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古今東西こんちゃん亭



社会福祉協議会で仕事している社会福祉士です★

これまでに、生活困窮状態の方の個別相談や支援、
NPO ・ボランティア活動等への組織・地域支援、
中学校の生徒支援員等をやってきました。
団体支援と個別支援の両方の側面からのアプローチで
本質的な支援を目指します。(^_^)/

『社会的排除』しない、させない社会づくりを目指しています*

趣味は、吹奏楽鑑賞♪
吹奏楽コンクール(県大会、中国大会、全国大会)の
演奏を聴きに行ったり、3000人の吹奏楽(京セラドーム)を
見に行ったりしました♪
高校生の演奏が好きです。
一生懸命さや必死さ一音一音に賭ける思いが伝わってくる演奏に
毎度感動していますハート(トランプ)。・゚♡゚・。ハート(トランプ)。・゚♡゚・。ハート(トランプ)

あとは倉敷のまち★ひとが好き★

災害ボランティア(広島、熊本)にも参加しました。
地元の方やボランティア仲間との関わりが
嬉しかったです。

仕事や想いなど自分自身のことなど思いついたまま綴っています★

何か感じ取っていただけるものがありましたら幸いです☆.。.:*・


よろしくお願いします♡


メンタルヘルス問題を抱えている親への支援について考える講義&グループワーク内容まとめ★ [2015年05月17日(Sun)]
こんな講義を聞いたよ〜♪みんなに知らせたいよ〜★

という講義が年何回かあります。

先日行いました松宮透高(まつみやゆきたか)先生の
講義&グループワークがとっってもよくって
いろんな方に知っていただきたい思いから
講義内容をまとめた、といってもメモ程度になりますが、
をブログにアップしておきたいと思います★

この講義&グループワークの企画は
岡山県社会福祉士会 子ども家庭福祉委員会主催で
子育て支援者の交流を目的に今回は
メンタルヘルス問題を抱える親への支援を
考えるというテーマのもと講義とグループワークを
行いました。

写真 (85).jpg


◆松宮透高(ゆきたか)先生プロフィール◆
県立広島大学 保健福祉学部人間福祉学科 准教授
博士(ソーシャルワーク)、修士(社会福祉学)、
精神保健福祉士、社会福祉士。
子ども虐待と親のメンタルヘルス問題についての
調査・研究を通じて実践につながる研修プログラムの
開発を行っていらっしゃいます。
今回の交流会は研修プログラムの
開発への協力も兼ねての開催となりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●所属先によって認識は違う

☆「児童虐待をする親にメンタルヘルス問題がある」と精神科領域では思っていない。
・精神科領域には「児童虐待をする親」はお客として来ていないという実態がある。
・児童領域では「児童虐待をするメンタルヘルス問題を抱えている親」はよく見受けられ認識されている。
※精神科領域と児童領域では、見方・捉え方が違う。


児童領域の認識「メンタルヘルス問題を抱える親が虐待をする」『とんでもない親!!』
精神科領域の認識「そんな人は少ない、親になることが少ない」『人権を守らなければ!!』
※お互いの領域を蹴飛ばしあっている状態

□親子の再統合を急いだために虐待死亡事例となったケースもある
□毎年100人の子どもが虐待死している。その親の半数がメンタルヘルス問題を抱えている

 → 親が精神科病院を退院し、子どもと暮らし始めたが行き詰って児相に一時保護を求めた。
   しかし、空きがなく、要対協も開かれなかった。保護されなかったことが1つのきっかけ 
   となって
   虐待死となったケースもある。親だけの責任ではない。
   心神喪失状態で起こったことであれば、罪は問われないが治療が進むにつれ子どもを殺し
   たことを直視せざるをえない状況となる。

   虐待死予防として親を病院に入院させるか? → 結果、社会的に死んでしまう。

しかし!!
精神疾患だけの問題ではないのではないか!!
「低所得」「孤立」「家庭問題」などの問題を抱え普通の精神状態ではなくなる。

そもそも、出産する親は能力が高い親で、もともとメンタルヘルス問題を抱えていたわけではなく、産んで育てている間にメンタルヘルス問題を抱えてしまっている。

「子育ての行き詰まり」というところで児童領域の人たちの方が、先にメンタルヘルス問題を抱える親に出会っている。そして、未受診の親が多い。
★子どもの行き詰まりは、親の行き詰まり。双方の行き詰まりはお互いに影響し合っている。
★親は子どもを産むと世の中にさらされ、「親としての責任」を問われる。
 子育ての揺れに対面した親で対処できない親は引きこもり(外との関係を絶つ)結果、
 子どもが亡くなる。


児童領域 ⇒ 親への見方が厳しくなる傾向
       親が精神疾患で入院したら病院に丸投げし再発防止を求める。
       ※丸投げではなくどこまでいってもいっしょにやる姿勢が必要

精神科領域 ⇒ 当事者を守ることが優先される
       ※子どもには今日しかない。子どもの発達に寄与する視点、子どもの発達保障の視点が必要。
メンタルヘルス問題を抱える親が「学校は危ないところ」と捉え「危ないから子どもを学校に行かせない」とした場合。
○児童領域での捉え方⇒就学ネグレクト!
○精神科領域での捉え方⇒子どもを守ろうとしている!
※「学校が危ない」が事実であるならば合理的な考え方であるが、事実の認知としてどうなんだろうかという視点も必要。

■児童領域、精神科領域ともお互いの領域をかみ合わせるために ⇒ 共通認識を持つ
 同一事例に対しての演習をフェイスTOフェイスで体験的に行う
 「丸投げしない」「どこまでいってもいっしょにやる」



●トータルに支援する

★問題は複合的、しかし、それに対する対応力・適応力は掛け算式で計算することができる。

低所得、精神疾患、非協力などは虐待の要因の「1つ」であって絶対条件ではない。
  
  要因があったとして、その要因に対してその世帯のそれぞれの力がどの程度あるか
  で、リスクになるか、セーフティネットになるか違ってくる
  世帯の力=「本人の力」×「家族の力」×「親の親との関係」×「人間関係」×
  「家の間取りや構造」×「経済力」×「その他」 = ?
   
  お金があればお金で何とか問題解決ができることもある。
  お金がなくても関係性で課題を乗り越えていく場合もある。
  数値が低くてもマイナスにならなければしのげる場合も。 

★支援者のリスクに対する考え方・視点
・「危ないもの」「要因をなくそう」とするのではなく「トータルに考え支援する」という考え方で支援対象を「家ぐるみ」として捉える
・課題の背景を見ていける力が必要
・連携は自立した関係でないと成り立たない。それぞれが主体性を持つことが必要。
そのためには!
  できないってことが言えるってこと
  困っているって言えるってこと
  困っているって言えるっていうことは「当事者性」とイコールである
  白旗を揚げることができないでいると犠牲者ができる
  
  いかに早く行き詰るか ⇒ いかに堂々と「できない」「困っている」と言える空気がつく
  れるか
  これが連携を生む。いっしょにやろう!ってなる。
  ※弱さを表現できることは、SOSが出せる人であり1人で暮せる人である 
  
★チーム内で大事なこと!
  ○カンファレンスでの笑い(クライエントに対してではなく支援者同士)。
   笑えることで客観的に見ることができる
  ○「私は辛い」と言っているワーカーはまとも
  ○現場のワーカーがSV(スーパーバイザー)に対して待っている言葉
   「責任は取るからやれ!」「おもしろい 行け!」「すごいね、それ!頑張りな」
  ◎チームを元気にまわすには、いたわってくれたり、後押ししてくれる人がいてくれる  
   ことが必要。
   そうすることで、現場は元気に頑張れる。



●その他、松宮先生のお話の中でこころに残ったことば
★連携⇒実質化 組織として主体的に関わること
★精神保健と児童福祉がタッグを組んでトータルに見続ける。
★家庭復帰の促進は不安『だから』『関わる』という姿勢で。
★子育て中でメンタルヘルス問題を抱えている親は「虐待」しているとは思っていない。
 ⇒ 私の問題は、お金がないこと
   私の問題は、旦那が出て行ったこと
   といった形でSOSは発信されている。
 ※本人にとってメンタルヘルス問題は中心課題ではない。
★「今夜、誰かが死ぬかもしれない仕事」はしんどいです。
★この仕事は、価値観を伴う、価値観を問われる仕事です。
★親は子どもを産むと「社会的虐待」を受けるような構造になっている。
 世間のまなざしや世間のものさしが親に対して向けられ、親へ目くじらを立てたり、
 コントロールの材料にされたりする。
★児童虐待は高齢者虐待に似ている。領域にこだわっていてはダメ。
★学校教員とスクールカウンセラー→どちらも居ないといけない。
 ※別の見方があることでもう1つの価値観が生きる。
  先生が先生の仕事をちゃんとできるようにしてあげることが必要。
「学校に行くこと」の価値 ⇔ 「学校に行かない」選択
  先生が伝える      ⇔ カウンセラーが伝える
★文化を伝え、教えるのは先生。
★文化を超える立場がソーシャルワーカー。文化を創る(逆風を受ける)、そういう仕事。
★組織、立場って齟齬がある。そういうもの。
★児相とACTでは一歩の出方が違う。
 【世帯訪問に行くとき】
 ○児相→理由がいる
「その世帯への訪問どうして行かないといけない?」
  「どうしてA世帯ではなく、B世帯なんだ?」


 ○ACT→ちょっと気になる世帯に対して「行ってきま〜す!」で訪問できる
  そして、それは訪問看護として診療報酬になる!
  ⇒気持ちよく動けて、職場が潤う!
★電話ひとつで話ができる精神科医、精神保健福祉士とつながる。
 話をして乗ってきた精神科、精神保健福祉士と連携する。

★パラレルプロセスを意識化する!
 SV → 支援者 → 当事者 
 SVの支援者に対する関わり = 支援者の当事者への関わり
★カンファレンスが「応援し合う」「自らを語り合う」「元気になって帰る」場になるように!
★「気になる世帯」を「みんなで応援する世帯」に!!

★岡山のACT
ACT岡山 (岡山県精神保健福祉センター) 

ACT-Zero (岡山大和診療所、訪問看護ステーション宙) 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちょっと気になる世帯にちょっと行ってきま〜すと訪問に行けること
これがどれだけ予防になるかは言わずもがなだと思います。

そんな機動的な動きができるものなんですね★

そういう支援ができることが支援者にとって力になるし
組織にとっても力になると思います。

立場が違うと見方が違ってくるという点もよく押さえておきたいな
と思いました。

あと、リスクを避けることの力って
何がどう幸いするかわからないので
とりあえずはネットワークづくりかな〜♪

情報交換や顔の見える関係性を作っておくことや
信頼されるために真摯にケーズに向き合うこととか★

ひとつひとつ目の前のケース、世帯、人、支援者の方と
関わっていきたいなと思いました。

松宮先生のお話は支援者にとっても元気がいただけ
励みになる講義でした☆彡

企画してよかったなぁ〜。
松宮先生ありがとうございました★
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました〜(*^_^*)



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