広島から深澤悦子先生を迎えて、指導計画についての講演でした。公私立または認可の有無の枠を超えて、市内の幼稚園・保育園から非常にたくさんの先生方が集まってくださいました。
以下、内容や感想をご報告します。
第1回 保育者・子育て支援者専門研修
保育講演会
子どもの姿や保育者のかかわりが見える指導計画を考える
〜 子どもと「向かい合う」保育実践を創造するために 〜
広島都市学園大学子ども教育学部 講師 深澤 悦子 先生
日 時 ・・・ 平成26年7月11日(金) 17:00〜19:00
場 所 ・・・ 山口市小郡地域交流センター 3F 講堂
参加者 ・・・ 市内の公私立保育園・幼稚園職員、保育に携わる事業所職員
参加人数・・・ 約100名
講演内容
・保育者は、日々、子どもにやさしく、あたたかく、楽しい「まなざし」で向かい合います。子どもたちと「向かい合い」呼応しながら生活や遊びを創造していきます。子ども一人ひとりの発達を保障していくことが保育者の仕事であり、そのために保育実践を構想し計画を立てるのです。そうした日常が、保育者としての専門性を培うのです。
・「まなざし」「ふれあい」「語り合い」で向かい合うこと
ただ見るのではなく願いをこめた「まなざし」で子どもに向かい合うことで、子どもの姿や発達が見えてきます。子どもは、かけがいのない一人ひとりだから、ていねいに、やさしく、分かりやすい言葉で向き合いましょう。ふれ合ことで「親密性」が育まれます。子どもの心に届く語りかけを大切にしましょう。
・子どもが見える(=理解する)ということ
子どもは、「いやだ」と拒否する権利があります。やってみたい、やりたくないと常に、「一人の中のもう一人の自分」と向き合っています。拒否する子どもを受け入れ、保育者の願いをもって、見守り、励まし、誘うことが大切です。そうすることで、保育者の力量が培われます。
・指導計画を構想する
いろいろな保育雑誌から抜いてきた指導計画(出来上がった指導計画)に満足していてはいけません。理論と保育実践を往還することが大切です。
誰のための、何のための保育実践であるのかという原点を常に問い直しながら、日々の保育実践を豊かにしていくことが必要です。
・保育カリキュラムは、子どもたちの育ちや内面を理解し、子どもの実態を捉えなおす作業をふまえつつ、保育実践を構想し、計画から実践へ、実践から振り返り(評価)、保育実践を豊かにしていく際の指標となります。
Assessmennto/See→Plan→Do→See/Check→Improvemento/Action
・上記のサイクルをとおして、保育者は子どもたちや保護者、さらには同僚と日々出会い直す創造的なものとして指導計画(カリキュラム)をつくりかえていくことが求められるのです。
参加者からの感想
・あっという間に時間が経ちました。講演は、とても分かりやすい内容で勉強になりました。若い先生も一緒に連れてくれば良かったと思いました。参加して良かったです。
・「子どもをみる」ことが漠然と行われていることが多いと反省させられ、とても具体的で参考になる内容でした。
・先生達が、ゆったりとした気持ちと笑顔で子どもと向き合えるように、園の先生達を支えていくことが園長としての務めだと改めて感じました。
・指導計画作成委員のメンバー(池田保育士・武永主任・村田園長)の発表があってからの講演だったので、深澤先生の話がすんなり聞けた。月案はあるから立てるのではなく、子どもと作ることを改めて感じた。
・今は、指導計画が自分の中で中途半端になっている。指導計画の話を初めて聞いたので、新鮮で良かった。
・遅れて参加だったので、もっと聞きたかった。「今の子どもを見て!」が一番心に届きました。
・今、主任として月案の見直しを一緒にしている。クラスの先生と一緒に話すことで見えてくるものがある。振り返りの大切さを感じています。
・今回の研修では、深澤先生の 今、目の前にいる子ども達への熱い思いと愛情が伝わり、その思いや愛情を通して、自分が日々、どのように子ども達とかかわっていたのかを考え、見つめ直す良い機会になりました。
また、保育者の専門性をもち、高めていくことの大切さ、子ども達の内面まで汲み取れる「まなざし」で「向かい合う」ことの大切さを教えていただきました。「向かい合う」人(保育者)によって、子どもの可能性がプラスにもマイナスにもなるというお言葉がとても心に残っています。
今までの保育を振り返りながら、今回の研修をこれからの保育に活かしていきたいと思います。
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