「ハンセン病制圧活動に協賛金」〜競艇ファンの協力で冠レース〜 [2006年06月29日(Thu)]
浜名湖競艇企業団、静岡県モーターボート競走会、日本モーターボート選手会静岡支部は6月25日、ハンセン病制圧活動のため87万円を日本財団に寄託した。
寄託金は6月20日から6日間、浜名湖競艇場で開催された第16回グランドチャンピオン決定戦で実施された「冠チャリティレース」への協賛金。今後、笹川記念保健協力財団で有効活用が検討される。 「モーターボート競走法」(特別法)は売り上げの一部を公益活動に役立てることを条件に競艇を公営ギャンブルとして認めており、日本財団は競艇からの交付金を基に海、船関係からに文化・教育、福祉まで幅広い活動を展開している。 ハンセン病制圧活動もそのひとつ。WHO(世界保健機関)を通じた多剤併用療法(MDT)の無償提供で一時期、世界で1500万人を超えたハンセン病患者は現在50万人を割るところまで減少し大きな成果を上げている。 競艇業界ではハンセン病制圧活動に協力するため日本財団への交付金とは別に2001年から競艇選手の協力によりインターネット上でチャリティオークションを開始、2003年からはレースに個人や企業名を付ける冠レースも実施してきた。 これまでのチャリティ活動による収益金は総額3380万円。全額がハンセン病の制圧に活用される。関係者はこうした社会活動を通じて、少しでも競艇を理解する人が増えるよう期待している。 母はハンセン病患者で、息子は看護師 (ブラジル・アマゾン川流域の村にて) |