便乗ボランティアが行く!in 大分&熊本 【南阿蘇村ボランティア編】
[2016年05月08日(Sun)]
この度の熊本地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

5月4日と5日の午前は南阿蘇村でボランティアをさせていただきました。
宿泊所である由布市災害ボランティアバイク隊の拠点(山小屋をお借りしてキャンプ状態で過ごしました☆)

そこから被害の大きかった南阿蘇村に向かいます。


南阿蘇では
「南阿蘇震災復興ボランティア・よみがえり【略称 南阿蘇よみがえり】」という私設の災害ボランティアセンターが立ち上がっていて、ネットを中心に繋がり合っているメンバーによって運営がされているようでした。
元々は南阿蘇の天然水を扱う会社の方が南阿蘇の活性化を目的として
ロハス阿蘇という施設を活用して地域活動、まちづくりが行われていて、
連休中にこの施設を活用してGW地球自給まつりが開催される予定だったところ地震がおき、イベントは中止、その代わりに急遽ボラセンが立ち上がったということです。
社協設営でない
私設のボラセンっていうのも
ありなんだな〜〜と
思いました。
おもしろいですね。
このボラセンに届いた物資の内訳を書き出す作業を行ったのですが
ロハスという名のとおり、布ナプキンだったり(使い捨ての布ナプキンもあった!)
※しかも岡山県笠岡市のあるでばらんさんのではないか!(私もお世話になりました☆)
手作りのマスクとか手作りの焼き菓子だったりなど身体や地球に優しい食品や品物が届いていました。
この品物たちが地震被害に遭った方にどのように届いていくのか、そのルートは私にとっては不明でしたが、生き方や考え方の嗜好を同じくする人たちの集い方のカタチがこんなふうに大きな力になっていくものなのだな〜と思いました。
ボラセンに届いた物資の内訳の書き出し作業も
ただ書き出すだけでなく、全部の物資が一覧表のように一目見てすぐわかるようにしておくこと、そしてその物資が部屋のどこに置いてあるかが一目瞭然でわかることも大事なことだとわかりました。
南阿蘇よみがりでお昼ご飯をいただいたあとは
南阿蘇よみがえりにニーズのあがった
個人宅に入らせていただいて
お庭のがれき撤去作業のお手伝いです☆
農業をされているお家のお手伝いに入らせていただきました。
立派なアスパラたち

地震で農機具等を入れておく納屋が倒壊、
しかし、農業作業は待ったなし
農作業を再開させるために
まずは倒壊した納屋の撤去作業を
身内でされたそうです。
このときにボラの手が入ることができたら☆
被災の負担も軽減されるのに!
その場のニーズに対応できるための仕組みがあればとも思ってしまいますね。
では、早速がれき撤去作業を行っていきましょ〜〜☆
お庭に落ちた屋根瓦、ブロック塀も倒れてしまっています。






やってる風な写真もアップしておきましょう〜。
屋根瓦やブロックって元々は土というか石というか
なので結構重い〜〜☆
あまりたくさん入れ込まないことが大事です。



トラックいっぱいになるがれきたち
運び込む集積所にも山盛りのがれきたち


ありがたいことにお手伝いさせていただいたお家の方に
すごくあま〜〜いおみかんをいただいたり

感謝♪
お家の方といろいろお話させていただいたり
直接関わりを持たせていただけることで
熊本&南阿蘇村という地域への愛着も湧いてきました☆
頑張るぞ^^



そして!
ひとまずは
瓦屋根とブロック撤去のところは
やり終えたのです☆
やったー!!
v(=^0^=)v
しかし、納屋のあとの瓦礫の片付けとか家の中は壁がはげ落ちたりガラスが割れたりしていて
壁やガラスの片付けは出来てはいても
元のような生活とは言い難く、その姿を見るだけで心が痛みます。
この農家の方は
ボランティアが入ることに抵抗もあったそうです。
気兼ねもあるし
何をどうしてくれるのか
どこまでやってくれるのか
今回は南阿蘇よみがえりのつながりからこのお家にボラに入らせていただくことができましたが
全くの他人で今日会ったばかりの人に
ボランティアって??というのが正直なところなのだと思いました。
信頼関係づくりがどこまでできるか
瞬時に関係をつくるためのコネクトを
どこでどう生み出すか
ボラとはいえ、いえボラだからこそ
そのスキルが必要だと思いました。
私は仕事柄、個人宅に入ることに抵抗はないのですが
入られる側に立つと躊躇や抵抗が有るものだとも思いました。
そんな敏感な感覚がマヒしてるよなぁと感じてみたり。
けれど、ボランティアを活用していただいたことをきっかけに
ボラの存在や役割を知ってもらい
ボラを活用することのハードルを低くしていくそんな役割も
担えたとしたならば嬉しいことです。
自分たちだけで抱え込まなくていい。
誰か助けてくれる。
困っている人を助けたいって思ってくれる人がいる。
そんなことを信じられる日本、地域、社会であったとしたならば
こんな暮らしやすいことはないと思うのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜見えてきた課題〜

がれき撤去作業を行って土のう袋が不足したので
南阿蘇よみがえりの方と一緒に
災害ボラセンに行ってみました。
土のう袋をいただけたのですが、
私「村民の方が土のう袋が必要になったら、ここで分けていただけるのですか?」と質問してみる。
VC「ここは、ボランティアの方に渡す用の土のう袋なので、村民の方は役場に言っていただくようになります。」といった内容の返答でした。
村民の方用の土のう袋を配布してくれるところが役場かどうか、担当課がどこかも把握していないように思えたが。
ボラのための土のう袋?
いやぁ〜村民の方の生活再建のための土のう袋なんだから
村民の方にも渡せばいいじゃないの〜?
なんの違いかわからなかった。
土のう袋だけじゃなくて、片付けに必要な消耗品や備品が多々あるはず!
ともかく
土のう袋(だけじゃないけど)を個人で買わなくても支援してもらえるっていう情報と
どこでもらえるかの情報を流して欲しいな。
ボラに入ったお家の方は個人で買われたっていうことだったし。
ボラに入ってみて
正直、気が遠くなった。
どこから手をつけていいのか
時間が使える間でどこまででできるのか
ひとつひとつを取り除いていくしかないとわかってはいても
先は長いと思った。
外には見えないけど、
声を挙げていないけど
困っている人はたくさんいると思った。
そんな見えないニーズ、聞こえない声を社協ボラセンも
すくい上げて、ボラとつないで欲しいな。
スムーズにニーズ(困りごと)とボラの手が結びついていく
仕組み、スキームが欲しいね〜〜★
一部分でも「片付いた感覚」を持つことが出来ることで
目処が立つ感覚を持つことができれば
次にもつながる気がした。
そのためのボランティアでもある気がする。
作業だけでなく、精神的な支えや先へのビジョンを共有できる相手としての
存在☆
隠れた、意識されていないニーズをあぶり出し
それを明確化し、共有し
優先順位をつけて
誰がどの役割を果たしていくか
そんなことのコーディネートをしていく♪
ボランティアってそのお宅のニーズをつないでいく存在でもあると思う☆
そうやって思いでつながった南阿蘇村の農家の方からいただいたトマトの苗です。
南阿蘇村生まれ、倉敷育ち♪
育つかなぁ〜☆
大きく育てたいですね♡
ボランティアをさせていただいてありがとうございました☆
感謝です^^
とても素敵な経験をさせていただくことができました★