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「食の講座」第1回体験談(つづき) [2017年10月27日(Fri)]
さまざまに飛び交っている食の情報。
その時々の情報に、なんとなく左右されていませんか?

なんとなくではなく、しっかり調べて・考えて・納得して選びたい、との思いで開催した「作って・食べて・きいて・考える」食の講座。

体験談一人目は、自身の病気予防のために糖質制限を取り入れた方のお話。
二人目は、ご家族の療養食としてケトン食を取り入れている方のお話です。
(調理実習では、彼女が食事作りの参考にしていらっしゃる本の中から、3品選びました)
honketon.jpg

こちらの3品(白菜シュウマイ・小松菜の中華和え・豆腐ともやしのチャンプルー)で、560kcal。
201710145.jpg

ご家族が「がん」と診断され、厳しい抗がん剤治療をしなければならないとなった時「家族として患者を支えるためにできることの一つであるのが”食事”。食事で体調管理をし、しっかりと治療と向き合ってほしい」と考えた彼女は、いろいろな食事療法を取り入れました。

が、なにかしっくりとこない・・・そうしてたどり着いたのが「ケトン食」だったとのこと。
本やネット、時には足を使って可能な限り情報を集め、考え、納得して始めたとのことです。

とはいうものの、ケトン食は、糖質制限のなかでも最も厳しく糖質を制限します。
メニューを考える彼女も大変ですが、患者であるご家族、我慢や努力も必要だったようです。

そこで考えた秘策が「糖質解禁デー」。
解禁デーに、ご飯をおいしそうに、むさぼるように食べていたご家族の姿、今では笑い話の一つのようです。

今では「ケトン食、なかなかいいですよ」などと、時には人にも勧めているご家族の姿に、「どの口が言っているのか」とこぼしながらも、嬉しそうな彼女。これからも厳しすぎず・手を抜かず、絶妙の匙加減で、ケトン食を取り入れた食事療法を続けていかれることと思います。

そんな彼女が、この怒涛の年月を振り返って話します。

患者や家族には、治療のことなど決めなければならないことが一杯ある。
医療のこと以外にも、食事など、いろいろ「どうすればいいのだろうか」と悩むことも一杯。
病院とのつながりがある治療中ならまだしも、治療が一段落した時、相談できる場がない。
「食」についても、もっと身近に・気軽に相談できる場がほしい。

とのことでした。

・・・(事務局の独り言)・・・
かれこれ7〜8年前のこと、あるがん関連の講演会で、医師が「患者さんに食生活について聞かれることがあるけれど、医師は栄養の勉強をしていないので、わからないと答えるしかない」とおっしゃいました。妙に納得しましたが、患者としては一抹の寂しさを感じたことを思い出しました。
・・・(2009年乳がんと診断された事務局の、独り言でした)・・・

さて、作る・食べる・聴く、まで見てきた「食の講座」
残る「考える」は、次回へ続く。




Posted by 松尾 陽子 at 10:28
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