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いのちの授業の大事さ訴える 教師らに日野原さん [2008年06月10日(Tue)]


教育関係者を前に講演する日野原さん

東京・秋葉原で8日の日曜日、通り魔によって、7人が殺され、10人が大けがをするというおぞましい事件が起きた。全く見ず知らずの他人を次々に襲う。命とは何かと考えさせられる事件である。文化勲章受章者で、聖路加国際病院理事長の日野原重明医師(96)は、いま、命の大事さを考えてもらうため、全国で小学生を対象にした「いのちの授業」を続けている。事件前日の7日には、東京都港区の日本財団ビルで教育関係者を集めたワークショップがあり、日野原さんがこれまでの授業の様子を中心に講演した。

ワークショップは、笹川医学医療研究財団ライフ・プランニング・センター、日本財団が共催、小学校の教師ら37人が参加した。日野原さんは、10歳の時に急性腎炎になり、学校を長く休んだ。この年、母親が重い病気になり、祖母も亡くなり人の死や命について初めて考えたという。この体験から10歳の小学生を対象にした「いのちの授業」を1987年から始め、2007年までに84校(児童数8876人)を訪問した。08年に入っても出前授業は続き、最近では5月28日に青森県弘前市立大成小学校で話をした(写真:続いて講演した中村元校長)

小学生を相手にした授業やアニメで構成した「いのちの授業」が17分のDVDとなり、笹川医学医療研究財団が無料でレンタルする事業を4月から始めている。ワークショップは、このDVDを小学校などでどう活用してもらうかを探るのが大きな目的。この日は、日野原さんが「いのちのリレー こどもたちにいのちの形をつたえる」と題して講演し、さらに完成したDVDを鑑賞。講演で日野原さんは「教育の基本は命の大事さを教えることだ」と強調した。(写真:ワークショップに集まった先生たち)

昼食を挟んで元鹿児島市立田上小学校校長の中村洋志氏が「教育現場で伝えるいのちのこと」として講演。07年12月8日に、田上小で日野原さんが授業をしたことに触れ「わずか1時間の授業で子どもたちは大きな影響を受け、成長した」と述べ、「自分以外の人のために時間を使う大切さに気付かせる必要がある」と指摘した。(写真:グループ分けのために色とりどりの法被を着た参加者)

続いて、参加者が5人ずつのグループになり、DVDを教材にして何ができるかを話し合った。参加者からは「いじめや引きこもり問題の解決のきっかけになるのではないか」「命のこと、家族のことを考える材料になるのではないか」など、多様な意見が続出。道徳や生活という科目だけでなく、いろいろな授業に使いたいという前向きな声が多く、今後このDVDを使ったいのちの授業が広まりそうだ。(写真:DVDをどう利用するかアイデアを出し合う)(石井)



*動画はこちらをご覧ください。(0:57秒)

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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:36 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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