寄贈図書24大学に147万冊〜2地域で関連のクイズ大会〜 [2006年09月28日(Thu)]
日本語を学ぶ中国人学生の日本知識を試すクイズ大会が9月22、23の両日、中国の黒龍江省と華東地域で行われた。
日本科学協会が日本財団の助成を受け1999年から進めている中国の大学への日本語図書寄贈プロジェクトの一環で、黒龍江大学と寧波大学がそれぞれ優勝した。 大会には黒龍江省内の7大学、華東地域の10大学から選抜された各大学3人の代表チームが参加、次々と日本語で出される難問に挑戦、ほとんどの問題に正解を出した。優勝チームは年明けに8日間、日本に招待される。 図書寄贈プロジェクトは日系企業の進出もあって日本語を学ぶ学生が増加する半面、日本関係の図書など資料が大幅に不足している現状を受けスタート。8年目を迎えた現在、寄贈図書は24大学147万冊に上っている。 日本科学協会によると、現在、中国各地の大学や専門校に日本語学部、学科があり、20万人を超す学生が日本語を学ぶ。 日本図書の寄贈を望む大学も増えており、日本科学協会では引き続き国内の企業や出版社、研究機関などに協力を呼び掛け、プロジェクトを一層、充実させたいとしている。 華東地区で優勝の寧波大学 |