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赤ちゃんにも大事な「緊張と弛緩 」 [2015年09月15日(Tue)]
9月12日(土)10:15〜12;15
         12:30〜14;00
    (食事をともにしながら、講師を囲んでの語り合い)
  
「緊張と弛緩について」
くさぶえ保育園 園長 前田綾子先生でした。

P9121110mini.jpg

今回、最初に大人同士で体の緊張をほぐす
金魚運動を二人一組でやりました。

産後のお母さんは、首の座らない赤ちゃんの
抱っこや授乳をしてると、首や背中がこって
いたりするもの。
赤ちゃんを抱っこするさいに、お母さんの背骨や
腕が脱力していることが大切なので、
まずは大人の体のほぐしから体験しようと。

大人同士の金魚運動
P9121114mini.jpg

やってもらう人は、あおむけになり、
手は少しまげて楽な位置におく。

揺らす側のほうの膝の上に、かかとをおいて、
揺らす方は、自分の腰からこまかく揺らす感じ。
金魚の童謡を歌いながら揺らすと、ゆったりします。

ちょっとの震動でも、脱力できていると
頭のほうまで揺れは伝わっていくもの。

これは大人むけで、赤ちゃんや2,3才のおこさんには、
うつぶせやあおむけにして、
8うつぶせの時は、胸の下に丸めたタオルをいれる)
おなかのところに手をおいて、軽く揺らす感じの
金魚運動がよいそうです。

生後3か月までの赤ちゃんには、
おかあさんの膝の上に、
赤ちゃんのおへそがくるようにし、
顎が上がり気味の赤ちゃんには
頭の下にタオルをひいて寝かせます。

P9121120mini.jpg

足からさわり、おなかを優しくさわってあげたり、
赤ちゃんの顔がまっすぐなるようにむけ、
腕が開くようになでながら
膝の上で、ゆらゆらして赤ちゃんの緊張を
ほぐしていきます。

おうまはみんなパカパカ走る といった歌を
歌いながらするといいようです。

さらに抱っこしながら揺らして、
赤ちゃんの体が脱力して、
両手がストンと横に落ちて、
手のひらも開いた状態になると
寝かせても2時間くらいぐっと寝るのだとか。

寝かすと泣くため、ずっと抱っこの状態の赤ちゃんは、
首や背中とかが堅くなっていて、
寝る姿勢が苦しいらしいので、
まずは体をゆらして、緊張をほぐすことが必要です。

 抱っこしたり、寝ている時に
 赤ちゃんの手がどの位置にあるのかまで、
 よく見てなかったなあと、気づきました。

6,7か月になると、膝の上において状態で
おかあさんの膝を曲げて、ストンと落とす。
そのさい、赤ちゃんの膝があがらないよう、
手で少しおさえながらしましょう。

赤ちゃんは、どっちかの足をよくあげるとか
片足だけよくけっているとか、ありませんか?

そうなると、動きに左右差がでてきやすいので、
気づいた時に、
よく蹴っている足を大人が手でもって動きをとめると
けってない足を動かすようになるのだとか。

実際、赤ちゃんにされてましたが、
毎日でもちょっとずつ、一週間くらい続けていくと、
両足で交互にけるようになっていくそうです。

寝返りや、ずりばいでも
苦手な向きがあるのがわかったら、
同じ方向ばかりではなく、苦手な向きも
できるように、なんらかの動きの補助をしていくことが
子どもの両方の手足をバランスよく動かせる発達に
つながっていくようです。

7か月以降にもなれば、
外でハイハイしたり、 斜面で遊ぶといった体験を
どんどんさせてあげてほしい。

お日さまがあたって、風のあるところに
1時間いるだけでも、子どもは疲れるもの。
体力のある子だと、家の中だけでは
ものたりなくなってきます。
土の上やら石のあるでこぼこしたところを
歩くことで、ころばないようなバランスの
取り方や、危ないところでは手をついて
ハイハイすることを身に着けます。

滑り台のところを下からあがるようにしたり、
斜面で動く体験をさせてあげてほしい。

このほか、そのお子さんの状況に応じて
具体的にこうしたらというお話でした。

前回に参加された親子ペアのお母さんも、
2か月の間に、前回言われてことを実際にやって
お子さんの変化を目のあたりにしたせいか、
今回は、積極的に質問されるなど、
お母さんの表情も明るく帰っていかれたのが印象的でした。

ランチの後は、参加者一人ずつ、
質問やら感想を話しあいました。

この15の学びの狙いである、
「おかあさんのためのおかあさん」になるために、
子育て支援に関わっている方は、
かつてとは違う子育て事情に、めげないで
子育てママを支えていってあげてほしいとの言葉を
いただきました。




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