菰野中学校1年生福祉体験学習 [2015年09月12日(Sat)]
昨年に続き、今年度も菰野中学校福祉体験学習のご依頼をいただきました。 中学1年生全員253名を対象とした、大きな福祉教育プログラムとなります。 昨年は6つのプログラム[要約筆記、点字、車いす、ガイドヘルプ、シニアシミュレーション、STT(サウンドテーブルテニス)]を実施しましたが、今年度は、発達障がいについてもプログラムが加わり、7つのプログラムとなりました。 今回の体験を実施するにあたって、中学校の先生方のご理解もあり、事前に担当する先生方とも打ち合わせを行ない、準備をすることができました。 各体験を担当するボランティアや社協職員も当日スムーズに臨むことができ、これも先生方のご尽力のおかげです。 要約筆記体験。 菰野町ボランティアセンター登録グループの要約筆記サークルかっこうの皆さんにご協力いただきました。 要約筆記を体験するだけでなく、難聴者や中途失聴者の方々への支援であること、またそういった障がいを持つ方の思いについても生徒の皆さんに話していただきました。 点字体験。 点字ボランティアグループ・ともしびの会の皆さんにご協力いただきました。 点字の五十音について、実際に点字を打つこと、そして視覚に障がいのある方への支援について等のお話を。 シニアシミュレーション、いわゆる高齢者擬似体験です。 歩行の体験以外にも、ゴーグルを装着してガスの炎を見たり(ゴーグルをはめると視野が狭まり、視界も見えにくくなるのです)、手先の力の入りにくさ等を体験していただきました。 ガイドヘルプ体験。 アイマスク体験と称してしまうと、見えないことの体験だけとなりがちです。 ですので、今回はガイドヘルプの体験を中心に…。 見えにくい状況でも、適切な方法・支援があれば、「できない」「怖い」から「できる」ということを知っていただけると幸いです。 車いす体験と講義。 今回は車いすの体験だけでなく、車いすに乗るゲストティーチャーにもご協力いただき、当事者の思い・声に耳を傾けてもらいました。 その上で車いす体験をしてもらうことで、支援する側・される側として意識しなければいけない何かを気づいてくれると嬉しいですね。 車いす体験では、前年と同じく、菰野町ボランティアセンター登録グループのどんぐりの皆さんにお世話になりました。 STT(サウンドテーブルテニス)。 視覚障がい者の卓球です。 こちらも視覚に障がいのあるゲストティーチャーにお越しいただき、日常生活のことからいろいろな思いをお話いただきました。 そして、生徒の皆さん一人ずつ、STTも体験してもらいました。 各体験にご協力いただきました、菰野中学校の先生方、また積極的に参加していただいた菰野中学校1年生の皆さん、本当にありがとうございました。 そして、毎回お世話になっているボランティアグループの方々にもお礼申し上げます。 特に、こちらの新しい取り組みについても多大なるご理解をいただいた中学校、そして先生方に感謝いたします。 by HR
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