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NPO法人成年後見推進ネット これから

NPO法人 成年後見推進ネット これから のブログです。
広く一般市民を対象として、成年後見制度を推進するために、成年後見制度の啓発普及活動、後見人育成のための教育活動、成年後見人の受任事業、成年後見を考えている介護家族への支援・相談活動、後見人の自己研鑚・情報交換の為の後見人ネットワークの構築を図ります。
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2月のこれから塾のご報告 [2026年02月09日(Mon)]
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 2月3日(火)の第88回これから塾は、講師に特別養護老人ホームで生活支援をされている新井文代さんをお迎えして、「終末期における意思決定支援」についてのお話を伺いました。

 スタッフ6名と14名の方の参加でした。
理事長の挨拶の後、講師の新井さんのご紹介から始まりました。
 まず最初に「終末期」とは「回復する見込みがなく、死に向かう状態であると医師が判断した時期」であり、医師の診断による事を今回初めて知りました。

そして、延命治療について一つ一つ細かくお話をして下さいました。
これはいざという時、急に医師から回答を求められて、困った経験がある私としては
もっと早く落ち着いて知りたかった情報でした。
【経鼻経管栄養】
鼻から管を通して、栄養をとるが、痛み、違和感がある事。
【心臓マッサージについて】
高齢者は、骨が弱くなっているので肋骨が折れてしまうこともある。
【点滴による水分補給について】
水分もとれなくなった場合、高カロリーの点滴も有効だが、時と場合によってはできないこともある。
【痛みがある時はモルヒネも有効】
口から飲むモルヒネや貼り薬、塗り薬のモルヒネもある。
しかし、やはり麻薬は麻薬であり、使うと意識がなくなっていくことが多い。
終末期の事前意思表明書.png

 昔は大家族だったのが、現在は一人暮らしの世帯が多く、家族の形が多様化している事。
自分自身は延命治療をしたくないが、家族としては、1時間でも長く生きて欲しいと思っている事。
 この考え方の違いによって、終末期における関係者の対応が困難になっていてmご本人、家族、施設や病院などの調整が必要という事が理解できました。

 自分の「意思」を元気なうちに、大事な人に伝える事が重要ですが、実は、その「意思」も変化するという事についても事例によって紹介して下さいました。

 日本人は昔から「死」について「そんな不吉なこと、縁起でもない」と話してこなかった経緯があります。
それは昔、大家族だった医療が発達していない時代の話です。

 現代では、自分の最期を自分で決めるために、縁起でもない話をしておく事が大事と、最後に講師の新井さんが教えて下さいました。(丹下)

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