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NPO法人成年後見推進ネット これから

NPO法人 成年後見推進ネット これから のブログです。
広く一般市民を対象として、成年後見制度を推進するために、成年後見制度の啓発普及活動、後見人育成のための教育活動、成年後見人の受任事業、成年後見を考えている介護家族への支援・相談活動、後見人の自己研鑚・情報交換の為の後見人ネットワークの構築を図ります。


4月のこれから塾ご案内 [2024年03月19日(Tue)]
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新年度最初のこれから塾は、ここ何年か毎年お話をしていただいているシニアハウスコムの相談員に、高齢期の住まいの一般的なご説明と、最新事情等をお話いただく予定になっています。そして、後半はグループに分かれて、ざっくばらんに質問したり、参加者同士でお話をしていただく時間にしたいと思います。高齢期の住まいについて情報を得たい方、聞きたいことがある方、そのほか興味のある方はどなたでも参加できます。

テーマ :高齢期の住まい
講師  :株式会社アスモリンク シニアハウスコム相談員
     古庄実氏 小島勇人氏
日時  :4月2日(火)13:30〜15:00 
場所  :練馬高野台駅 街かどケアカフェこぶし
*事前のお申込みをお願いいたします。

 申込先 電話:090-7819-2581
     FAX:03-5997-6345
     e-mail:npokorekara@gmail.com


         
3月のこれから塾ご報告 [2024年03月11日(Mon)]
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「街かどケアカフェこぶし」の空調設備改修工事が終了し、半年ぶりに「こぶし」に戻って、これから塾を3月5日(火)に開催しました。テーマは防災。企画していたときには予期していなかった元日の能登半島地震の甚大な被害の状況に、防災対策の重要性が身に迫る中での開催となりました。参加者は15名(うちスタッフ7名)でした。
 講師は防災のエキスパートとして、全国を飛び回って活動されている高橋洋さん。練馬区民のお一人であり行政の取り組みについても詳しく、私たちの地域に即した防災対策について、クイズも交えながら具体的に教えてくださいました。
 特に力説されたのが、避難所に避難できる人数は限られているうえに、避難所での生活は快適なものとはいえないので、自宅の安全性を高め「ろう城」できる用意をするのが肝要という点です。耐震性を確かめ、家具の固定等をして室内(特に寝室)を安全なものにする、水と食料、トイレ用品等の備蓄は最低3日分、できれば1週間分、それらは割高な防災用品である必要はなく、普段使っているもので工夫する、などです。
 また、区内にある防災井戸や学校のプール(浄化設備が必置)は区の便利帳に挟まれている地図(裏面が防災地図)に載っているので確認しておく、川の近くに住んでいる人はハザードマップで水害の危険性を確かめておく、「災害伝言ダイヤル」は連絡を取りたい人と予め使うことを確認しておく、等々目からウロコの情報が満載でした。
 聞いて終わりではなく、実行することを肝に銘じたいと思います。また、それぞれの方の状態により対策を取るのが難しい場合、何かしら助け合えたらよいと思いました。
(喜多) 
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3月のこれから塾ご案内 [2024年02月15日(Thu)]
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 昨年10月から高野台の街かどケアカフェこぶしの会場が設備工事のために使えなくなり、出張これから塾ということで色々な地域に出かけて行っていたこれから塾ですが、3月からはいつもの街かどケアカフェこぶしに戻って開催できることになりました。
 今年は年始から大きな災害が起こって、防災への意識も高まっていると感じます。それより以前から企画していたテーマですが、今回は防災のエキスパートである講師から、いざという時の備えについて学ぶ機会になればと考えています。詳細は下記のとおりです。参加ご希望の方はお申込みをお願いいたします。

 「3月のこれから塾」
テーマ:防災 〜あなたを守るろう城作戦〜
お話:橋 洋氏 認定NPO災害福祉広域支援ネットワーク
          サンダーバード 副代表理事
日時:3月5日(火) 13:30〜115:00
場所:街かどケアカフェこぶし(練馬高野台駅北口)
*事前にお申込みのうえ、検温とマスク着用に
 ご協力をお願いいたします*

お申込み:NPO法人成年後見推進ネットこれから
  TEL:090-7819-2581
  FAX:03-5997-6345
  MAIL:npokorekara@gmail.com

2月のこれから塾のご報告 [2024年02月07日(Wed)]
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 2024年2月のこれから塾は、「揉めない遺言書」として、これからスタッフの私(丹下)が講師を務めさせて頂きました。
 前夜の大雪から雨に変わった悪路の中、参加者は19名(内スタッフ7名)でした。
 遺言についての基礎知識と遺言書を作成するメリット3点をお伝えしました。
そして相続人が160人の事例や、遺言書を作成しなかったために相続人同士で揉めた事例をご紹介して、効果的な付言による揉めない遺言書を提案させて頂きました。
最後に自筆証書遺言と公正証書遺言のメリットとデメリットの比較と、遺言執行者の重要性についてお話ししました。
 その後の質疑応答では細かい具体的な質問もあり、参加者の皆様がしっかり自分事として考えているのがよく分かりました。
 日頃の遺言書作成業務から思う事ですが、遺言書でなんでも解決ができる訳ではありません。しかし「立つ鳥、跡を濁さず」というように、遺言書は自分でできる事前準備のひとつだと考えて頂ければ幸いです。(丹下)
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2024年2月のこれから塾ご案内 [2024年01月20日(Sat)]
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 2024年最初で、出張これから塾としては最後となる2月の出張これから塾は、下記の要領で開催いたします。今回は会場が練馬駅隣のココネリと便利な場所になっています。内容もスタッフの行政書士が遺言書についてわかりやすく説明いたしますので、ぜひ皆さまお申込みのうえ、ご参加ください。お待ちしています。

 第72回これから塾 
内容:揉めない遺言書
講師:丹下勝代氏(行政書士、
   これから事務局スタッフ)
日時:2024年2月6日(火)
   13:30〜15:00
場所:練馬区区民・産業プラザ
(ココネリ)3階 研修室2(西側)
お申込み:
NPO法人成年後見推進ネットこれから
TEL:090-7819-2581
FAX:03-5997-6345
E-mail:npokorekara@gmail.com
2024年もどうぞよろしくお願いいたします [2024年01月20日(Sat)]
2024年は元旦から能登半島で大きな地震が起こり、お亡くなりになった方々、被災して今も困難な生活を送っている方々に心よりお見舞いを申し上げます。本来でしたら明るいお正月のご挨拶をさせていただくところですが、能登の情報に触れるたびに胸が痛みます。せめて今後は余震が早く治まって、穏やかな日々が戻ることを願うばかりです。
 さて、私ども「NPOこれから」の活動も2023年度はあと2か月半を残すばかりです。
 会場が街かどケアカフェこぶしから離れた「出張これから塾」は、10月から12月までは『成年後見制度Q&A』の寸劇をいつもと違う地域で披露することができ、各地で熱心な参加者から質問をいただいて、活発な意見交換ができました。2月は「出張これから塾」の最後となる『揉めない遺言書』について、「NPOこれから」スタッフである行政書士がわかりやすくお話しさせていただきます。そして、3月はいつもの街かどケアカフェこぶしに戻った1回目、今年度最後となりますが、『防災への取組(仮称)』について、認定NPO災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード副代表理事 高橋洋氏からお話を伺うことになっています。これは元々決まっていたもので、奇しくも大きな災害が起こった今、知っておきたい大切なことをお話しいただけるものと考えています。

 新年度に入ってからは、大きな講演会としては『加齢性難聴と生活の質の維持』ということで、荻窪耳の相談室JINO代表取締役 郷司智子氏からお話を伺う予定です。その他、「これから塾」は今後も続ける予定ですし、「これからノート」を皆さまにより使っていただきやすくするためのマイナーチェンジや、NPOとしてのホームページの立ち上げ等も検討しています。会員、そして一緒に企画を考えたり活動をしていただける事務局スタッフも募集しております。
 2024年もNPO法人成年後見推進ネットこれからの事業にご理解、ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。何より皆さまが健康で、安心した生活を送ることができますよう、心よりお祈り申し上げます。(理事長 酒井玲子)
Posted by これから at 14:41 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
出張これから塾at「街かどケアカフェけやき」 [2023年12月07日(Thu)]
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12月の出張これから塾は、5日(火)、午後1時半から南大泉地域包括支援センター内「街かどケアカフェけやき」で開催されました。はるのひ、光が丘に続いて3回目の「寸劇 成年後見Q&A」でした。法定後見、任意後見、複数後見についての相談を演じました。終了後、以下の質疑応答がありました。
@ 後見人が必要だと思ったら、最初にどこに行けばよいか?
⇒管轄の地域包括支援センターや社協のほっとサポートねりま、そして私ども
「これから」でも相談に応じている。
A 利用の状況は?
⇒新しい後見制度は介護保険が始まった2000年に同時に始まった。それまでは措置という行政からの命令だったが、契約という概念になって、契約をする判断能力がない人にはご本人の権利を守る後見人等を就けて契約することになった。寿命が延びて認知症になる人も増え、後見制度が必要な人は多くなっている。少しずつは制度の利用も増えているが、まだ必要な人に対して実際に利用している人の割合は多くない。
B 後見人は交代できるのか?
⇒以前はなかなかできなかったが、今は、最初は専門職が就いて、法的な問題(不動産の売買、相続等)が解決したら、親族や市民後見人に交代することもある。
C 家族がいれば後見人は不要では?
⇒日常生活資金の入出金が家族でできて、ご本人の生活がそれで成り立つのであれば不要だが、不動産の売買や相続が発生したら、本人に判断能力が無い場合は就けないと手続きできない場合が多い。
D 後見人の不正は無いのか?
⇒全くないとは言えないが、後見等監督人の存在やセイフティネットとしての専門職後見人の所属団体への報告義務もあるので、それらの監視を潜り抜けてまでの不正は難しく、件数はそんなに多くない。
E 家庭裁判所に年に1度の報告義務では、少ないのでは?
⇒家庭裁判所への報告は年に一度だが、監督人には複数回報告することが普通である。
F 市民後見人は少ないのでは?
⇒社協で養成講座を毎年開催している。修了者はまず、生活支援員の経験を要求されるので、市民後見人が受任に至るまでの道のりが長く、市民後見人が実際に後見活動をするのはなかなか難しいのが現状だ。

参加者は9名でしたが、みなさん、熱心に聞いてくださり、「分かりやすくてよかった」というお声をいただきました。
出張これから塾の寸劇は今回で終了です。出演者は練習を重ね、話し方や、セリフ回しなど、工夫を重ねてきました。ご依頼があれば、出動いたしますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。(千葉信子)
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会員のつどいご報告 [2023年12月07日(Thu)]
 
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 毎年恒例となった会員のつどいを12月3日(日)に貫井地区区民館会議室で開催しました。今回は、「最期まで自分らしく生きるために話し合おう!」と題して、参加者に自分や家族の医療、介護、住まい、相続などについて自由に話し合っていただきました。また、今後「これから」に期待するイベント内容や、「これからノート」の改良点についてのご意見も伺いました。参加者6名と事務局スタッフ8名の14名が3つのグループに分かれて、スタッフがファシリテーターとして進行役を務めました。どのグループも開始早々自己紹介を兼ねた話し合いから盛り上がり、最後まで賑やかな話が途切れることはありませんでした。
 次のような皆さんの思いが発言されました。病院に比べて受けることができる医療処置に限界はあるが、それを承知で自分は最期まで自宅で過ごしたい。家族は本人を預けた施設への期待感が大きいが、現実にはその他大勢と同じ一入居者でしかなく、こんなはずじゃなかったという失望感を受けた。倒れてから介護する間もなく親を看取ったが、できればしばらくの間でも世話をしたかった。また、延命治療をするか否かなどを記入した終末期医療の事前指示書については、65歳、75歳、85歳では考え方が全然違ってくるので、その時々に今の自分の考えを書き直しておくという方や、周りの人たちに口頭で伝えているという方がいました。後見制度については、任意後見制度をもっと広めたいという考えで一致していたグループもありました。
「これから」のイベントについては、終活ナースレジスタードマークのお話、サンプルを配布して介護食の説明など、他ではなかなか聞けないものを引き続きこれから塾で聞きたい。地域の若いプロフェッショナル(管理栄養士、薬剤師など)にこれから塾の講師を依頼する。任意後見や家族信託についてもっと勉強したい。ココネリなどに大きなポスターを貼ってもっと大々的にイベントをPRするとよいなどのご意見が出ました。
「これからノート」については、以前ある会員の方から内容が多すぎて全部書くのが大変と言われたことを踏まえて、今回の会員のつどいでご意見をうかがいました。元気なときは書くのが面倒でも、大病などをすると、いざという時に必要な項目を選んで自ずと書くようになる。多くの項目を用意しておいて、書きたいところだけ書いてもらう。認知症当事者の方に「わたしのこと」の項目を聞いて記入することで、支援者が本人理解を深め、本人との関係がよくなるといったご意見をいただきました。 
最後に参加者全員から会員のつどいに参加した感想をうかがいました。皆さん話し合いを楽しんでくださり、日頃お会いする機会がない会員同士での情報交換ができたとのご意見をいただき、今回も手ごたえを感じることができました。(佐藤)
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11月の出張これから塾ご報告 [2023年11月28日(Tue)]
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 出張これから塾の第2弾は、11月21日(火)の10時から、光が丘南地域包括センター様が主催する「出張街かどケアカフェ」との出張コラボ(?)ということで、光が丘団地の中の集会室で「成年後見制度Q&A」の寸劇を行いました。
 いつも「出張街かどケアカフェ」に参加している方を中心に15名ほどが集まってくださり、狭い集会室なので、演者ととても近い距離で観ていただくことができました。
 今回は演じるこれからのスタッフ3名(役者)は前回と同じ顔ぶれですが、相談する側と受ける側の役割を、人を替えて、次の三つの場面設定は変わらずにやってみました。
(1) 高齢の親が認知症になり、成年後見制度の利用を相談する場面
(2) おひとりさまで自分自身の将来を心配する相談者に、任意後見制度を説明する場面
(3) 重度の知的障害の娘の親亡き後を心配する母に、複数後見を提案する場面
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 寸劇の終了後には質疑応答の時間を設けたところ、「後見人が就くと、本人の財産を本人のために使えなくなると聞いたことがあるが、どうなのでしょう」とか、「本人が亡くなった後のことは後見人はどこまでやってくれるのでしょうか」といった的を得た質問が出され、参加者の中には、後見制度について既に色々と勉強されている方も何人かいらして、さらに情報を得るために参加してくださったことを感じました。
 こちらからは、後見人等は本人のよりよい生活のために本人の財産を有効に使うことを考えるので、心配はいらないこと、本人が亡くなった後の火葬や後から請求が来る入院費や施設費等は家庭裁判所にあらかじめ連絡をしておけば対応できるようになっていること等をご説明しました。
 何よりも、後見制度について知りたいことがあったり、実際に利用を考えた場合に相談できる場所として、まずは身近な地域包括支援センターがあること、そして、練馬区社会福祉協議会の権利擁護センターほっとサポートねりまでも相談を受け付けていること、私どもNPOこれからにご相談いただいても構いませんというお話をして終了となりました。
 参加してくださった方からは、寸劇の形にするとわかりやすいという声をいただくとともに、私たちとしても皆さんが熱心に聞いて的確な質問をしてくださったことで、もっと後見制度について勉強して、皆さんにわかりやすく有意義な情報をお届けしないといけないなと感じました。(酒井)
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10月の出張これから塾ご報告 [2023年10月05日(Thu)]
10月のこれから塾は、いつもお世話になっている「街かどケアカフェこぶし」が空調設備の改修工事の為に使えなくなったので、「出張これから塾」として、今回は、「街かどケアカフェはるのひ」さんにお邪魔して開催いたしました。令和3年4月にオープンしたばかりの練馬区立の複合施設です。保健相談所と児童館、地域包括支援センター、街かどケアカフェが同じ建物内にあります。初めて訪問するスタッフも多く、明るく綺麗な会場でこれから塾を行いました。
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 内容は、今年の6月に行った寸劇「成年後見制度Q&A」を再演いたしました。@親の認知症が進んだときの対応、A将来、自分の判断能力が衰えたときの備え、B障害のある我が子への親亡き後の備え、の三つのテーマを寸劇にして参加者に見て頂きました。法定後見、任意後見、複数後見の制度について、よくある具体的な事例を実際の相談の様子を見立てた寸劇で紹介したことによって、より身近に感じることができたと思います。
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寸劇の後に、レジュメを配布してそれぞれの制度の解説と成年後見制度についての〇×クイズを行いました。参加された方は、しっかり考えて挙手したり、「〇か×か、どっちか分からない」などとのお答えもありました。
そして最後に質疑応答となり、「任意後見の契約」から誰が「申立」できるのか、どんな場合に「申立」するのか、「契約」と「発効」の違いなど、制度の複雑な所に質問が集中していました。また後見人になるにはどんな資格が必要なのか、との質問に、弁護士などの専門家でなくても、基本的には誰でもできるとお伝えができました。
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 参加者は3名とスタッフ6名の少人数でしたが、ケアカフェの他の利用者の皆様が「何をしているのかな?」と興味を持って覗いていらしたので、今後は定期的に訪問ができればいいなと思います。(丹下)
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