• もっと見る
« 2007年07月 | Main | 2007年09月»
New_facebook_blogmagazine.jpg 8f0j6k00000eugbl.jpg   ボランティア奮闘記.jpg   BLOGOSブロガー見た.jpg
Google
ブログマガジン WWW
最新記事
リンク集
カテゴリアーカイブ
最新コメント
プロフィール

日本財団広報担当さんの画像
<< 2007年08月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/koho/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/koho/index2_0.xml
鳥羽で漂着物アート展 [2007年08月13日(Mon)]


「海はひろいな大賞」の展示を前に石原館長(左)と平賀学芸員


三重県鳥羽市浦村町の「海の博物館」で、第2回「海はひろいな大賞」展が開かれている。海岸に流れ着いた流木などを自由な発想で素材にした漂着物のアート展だ。曲がりくねった木の根をオットセイに見立てたり、プラスチックの廃棄物で生き生きとロボットを組み立てたりと、全国16都道府県から寄せられた作品433点から選ばれた155点の入選作が展示され、訪れた親子連れらを楽しませている。

国指定重要有形民俗文化財など、大量の水産関連民俗資料を収集・展示していることで知られる「海の博物館」は、財団法人・東海水産科学協会が運営するユニークな博物館だ。「海はひろいな大賞」は、このところ全国的に問題となっている浜辺の漂着物を「ゴミは宝物」という逆転の発想で捕らえ、アートの素材として海洋環境保全を考える機会にしようという公募展。ビエンナーレ形式で2年に1回開催される。(写真:鳥羽市浦村町の「海の博物館」

3歳から76歳まで、第2回を迎えて応募の層も厚くなり、なかには中学や高校の美術部員からの団体応募もあって力作ぞろい。思わず笑いがこみ上げてくるユーモラスな作品や、どこから流れ着いたかと考えさせられる流木など、浜辺はアートの素材でいっぱいであることが分かる。これらの入選作から、福田繁雄・日本グラフィックデザイナー協会会長ら審査員が最終審査を行い、今回の大賞作品が選ばれた。

博物館の石原義剛館長は「近年、海への関心が希薄になっているようで気がかりです。こうした催しを通じ、海洋環境の保全など、皆さんの海への興味が高まって欲しいと願っています」と語っている。担当の平賀大蔵学芸員は「作品応募は大幅に増えており、海辺に出て漂着物を探すことで子どもと海の接点増加に繋がっているようです」と展覧会効果に期待している。

作品展は9月24日まで。日本財団の助成により入賞作の図録が刊行される。「海の博物館」は鳥羽パールロード沿いの浦村湾を望む伊勢志摩国立公園に立地、日本の海の生活史が展望できる展示室と共に、貝紫染めなどさまざまな体験プログラムが楽しめる。入館料は800円(高校生以下400円)。大賞など主な入賞作は次の通り。

【海はひろいな大賞】「鳥の巣」辻花緒(三重県多気郡明和町=9歳)【浜辺でみつけた賞】「コウイカのこうくん」深田文香(三重県松阪市=7歳)【海の博物館賞】「海底清掃ロボット2号」浦田愛里(三重県度会町=13歳)【鳥羽市長賞】「ピノキオの魚釣り」森本泰人(三重県鳥羽市=54歳)【鳥羽市観光協会長賞】「美しい海からのgift」加藤和子(静岡県伊東市=43歳)【鳥羽観光施設連合会長賞】「宙(そら)」佐藤可奈子(大分県大分市=37歳)【グループ団体賞】「みんなも おいないさ たのしいよ」鳥羽市立坂手保育所(三重県鳥羽市=5名)

  

大賞の「鳥の巣」(左)と博物館賞の「海底清掃ロボット2号」
このエントリーをはてなブックマークに追加
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:13 | 海と船 | この記事のURL | コメント(0)
| 次へ