NPOは社会変革の装置
[2011年05月12日(Thu)]
NPOは社会変革の装置。
先日、毎日新聞のインタビューを受けました。
以前、倉敷で活動していたときにつながった記者さんで、
今回
統一地方選挙の感想というところで、話を聞きたいということでした。
で、今の私の立場「NPO職員」というところと絡めて
政治に対して期待すること、というところで話したのを
まとめて下さいました。
その中で
「NPOってなんだと思いますか。」と聞かれて
「社会変革の装置だと思います。」と答えていました。
そのことばは、記事にはなっていませんけども。
NPOは目的ではない、方法の一つ。
でも、私自身の目指すところ、やりたいことは
「社会変革」なんだろうな、と思ったりしました。
たいそうなことではなくて、誰でもが生きやすくとか暮らしやすくとか、
不本意なことで傷ついたまま放置されない社会というか、
同じ思いをした人たちがつながりやすい社会というか、
つながるだけでなく、
そこからアクションを起こせるようなとっかかりがいっぱいある社会というか。
そんなイメージ。
新聞記事は、自分の原点に立ち戻るようにと、
自分自分のためにも、と思ってブログにも載せておこうと思います。
TwitterとFacebookにも載せたのですが(^。^)
この記者の小林さんはうまくまとめてくれたなぁと思うのですが、
だから安心してインタビューに応じることができました。
記者さんによっては受け止め方が異なるし、
認識の仕方が違うので、こちらの意図が伝わらないまま、
記者さんの思惑で記事にされることもあって、
不本意な思いをすることもあるのですが、
うまくまとめていただいてよかったです。
夫に読ませてみたのですが
「結局、お金がいるってことなんじゃろ。
話があっちこっちにいって何が言いたいかわからん。」
と言っていました。
そんなに一般人にはわかりにくい文章だったのだろうか、
とも思って、どう伝えればよかったのかなぁとしばし考えてしまいましたが。
ただ単にお金がいるではなくて、偏った経済循環を変えたいってことなんだけど。
NPOはボランティアなんじゃろ、と夫。
いえ!
NPOはボランティアじゃありません!
っていうことがどうやったら腑に落ちて伝わるのだろうか、
NPO業界にとって大きな課題かもしれません。
ツイッターやFacebookに載せてみたら、
「イイネ」の反応をいただいたり、
励みになったというような感想をいただいたりしたので、
現場のNPO活動をされている方には伝わる部分はあった!と思えたので
良かったです(*^^)v。
自分自身の励みにしようと思います。
ありがとうございます。
こんな感じで載りました★

以下、毎日jp からの転載です。
政治へ私の声2011:岡山NPOセンター事務局員・近藤真由美さん /岡山
◇NPO環境整えて−−近藤真由美さん(43)=倉敷市
今回の統一地方選は、いつのまにか終わったという感じですね。
震災で「それどころではない」という雰囲気があったためか、
それぞれの候補が何をやりたいのか伝わってこなかったし、
有権者側もそれが把握できないまま投票になった印象です。
その結果は固い支持組織や地盤を持つ候補が強かった、ということでしょうか。
各候補ともそれぞれ思いはあったでしょうから
「これをやりたい」という主張がもっとあっても良かった、と思います。
それを知るせっかくの機会だったのに、もったいなかったですね。
私は、NPO活動をどのようにとらえているか、などは知りたかったです。
「NPO活動は、手弁当のボランティア」ととらえている首長、議員の方が
多いように感じますが、私は「新しい公共」を担う、行政と対等の事業体と思います。
例えば今回の被災地支援でも、公平性、平等性が求められる行政では、
実際に動きだすまでいろいろと手続きが必要です。
民間のNPO、例えば「子育て支援」事業に取り組む組織なら、
その目的に沿って早く自由に動けます。
事業体として必要な人件費や管理費などもあるのですが、
「ボランティア」ととらえられると、
そこのところがなかなか理解されません。
NPO組織に優秀な専門職員がいても、
続けるのをあきらめる残念なケースもあります。
NPOにお金が回るようになれば街も良くなるはず。
税制上の優遇策など、
事業体としてのNPOが活動しやすくなるような環境整備を期待しています。
【聞き手・小林一彦】
先日、毎日新聞のインタビューを受けました。
以前、倉敷で活動していたときにつながった記者さんで、
今回
統一地方選挙の感想というところで、話を聞きたいということでした。
で、今の私の立場「NPO職員」というところと絡めて
政治に対して期待すること、というところで話したのを
まとめて下さいました。
その中で
「NPOってなんだと思いますか。」と聞かれて
「社会変革の装置だと思います。」と答えていました。
そのことばは、記事にはなっていませんけども。
NPOは目的ではない、方法の一つ。
でも、私自身の目指すところ、やりたいことは
「社会変革」なんだろうな、と思ったりしました。
たいそうなことではなくて、誰でもが生きやすくとか暮らしやすくとか、
不本意なことで傷ついたまま放置されない社会というか、
同じ思いをした人たちがつながりやすい社会というか、
つながるだけでなく、
そこからアクションを起こせるようなとっかかりがいっぱいある社会というか。
そんなイメージ。
新聞記事は、自分の原点に立ち戻るようにと、
自分自分のためにも、と思ってブログにも載せておこうと思います。
TwitterとFacebookにも載せたのですが(^。^)
この記者の小林さんはうまくまとめてくれたなぁと思うのですが、
だから安心してインタビューに応じることができました。
記者さんによっては受け止め方が異なるし、
認識の仕方が違うので、こちらの意図が伝わらないまま、
記者さんの思惑で記事にされることもあって、
不本意な思いをすることもあるのですが、
うまくまとめていただいてよかったです。
夫に読ませてみたのですが
「結局、お金がいるってことなんじゃろ。
話があっちこっちにいって何が言いたいかわからん。」
と言っていました。
そんなに一般人にはわかりにくい文章だったのだろうか、
とも思って、どう伝えればよかったのかなぁとしばし考えてしまいましたが。
ただ単にお金がいるではなくて、偏った経済循環を変えたいってことなんだけど。
NPOはボランティアなんじゃろ、と夫。
いえ!
NPOはボランティアじゃありません!
っていうことがどうやったら腑に落ちて伝わるのだろうか、
NPO業界にとって大きな課題かもしれません。
ツイッターやFacebookに載せてみたら、
「イイネ」の反応をいただいたり、
励みになったというような感想をいただいたりしたので、
現場のNPO活動をされている方には伝わる部分はあった!と思えたので
良かったです(*^^)v。
自分自身の励みにしようと思います。
ありがとうございます。
こんな感じで載りました★

以下、毎日jp からの転載です。
政治へ私の声2011:岡山NPOセンター事務局員・近藤真由美さん /岡山
◇NPO環境整えて−−近藤真由美さん(43)=倉敷市
今回の統一地方選は、いつのまにか終わったという感じですね。
震災で「それどころではない」という雰囲気があったためか、
それぞれの候補が何をやりたいのか伝わってこなかったし、
有権者側もそれが把握できないまま投票になった印象です。
その結果は固い支持組織や地盤を持つ候補が強かった、ということでしょうか。
各候補ともそれぞれ思いはあったでしょうから
「これをやりたい」という主張がもっとあっても良かった、と思います。
それを知るせっかくの機会だったのに、もったいなかったですね。
私は、NPO活動をどのようにとらえているか、などは知りたかったです。
「NPO活動は、手弁当のボランティア」ととらえている首長、議員の方が
多いように感じますが、私は「新しい公共」を担う、行政と対等の事業体と思います。
例えば今回の被災地支援でも、公平性、平等性が求められる行政では、
実際に動きだすまでいろいろと手続きが必要です。
民間のNPO、例えば「子育て支援」事業に取り組む組織なら、
その目的に沿って早く自由に動けます。
事業体として必要な人件費や管理費などもあるのですが、
「ボランティア」ととらえられると、
そこのところがなかなか理解されません。
NPO組織に優秀な専門職員がいても、
続けるのをあきらめる残念なケースもあります。
NPOにお金が回るようになれば街も良くなるはず。
税制上の優遇策など、
事業体としてのNPOが活動しやすくなるような環境整備を期待しています。
【聞き手・小林一彦】