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認知症サポーターステッカーグループの「地域の茶の間」見学 [2018年11月06日(Tue)]

本日、認知症サポーターメンバーで構成されているこものオレンジリングの会「認知症サポーターステッカーグループ」の皆さんと「地域の茶の間」見学に行ってきました。

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見学先は、菰野町で最初にできた大羽根園にある「地域の茶の間」。



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「地域の茶の間」の代表、そして参加されている皆さんからいろいろな話を伺いました。



お一人暮らしの高齢者の方、民生委員さん、自治会の会長さんや老人クラブの会長さん、そしてご近所の方々がいらっしゃいました。

ですが、ここでは皆さんの肩書きは一切ありません。

誰もが「○○さん」と名前で呼びます。

本当に垣根のない、ゆるやかなつながりで形成されたコミュニティでした。




参加する人たちも、小さな子どもや小学生、大学生、一般社会人から高齢者に至るまで多様な方々がみえます。

そして、ここでも、支える側・支えられる側といった垣根もありません。

参加者の高齢の男性の方は、毎回朝早く茶の間に来て、机を並べるお手伝いをしていただいています。
そして、日中は普通に皆さんとひとときを過ごし、終わりには何も言わなくても片づけを手伝い、積極的に参加されています。

自分の役割があり、自分らしく活躍できる出番があるって素敵ですね。




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「地域の茶の間」にはいろんな人がみえます。

ご近所で野菜の青空市をしている方が、茶の間にも野菜を届けてくれています。





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「認知症ステッカーグループ」の皆さんに携わってもらっている社会福祉協議会広報紙「みんなのふくし」11月号を自治会長さんにも見ていただきました。

弊誌掲載記事「もの忘れが気になりはじめたら… 〜ためしてみよう〜」にチャレンジしていただき、私たちの認知症に対する啓発活動を知っていただける良い機会にもなりました。





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現在の地域社会は、特定の課題だけでなく、社会的孤立や貧困問題などさまざまな課題を抱えており、まさしく「ごちゃまぜ」の課題を抱えています。

子どもも、大人も、高齢者も、そして認知症サポーターの皆さんが関わっている認知症の方も、いろんな人々が織り成すこの地域社会も「ごちゃまぜ」なのかもしれません。



助ける側と助けられる側という一方通行の関係ではなく、それぞれの人ができることで参加し、「お互いさま」の支えあいが地域に根づいている、そんな「大羽根園地域の茶の間」でした。





by HR



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