社会福祉協議会全国大会 [2011年11月02日(Wed)]
10月27日〜28日にかけて、社会福祉協議会全国大会が東京、新霞が関ビルで行われました。今回の東日本大震災での社協活動の報告があり、その役割や今後の災害時における社協への期待・今後の地域福祉活動の方向性などの研修を受けてきました。
今回の東日本大震災で、大きく被災した3県を代表して、岩手県宮古市社協、宮城県石巻市社協、福島県相馬市社協から震災時及び震災後の対応等について報告がありました。 それぞれの特徴はあるものの、やはり災害時に非常に公共性・公益性の高い社会福祉協議会が果たす役割は大きく、災害ボランティアの受け入れや派遣調整、災害弱者の安否の確認及び支援が行われておりました。 この報告の中で、行政の防災計画の中に災害ボランティアのことが正式に位置付けられていなかったり、社協の役割がはっきりと明記されていないことで、実際の災害時の素早い災害弱者支援や災害ボランティアへの対応に大きな差が出ることを実感し、市町村との役割確認や災害対策本部との連携について、その重要性を参加者全員が再認識させられました。また、災害支援を行うために全ての市町村にある社会福祉協議会のネットワークを生かして、それぞれが職員派遣やボランティア支援マニュアルを作成し、それを実施できるための資金を積み立てていくことも課題として出されました。 被災地の社協では、今後は復興支援と変わっていくこととなります。それぞれの市では、仮設住宅での「孤独死0運動」や、「閉じこもり防止、新たなコミュニティづくり」などの課題に取り組まれるそうです。このことは、災害を受けていない地域であっても、核家族化が進み、単身世帯が増大する超々少子高齢社会を迎える我々の町の課題でもあります。全国会議の2日目の午後は、正にそのことをテーマした先進地事例でありました。 この研修で得た素晴らしい内容を、一つでも無駄にせず菰野町社会福祉協議会活動でも生かしていきたいと思います。 ![]() ![]() 研修終了後に、全国社会福祉協議会の齋藤十郎会長と面会する機会も得て、福祉や介護関係者の国家資格である「社会福祉士及び介護福祉士」の法整備に関わられた時のことなどのお話をいただきました。 ![]() kyoku |