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氷点下でも作業所は温かい 改修終えた旭川の「ひまわり」 [2008年02月05日(Tue)]


清潔な作業場で野菜を加工する「ひまわり」のメンバー

氷点下の厳しい冷え込みが続く北海道・旭川で、22人の障害者が肩を寄せ合うように野菜の皮むき作業に取り組んでいる。NPO法人「恵生会」(相蘇實理事長)が運営する「ワークハウスひまわり」だ。作業場は清潔で明るく、玉葱、ジャガイモ、カボチャなどが次々と、丁寧に加工されていく。

野菜の皮むきや洗浄は根気のいる仕事だ。しかし「ひまわり」のメンバーは、粘り強い取り組みでしだいにやり方を習熟し、いまでは給与の平均が2万5000円という、就労継続支援(非雇用型)の地域作業所として立派に事業を成立させている。障害があっても、むしろ根気強く作業するという障害者の力を引き出した成果だ。(写真:退職後の人生をフル稼働している相蘇理事長(右)と妻の愛子さん)

「ひまわり」の歩みは、相蘇理事長の「退職後人生」と重なっている。40年間の教職を勤め上げた相蘇さんは、それからの時間を福祉に関わろうと、福祉施設の指導員になった。しかし間もなく、自ら障害者の職場を作ろうと決意した。きっかけは、自分が就職を斡旋した障害者たちが、職場で「一緒に昼食をとるのは嫌だ」と言われたことだった。
心ない言葉に自らも傷ついた相蘇さんは、「それならば」と発起したのだが、それからが大変だった。野菜加工に一緒に汗を流して事業化のめどをつけ、NPO法人として地域共同作業所の運営を認められた。6年が過ぎ、気がつくと仕事も通所者も増えて作業所が手狭になっていた。新しい施設が必要になったのだ。

     
       
  
     
(左)冷え込んだ日もブーツで通勤して来る  (右)玉葱の皮むきは、根気が必要な作業だ

グループの支援を続けてくれる市内の「もやし製造商店」から空き倉庫を借り受け、大規模改修に踏み切った。相蘇さん自身の皮むき給与を全てつぎ込み、日本財団からの助成も受けて、総工事費1700万円の改修、設備更新である。思い切った投資であったけれど、職場が明るくなり、作業スペースが広がって快適な休憩室も確保できた。

「ひまわり」は能率給という考えは採らない。仲間で楽しく働いて丁寧な仕事をする、それが目標だからだ。雪が降っても冷え込んでも、みんな防寒具に身を固めて通ってくる。午前9時から午後4時半まで、2人の職員といっしょに立ったまま丁寧に野菜の皮をむく。新しい作業所で能率が上がってきただけに、追加の注文が欲しいほどだ。

相蘇さんは72歳となり、「もうそろそろ身を引きたい」との思いがある。しかし事務・会計担当の妻、愛子さんは「みんなが安心して暮らせるグループホームを作ります」と宣言、引退は全く考えていない。大規模な福祉法人と比べたら、夫婦手作りの家族のような作業所である。維持運営は厳しいけれど、冷え切った外気に負けない温かさに満ちている。(写真:黄色とオレンジの「ひまわり」の看板を掲げたワークハウス)
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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:21 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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