2020年の「NPO法人成年後見推進ネットこれから」会員のつどいを11月8日(日)に開催しました。
コロナ禍で講演会も開催できなかった今年、会員のつどいをどうするか、事務局内で議論した結果、このような時期だからこそ、人と直接会って話をしたい人もいるだろうから、会員さんに集まっていただいて、純粋に話をする場にしましょう、ということになりました。もちろん感染予防対策をしっかり講じることが前提です。
また、できれば若い世代の方とも交流して、意見を聴くことができたらいいのではないかということで、ご縁があった東京福祉大学社会福祉学部の先生にお願いして、学生さんに声をかけていただきました。そして、当日は4名の男子学生と先生も一緒に参加していただきました。
参加者は非会員を含めて13名、先生と学生さん4名、そして事務局スタッフ6名の合計24名となりました。
今回のテーマはずばりフリートークです。一応、コロナ禍での生活や介護について考えたことについて話ができたらよいのではないかと考え、その参考になるようにと新型コロナウイルス関連の主な出来事を時系列でまとめたものと、東京都各区の感染者数等の資料を用意しました。また、サブタイトルとして『人と会う、話す、笑う』を掲げました。
全体を4〜5名ずつのグループに分け、各テーブルにスタッフと学生さんが1名ずつ入るようにして、フリートークの開始です。テーブルごとに参加者の背景や関心事も違うので、それぞれに色々な話に花が咲きました。担当者は話が途切れて盛り上がらなかったらどうしようかと心配していたようですが、そんなことは杞憂に終わり、予定の時間になっても話は尽きないようでした。
休憩後にはスタッフによる簡単な体操で体をほぐしていただき、テーブルごとに出た話を共有するとともに、学生さんからも感想を話してもらいました。
今までやっていたボランティア活動ができなくなって居場所が無くなった方。断捨離をした人もいれば、しようと思ってもなかなか進まなかったという方も。成年後見についても、実際のところはなかなか理想通りにはいかないとか、コロナ禍での終末期について考えさせられたという意見も。本当に皆さん色々なことを考え、実践し、そして何より人と会って話をしたかった、ということがヒシヒシと伝わってきました。
また、学生さんからも、ずっと大学に行くことができず、授業はオンラインで人と話す機会が少なかったので、きょう対面で話をすることができてうれしかったとか、福祉や介護にかかわる方たちの生の声を聴いて勉強になったといった感想が出る一方、参加者からは福祉にまっすぐな若い人の姿を見て、自分も元気をもらって日本の未来に期待が持てたといった声もあがりました。
最後には皆さん笑顔で帰って行かれたので、今回の一番の目的は達成できたものと、主催する側としてもとてもうれしく、清々しい気持ちで帰途につきました。
Posted by これから at 00:01 |
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