場の参加者に「気になったことを聞ける?」というアンケートを取り、その結果をもとに対話を進めたグループもあります。
@ 日中の違い
 日本人は聞く際のハードルが高いが、中国人は聞く際のハードルが低い(アンケート結果から)
A理由
・国民性の違い(日本人は他者の気持ちを重んじる)
・都市化の違い(日本の方が都市化が進んでおり、結果としてカプセル社会−人と人との不要なコミュニケーションを余り取らない社会になっている)
B課題
 うつ病等の精神疾患に罹る確率は日本の方が高い傾向にあるなどカプセル社会により人々の幸福度が下がっていると考えられること
C実現したい未来
 お互いに理解し合える環境が整っている未来
 例えば、日本人は気になったことを聞ける、中国人は都市化などの影響により今持っているものを失うことなく聞きたいことは聞くという姿勢を持っている社会

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”気になったこと聞ける?”から始まった対話

 さらに、日中の鉄道における安全検査装置の有無から気づきを得て、対話を進めたグループもあります。
★テーマ:公共機関における安全検査装置の有無から見た日中の違い
@ 日中の違い
中国の鉄道の駅には安全検査装置があるが、日本の鉄道の駅には無い
A原因
・国民性:日本は効率を重視する一方、中国は安全性を重視する
・国の規模等:中国14億人、日本1.2億人
       中国は国営、日本は公営や私営
・法から見た習慣:中国は物事が起こる前にどう防ぐか、日本は起こった後にどうするかという考え方
B課題
・日本:安全性の確保、海外からの観光客の不安解消
・中国:効率向上、プライバシー保護
C目指す未来
 日中の技術交流によりAIなどハイテク技術を活用した安全性と効率を両立した公共交通が実現されている未来

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 安全性と効率が両立された理想的な未来の公共交通

 この他のグループが取りまとめたディスカッションの成果は、次のとおりです。
◆第1班
@日中の違い(理由)
 4つのキーワード
・制服:中国では常に運動服だが、日本ではセーラー服などお洒落な服が多い
・レストランでの食べ残し:中国では持ち帰りが多いが、日本では持ち帰りの習慣は余りない
・公共交通機関におけるセキュリティチェック:中国では厳しいチェックが必要だが、日本ではチェックは必要ない
・外食で提供される飲み物:中国では白湯のような温かい飲み物、日本では多くは多くは冷たい水
A課題
 以上のような「日中の違いは、本当に課題なのか?」という疑問
A 実現したい未来
 日中間に違いがあっても「みんなちがって、みんないい」(金子みすゞの詩より)という考えをもって日中交流できる未来

◆第3班
@ 日中の違いとその原因
 2つの観点から
*食事篇
・1人食:日本では1人で食事をすることよく見られるが、中国ではあまり見かけないので、人目を引く
・レストランへの食物の持ち込み:日本では食品安全の面から原則禁止だが、中国では客の自由
・デリバリー:中国では配達員が多く配達料も安いので、よく利用されているが、日本では配達員もデリバリーをやっている食堂も少ないく価格も高いので、店で食べる傾向がある
*旅行(公共交通機関)篇
・鉄道:中国では路線は多いが特急や準特急などスピードに応じた電車の種類がない。日本では電車の種類が多く、同じ路線でも種類により停まる駅と停まらない駅がある。
・タクシー:中国ではアプリによる配車など種類が多く料金も安いが、日本では基本的にタクシー会社が運営しているタクシーしか来ないので料金は高く、中国に比べて利用は少ない。
A 課題
 相互理解の不足、価値観の変化
B 目指す未来
 文化交流の促進や実地体験等により日中相互理解が深められている未来

◆第4班
@日中の違い
 精神文化に関して、日本は成熟(ex.オタク文化、サブカル)、中国は未成熟
A原因
 現代化の速度の違い
B目指す未来
 中日が互いの違いを理解し受け容れることで協調している未来

◆第6班
★テーマ:高校生活の違い
@日中の違い
 2つの側面から
*個人の自由
 ・髪型:中国では長さやスタイルに一定の規則があるが、日本では比較的自由
 ・恋愛:中国では厳禁であるが、日本では自由
 ・プライバシー:中国には教室などに監視カメラがあるが、日本ではプライバシーを優先
*教育制度
・学費:中国では安いが、日本では私立は高い
・寮:中国ではほぼ全寮制だが、日本では少ない
・部動:中国では殆どないが、日本では重視する傾向にあり勉強が疎かになることもある
・勉強:中国では成績が全て、日本では比較的緩く部活と両立させる人もいる 
A原因
 社会制度の違い
・安全とプライバシーに対する考え方の違い
・大学入試制度の違い(競争率、チャンス、方法等)
Bどうするべき?
 成績に影響を及ぼさない範囲で自由を認める
 ex.中国でも成績が良ければ恋愛を認める等

◆第7班
★テーマ:仕事における日中の違い
@ 日中の違い
 日本:長期雇用、安定重視
 中国:頻繁に転職、起業家精神
A 原因
 日本には集団の和を大切にする企業文化があり、個人の能力よりもチーム全体を優先する傾向があるが、中国人は自己啓発を重視
B 課題
・中国と日本とは企業文化が異なるため、相手の国で就職するのが難しい
・環境に慣れるのが難しいため、変化が必要でプレッシャーが大きい
C 目指す未来
・“求大同,存小异”―大同を求めて小異を残すというというような未来
・互いに文化交流を行い互いに寛容になっている未来 

◆第8班
テーマ:仕事の選考における中日の違い
@ 日中の違い
 職場ではチームワークを重視する一方、中国は個人能力を重視する
A 原因
 会社が求める人物像が日中で異なる
 選考の際、日本では大学からの情報の他に「ガクチカ」や自己PRなどのエピソードなどから人物像を判断するが、中国では身分証明書やプロジェクトの経歴などを通じて個人の能力を判断する。
 学校においても、日本では縦割り班の活動や総合学習を通じて人間関係を深める教育を行っているが、中国では個人の成績を重視し競争意識を高める教育を行っている。

◆第9班
@ 日中の違い、原因
 ・頭髪:中国の若者は見た目を気にしないが、日本の若者は見た目を気にする(人目を気にする度合い)
 ・小学校の登校:中国では親がついて来るが、日本では登校班で集団登校(親の介入の度合い)
 ・服装:中国はカラフルであるが、日本では決まりが多くモノトーン(ルールの多さ)
A 目指す未来
 日中の文化の違いを排除するのではなく、互いに優しい目で見、お互いの文化を分かち合っている未来

 閉会にあたり中国外文局アジア太平洋広報センター ブランド推進部 発行主管で訪日団団長の孫研氏は、日中若者の未来志向の意見交換により相互理解が深まったのみならず深い友情が生まれたとしてこのイベントの成果を高く評価した上で、この交流をきっかけに若い力で中日のより良い未来を共に築いていってほしい旨の期待を示しこのワークショップを締め括りました。

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”若い力で中日のより良い未来を共に築いていって欲しい”と孫団長


【参加者感想】
 ワークショップ終了後、本会の事業に関係する中国側参加者(笹川杯訪日団)と日本側参加者(Panda杯訪中団OB・訪日団同行者)に感想を聞いてみました。

笹川杯日本知識大会訪日団・浙江大学 許諾さん
 今回のワークショップを通して皆が外国語能力を伸ばしただけでなく、このイベントを通して皆がタスクに取り組むコツを得たのではないかと考えました。今まで中日両国民たちが相手の国に対して持っていたステレオタイプが破られその壁が急に消え、人と人との温もりが感じられて本当に素敵なイベントだと思いました。

本を味わい日本を知る作文コンクール訪日団・復旦大学 張靖苒さん
 ワークショップに参加できて本当に嬉しく思いました。友だちと話して一緒に中国と日本の違いについて考えることで新しい発想も得ました。これからも日本の友だちと交流していきたいと思いました。

笹川杯日本知識大会訪日団・浙江外国語学院 楊浩さん
 様々な人と一緒にいられ、自分の思っていることや経験したことなどを互いに色々聞くことができ本当に嬉しく思いました。このように有意義な時間を皆さんとともに過ごすことができ、今まで余り思ったこともないことや考えたこともないことを自分自身に問いかける機会となり、自分の考え方を少し変えるきっかけとなりました。
 皆さんの意見などを聞き、この世の中には自分とは違う考え方を持った人がこんなに多くいるということを今実感しています。今後は、他の人の自分とは違う考え方を積極的に学び、自分の中に取り入れていくという姿勢をもっていきたいと思います

Panda杯訪中団OB・笹川杯訪日団同行者 南愛莉さん
 日本と中国、日本人と中国人という括りで日中交流や人と人との交流を語るのではなく、一人ひとりの単位で交流をし、「この人は、こう」「あの人は、こう」という捉え方をしながら相互理解していくことが大事であると思いました。
 こうした日中交流の場でも、「日本人は、こう」「中国人は、こう」という大きな主語で語られがちですが、日本人の中にも色々な人がいるし、中国人の中にも色々な人がいるので、そのような大きな括りで語るのは不適切であるし、特に友好を語るうえでは適当ではということ今回の交流で思いまた。
 今回のワークショップで発表された「実現したい未来像」の中に「みんなちがって、みんないい」ということがありましたが、自分も本当にそう感じたので、これから中国に限らず外国の人と接していく時にも、「この人は何人(ナニジン)」、「この人は何人」というふうに接するのではなく、「この人は、この人」「あの人は、あの人」―地球人として一人ひとりと接していきたいと思いました。


【参加者へのアンケート結果】(抜粋)
 後日、62名のワークショップ参加者にアンケートを依頼し、このうち40名の参加者から回答(回答率:約65%)をいただきましたので、回答の一部を紹介します。

Q.1)このようなイベントに参加するのは初めてですか?
⇒・はい35名(88%)
 ・いいえ(12%)

Q.2)参加した目的は何ですか?
⇒・他の国の同世代の若者の視点を理解すること
 ・日中の相互理解と交流の深化
 ・友達を作ること
 ・日本人、中国人学生とのコミュニケーション
 ・新たな体験
 ・自分の観点を見つめ直すこと
 ・日本の「内側」をより深く理解すること
 ・日本の様々な業界に対する理解を深めること

Q.3)ワークショップについて、最も良かった点は何ですか?
⇒・十分な意見交換をしてチームワークの楽しさを感じたこと
 ・グループが十分にコミュニケーションを取ってアイデアを刺激し、最終的には相違点を残しつつも共通点を模索できたこと
 ・1つのテーマについて皆と対話できたこと
 ・自分たちが感じ考えたことを客観的に表現し、協力してワークを完成させたこと
 ・日中文化のぶつかり合いの中で新しい認識が生まれ互いの理解が深まったこと
 ・日本の若者たちと一緒に日中の違いと未来について議論できたこと
 ・基調講演。特にアイデンティティについては、非常にためになったこと

Q.4)ワークショップ参加後、あなたの考え方に変化はありましたか?
⇒・他人の観点を吸収し、同じことを考え直すことができた。
 ・文化の形が違っても、ちゃんと交流し合えるという点に改めて気づいた。
 ・日本の学生たちの中国に対する親しみやすさを感じ、自分の偏見はある程度変わった。
 ・人それぞれが問題を異なる深さとレベルで見ているということを発見した。
 ・未来に向けたイノベーションや問題解決において、多様性が鍵となることを実感し、自分自身もその一員として積極的に貢献していくという意欲が高まった。
 ・国に対する「身分認識」はどんなものなのかもう一度考えた。
 ・日本人や中国人に対する見方(印象)

                  
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        約80人のワークショップ参加者・関係者(写真提供:人民網)


文責:宮内孝子



Posted by 公益財団法人 日本科学協会 at 11:20 | 日中未来共創プロジェクト | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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