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2012年03月31日

成果報告会

2011年8月から約半年間、
6つのグループにわかれた活動してきた「実践プロジェクト」。
グループごとのテーマにもとづき、活動内容をグループごとに設計&実施してきました。
その取組みの経緯や成果を発表する「成果報告会」を開催しました。

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「地域の仕事おこし」グループ発表者は布施直樹さん。
舞鶴市岡田中での農作業体験の実施を紹介くださり、人をコンテンツにした作業メニューや当日の様子を紹介いただきました。


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「観光客誘致」発表者の戸本節子さん。
南丹市美山地区の西玄関にあたる大野ダム公園周辺での観光客誘致をテーマに、
情報発信と仲間づくりを実践することを今後の活動方針としてすすめていきます。

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「修学旅行の受入れと地域経済」発表者の森下克人さん。
9月と2月に実施した農家民泊のプログラムや運営についての報告と、
奈良県十津川村かんのがわHBPへの訪問についても紹介いただきました。

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「空家定住対策」発表者の岡安賢治さん。
メンバー6名の居住地の広域さをいかしたフィールドワークと、そこから生まれた広域ネットワークづくりの仕組みについての提案が発表されました。

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「大江山ルート開発」発表者の細見節夫さん。
宮津と福知山からの古道のルート開発にあたり、現地フィールドワークや意見交換をおこなってきました。機材トラブルのため、紹介映像を全編お見せできなかったのが残念です。

DSC03881.JPG「直売所の運営、加工品づくりと販路拡大」発表者の高根利数さん。3月に開催した軽トラ市「みわコトおこし」について、開催にいたった思いや運営づくりの経緯についてお話いただきました。


グループの発表ごとに質疑応答や事務局からのコメントをもうけました。
限られた時間だったので、ちょっと消化不良の感もありますが、
グループ間の質問や意見交換が積極的に行なわれました。
こうした共有や交換の場の必要性も感じました。


最後に

この1年間を通して、受講者としてきていただいたみなさんから
さまざまご意見をいただきました。時には喜ばれ、あわせて忌憚ないご意見やお叱りも
いただきましたが、ここまで進められたことで、次にわたしたちがすべきこともみえてきました。
来年度は今年度の活動を継続してサポートできるような仕組みや、
活動をするための環境づくりをお手伝いできるような場をつくりたいと思っています。

2012年03月18日

成果方向会直前♬「直売所の運営、加工品づくりと販路拡大」@福知山市三和

3/24【コトおこし成果報告会】@成美大学の詳細はこちら


秋から準備をすすめてきた「直売所の運営、加工品づくりと販路拡大」グループの軽トラ市「みわ・コトおこし」が開催されました。

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会場付近にも横断幕がかかっていました!

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おそばやぎょーざなどのテイクアウトや、地野菜&植物、お漬物やお菓子、お酒などの特産品、はたまた太陽光パネルのPRやカイロプラクティクができるトラックまで、本当にいろいろな軽トラが各地からの集結していました。きけば出店者は50ちかくも。お昼過ぎに到着した頃には売り切れて店じまいしたところもでたほどにぎわっていました。

そしてなによりも、老若男女があつまった50名ほどのスタッフの数に驚き。
来場者にヒアリングする学生さんチームなど、運営スタッフの多彩さ、工夫がありました。
広場では、ダンスや太鼓なども披露され、広い会場を一気にもりあげていました。

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メンバーのおひとり田井さん。
「こんなに若い人たちが集まってくれるとはおもいませんでした」とうれしそう。

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宮津市世屋から出店していたバイオリン弾きながら、地元でつくったお漬物や魚のおそうざい、お菓子を販売するユニークなブースもありました。

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こちらは、多肉植物や山草など、種類豊富な植物を売るブース。
お客さんとの会話もはずんでいました。

閉会挨拶では来年の開催も告知され、盛況のうちに閉幕しました。
コトおこしをきっかけに、協議会をたちあげ、第一回のコトおこしとしてこの軽トラ市の開催までに至った時間、約半年。その時間の濃密さを実感しました。

成果方向会直前♬「地域の仕事おこし」@舞鶴市岡田中

3/24【コトおこし成果報告会】@成美大学の詳細はこちら


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「地域の仕事おこし」グループでは、舞鶴市岡田中で田舎作業を体験する1泊2日のワークショップが行なわれました。途中参加でしたが、到着してまず見たのは、山からとってきたばかりのたくさんの種類の山菜。てんぷらでカラッと揚げていただきました。ほかに鳥をしめたり、おはぎづくりも行なわれていました。先生はすべて地域のみなさん。

そうそう、先日のスキルアップ講座できていただいた内藤先生もきょうは参加者として参加されていました。

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Iターン者から話をきくトーク・タイム「Iターン者はミタ!」。
スゴロクをふって、話す内容がきまります。「何でもきいて」という目も。
ひとつのテーマでもりあがったり、笑いありの楽しい時間でした。
こういう仕掛けに、企画者のワザが見えます。

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翌日は4月にオープンするゲストハウスの改修工事のお手伝いワークショップ。
倒木やがれきの片付け、看板製作などをさせていただきました。
かんなで板を削るのも、木にのぼって枝をきるのも、地元の方々がされる所作はとても美しかったです。

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当日の様子は京都新聞さんにも掲載されました。
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成果方向会直前♬「空家定住対策」ミーティング@宮津市上世屋

3/24【コトおこし成果報告会】@成美大学の詳細はこちら


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メンバーの地域をめぐりながら展開している「空家・定住対策」グループ。
今回のミーティングは、メンバーの山形さんの住む宮津市上世屋。
まだ数メーターは残る雪に霧がかかる風景は貴重でした。
標高が高く、坂のつづく集落の上手に、合力の会が改修した地域の憩いの場「合力の家」におじゃましました。

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ミーティング前に、いろりでお昼ごはんをいただきました。
釜炊きごはんと、具たくさんのしし汁。
この日はココ丹後というイベントの日でもあったので、来られていた地域の人やお客さんともいっしょにいただきました。山菜やお漬物もあって、暖かくて和やかな食事ができました。

DSC03769.JPGコトおこし受講者さんでもある白石さんは、世屋焼き(せわやき)というユニークな名前の陶芸展を開かれていました。世屋の土や釉薬を使っています。

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合力の会」の代表者である井之本さんから、移り住んだきっかけやその後の地域との関わり方について、お話をお聞きした後、プレゼンデータについての紹介や意見交換をしました。これまでの活動の道のりや、活動で得たことが形になってみえた回でした。

成果報告会直前♬「大江山ルート開発」@上宮津

3/24【コトおこし成果報告会】@成美大学の詳細はこちら


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大江山ルート開発では、24日の成果報告会にむけてのミーティングが開かれました。
製作途中のパワポと紹介映像をする細見さん。
宮津名物「知恵の餅」をいただきながら発表の説明を聞いたあと、
「ナレーションを入れては?」「音楽データおくりましょう」など、
にぎやかな意見交換が飛び交います。

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両丹日日新聞社さんも取材にきてくださいました。

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プレゼンデータを紹介する松本さん。
ほかの会での発表にも使えるよう作ったそうです。
おふたりとも地域活動も兼ねながらのコトおこしの活動ですが、
それぞれの活動をいかしあいながらデータを作られていて、素敵です。

2012年03月15日

成果報告会のおしらせ

2011年7月から活動してきた「実践プロジェクト」の活動報告を行ないます。
ぜひお越し下さい。京都新聞(3/13付)にも掲載いただきました。

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詳細はこちらでもご覧いただけます。

─ 6グループによる、地域課題解決への取組み
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地域コトおこし実践者講座

コ ト お こ し 成 果 報 告 会
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とき 2012年 3月24日(土)13:00〜16:00
ところ 成美大学(京都府福知山市)


京都府中北部の農山村地域の地域リーダーを
対象に開いてきた「地域コトおこし実践者講座」では、
地域の課題解決に取組む「実践プロジェクト」を進めてきました。

この成果報告会では、<雇用> <観光> <暮らし> など
6つのテーマで活動してきたグループによる約8ヶ月間の活動を紹介いたします。

こうした取組みやネットワークを「継続/活用」
していくことができるよう、次年度に向けた計画もすすんでいます。
この機会に、同じ課題に関心を持つ方や、
活動に取組む個人/団体/関係機関の方々にお越しいただき、
地域の課題解決に取組む環境づくりを考える場を設けたいと考えています。

年度末でお忙しい時節とは思いますが、
ご来場をお待ちしております。


/日 時/ 2012年 3月24日(土)13:00〜16:00
     *12:30より受付

/プログラム/
《1部》13:05-13:20 「地域コトおこし実践者講座」の振返り 
《2部》13:20-15:20  活動発表+コメント 
《3部》15:20-15:40  総評
*時間は前後する可能性があります。

/発表グループ/
(1)地域の仕事おこし
(2)大江山ルート開発
(3)修学旅行の受入れと地域経済
(4)空家・定住対策
(5)観光客誘致
(6)直売所の運営と加工品づくりと販路拡大

/コメンテーター/
富野暉一郎(地域公共人材開発機構)
小川嘉幸(京都府農林水産部農村振興課参事)

/場 所/ 成美大学 101講義室(4号館 1階)
〒620-0886 福知山市字堀3370
http://g.co/maps/45gyf
*駐車場あります

/定 員/50名

/料 金/無料


地域コトおこし実践者講座?
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京都府中部/北部の農山村地域で活動するリーダーを対象に、
課題解決のために行動を起こす(=コトおこし)ことを通して、
自立的な地域再生活動に取組む人材づくりをめざす通年講座です。
課題やテーマごとに活動する「実践プロジェクト」を柱に、
グループワークや講演会、スキルアップ講座を行なってきました。
http://www.colpu.org/koji/


主催:京都府  後援:成美大学  運営:地域公共人材開発機構

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京都府共に育む「命の里」事業 
平成23年度 里の人づくり事業(平成23年度 「京都創発事業」認定)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《お問い合せ》
一般財団法人 地域公共人材開発機構 京都北部オフィス
〒620-0886 京都府福知山市字堀3370 成美大学1号館2階内
TEL 0773-45-3517 (平日10:00-18:00)FAX 0773-45-3518 
Mail= kojk@colpu.org


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スキルアップ講座「実践!コミュニティデザイン入門」

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企画提案した矢野麻衣子さんと、講師をお願いするリンク・コミュニティデザイン研究所へおじゃまして、企画の趣旨や講師としてお願いする内容について打合せをしてきました。実際に会って話をすることの大事さを痛感。

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そして当日。講師の由井真波さんからのミニ・トーク。「地域が持つ資源や魅力を【表現】を通してさまざまな受取手へ届けること」「まちのイメージを多様化させる手段」がコミュニティデザインであることをみなで共有することができました。

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リンクさんの関わってこられた事例紹介として、多彩なパンフやデザインツールをみせていただきました。どれもデザイン的にも素敵で手に取りたくなります。


その後、西舞鶴の町に出て町あるきを行い、気になるところをチェック。

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2階の窓際のてすりは、遊郭建築ならではの特徴だそうです。

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海にも近い西舞鶴。
高野川では、いさざ漁が行なわれていました。
網にひっかけてとるのだそうです。踊り食いも♬

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和洋古い建築物も残っています。こちらは現役の銭湯「若の湯」さん。
豪華な和洋折衷の建物。開店前は行列もできるとか。

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40分という短い時間でそれぞれがみてきた町の「良いとおもうところ」「残念なところ」を発表して、その感想をすばやく由井さんと小野さんが付箋にまとめていきます。矢野さんもすかさずフォロー。

多くの人たちから意見をきいたり、共通認識を持つ方法を知れました。
ここからどうてコトをおこしていくか=デザインしていくかについては
ぜひ続編でできると良いですね。

スキルアップ講座「ファイルメーカーPro 初級講座」

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今回のスキルアップ講座はデータベースソフト「ファイルメーカー」の扱い方を知る入門講座をひらきました。場所は舞鶴市岡田中の上野家さん。兵庫県姫路市の現場イズムの内藤敏先生にお越しいただきました。「今年はじめて雪をみた!」という内藤先生。寺子屋のようなアットホームな雰囲気での開講となりました。

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途中のコーヒータイム。
受講者それぞれのペースですすめていただきました。


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ほしいデータベースのかたちにカスタマイズできるファイルメーカーは、
会計管理や顧客管理など、コトおこしをする人の強い味方になってくれそうです。
企画者の布施さんはぜひ続編も、と考えているようです。

片木孝治さん講演会

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今回の講師は「河和田アートキャンプ」総合ディレクターと片木孝治さん。
「農業とアート」「林業とアート」「健康とアート」など、
地域資源を活かして作品を制作していくこのプロジェクトでは、
先をみすえたコンセプティングや、作品制作を通して人や資源が循環していく仕掛け、地域と学生たちとの関係づくりがキーになり、活動が継続しています。
地域の人材や産業の掘り起こし方にヒントをいただきました。



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2部の「テーマ・トーク」では、実践プロジェクトで活動するグループからの質問に講師の片木さんと、河和田アートキャンプに参加してきた京都精華大学の大津まどかさんが応答していただきました。地域との関係づくりや継続するコツ、予算など、コトおこしをする現場に関わるみなさんならではの、一歩踏み込んだ質疑が飛び交い、あっという間の1時間となりました。

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河和田アートキャンプのドキュメントブックはお客様の約半数に購入いただき好評でした。
こうして記録を残して、終わったあとも表現していくツールもコトおこしにはなくてはならぬアイテムです。


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2012年01月21日

最終回グループワーク(その2)


「大江山ルート開発」の松本さん。宮津、与謝野、福知山、舞鶴と広域のルート開発を目指して着地点をさぐります。


「空家定住対策」の今淵さん。広域から集まるメンバーそれぞれの地域を巡りながら、テーマの取組み方を模索中。






独自の進め方やペースを持った6チームの活動はこれから
3/24の成果報告会を目指して、着地点を探ります。