• もっと見る

恋瀬小探訪㊿〜恋瀬小版「歴史秘話 ヒストリア」特番;古尾谷氏を追ってF  [2020年11月23日(Mon)]
休日特番;古尾谷氏を追ってF+小田氏治も追って

古尾谷氏を追うとき、この小田家を抜きにしては語れません。
古尾谷氏は、小田氏と主従関係があり、
前回紹介した古文書からも 強固に結ばれたことがわかります。

筆者のあくまでも仮説ですが、
大増城城主であった古尾谷隠岐守治貞の「治」は、
小田氏治の名の一字をもらったのではないかと思っています。
当時は、主君の名(一字)をいただくことが、
忠誠を誓う証になっていたと思われます。

今日は小田氏治特集です。(これもまたマニアックです)

生涯小田氏治.jpg(タップすると鮮明に、以下同様)
(ウィキペディア「小田氏治」より)

「30年以上にもおよぶ本城・小田城争奪戦など度重なる合戦で
 しばしば勝利を収めるも、上杉氏や北条氏の援助が弱まり孤立すると
 佐竹氏の激しい攻撃に晒された。」とあります。
 同資料には、戦歴がありました。引用します。

小田氏治 戦歴1.png
小田氏治 戦歴2.png

30年間毎年のように戦をしていたことに、驚きます。
勝利と敗戦を何度も繰り返しています。
佐竹氏との戦いは壮絶です。
こんなにも、戦いをしなければならなかった戦国大名の
武将としての生き方に驚きというよりも感動さえ覚えてしまいます。
強靭な精神力、武力、統率力がなければできないことです。
「戦国最弱の大名」と揶揄されていますが、
そんなことはないと、この戦歴から筆者は思います。
まさに命がけで、城を守った当主としての矜持とその生き様に感銘を受けます。

小田氏の家系図です。

A小田家系図.jpg小田家系図@.jpg(森岡浩 作成による)

人生のすべてを戦にささげた、茨城(県南地区)の戦国武将;小田氏治に
敬意を込めて、戦歴評価(ウィキペディアによる)を掲載します。

小田氏治 戦歴評価.png

つくば市に小田城跡があります。
ぜひ行ってみたいと思いました。
戦国の風に触れ、氏治の思い(喜怒哀楽)を感じてみたいと思いました。
Posted by 恋瀬小学校 at 09:08 | 恋瀬小ヒストリア | この記事のURL | コメント(0)
コメント