• もっと見る
« 2008年03月 | Main | 2008年05月»
New_facebook_blogmagazine.jpg 8f0j6k00000eugbl.jpg   ボランティア奮闘記.jpg   BLOGOSブロガー見た.jpg
Google
ブログマガジン WWW
最新記事
リンク集
カテゴリアーカイブ
最新コメント
プロフィール

日本財団広報担当さんの画像
<< 2008年04月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/koho/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/koho/index2_0.xml
京風の町屋改修し介護サービス 苦闘する滋賀のすくすく [2008年04月17日(Thu)]


町屋を改修したサポートセンターすくすくの館

町屋を改修した地域密着の小規模多機能型居宅介護施設が滋賀県近江八幡市にある。NPO「子育てサポートおうみはちまんすくすく」が運営する「サポートセンターすくすくの館」だ。他の小規模多機能施設と同様、利用者を思うように確保できない状態が続き、運営は順調ではない。しかし、急速な高齢化社会の進行によって、こうした施設の必要性は高まることは確実で、「すくすく」の関係者は、住み慣れた地域で高齢者がそのまま生活できるよう地道な支援活動を続けている。

NPO「子育てサポートおうみはちまんすくすく」は1990年に結成、93年から子育ての支援として、保育所・幼稚園迎えや帰宅後の預かり、学童の放課後の預かりなど「ファミリーサポートセンター事業」として幅広い活動をしている。2006年4月に介護保険制度改正で小規模多機能型居宅介護事業が創設されたことにより、「すくすく」も近江八幡市のモデル事業として、介護事業へ進出することになった。

市の紹介で見つけた西京街道商店街の一角にあった築130年の古民家(足袋屋)を日本財団などの支援で改修し、同年7月「サポートセンターすくすくの館」が発足、介護が必要になった高齢者(主に認知症高齢者)を対象に通いや宿泊、訪問サービスといった介護事業を年中無休で始めた。小規模多機能型居宅介護施設の運営上の問題として、利用者のニーズと施設の状況が合致しないため、思うように利用者が確保できない点がある。(写真:ソファーも置かれた室内)

「サポートセンターすくすくの館」も定員は25人だが、現在の利用者は12人しかいない。このためすくすくの運営も厳しい。大西信子事務局長によると、例えば1人しか宿泊者がいない場合、宿泊料3000円を徴収しても介護支援専門員(ケアマネジャー)には1万円の支払いがあり、赤字になってしまうのだ。これをファミリーサポート事業の収益で補てんし「すくすく」全体の経費を共有する結果、介護事業も継続できているという背景がある。(写真:大西事務局長)

すくすくの館の建物は漆くいの壁に格子戸があり、京都の町屋と同じように奥行きの長い造りになっている。利用者が寛ぐのは、一番奥の庭に面した日当たりのいい部屋で、天気のいい日には利用者が庭に出て野菜や季節の花を栽培して楽しんでいる姿が見られる。地元で少しでも長く暮らしたいと願う利用者を支える「すくすく」の活動。それは活気を失った商店街の再生・活性化にも寄与するだろう。(写真:販売している子供用の衣類と絵本)(石井)
このエントリーをはてなブックマークに追加
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:10 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
| 次へ