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障害者がパソコンに励む うるま市の支援センター [2007年07月25日(Wed)]


パソコンの研修をする障害者


保育園の閉園後、地元から「ユウレイ屋敷」と呼ばれていた施設が改築され、障害者の支援と交流をするデイサービスセンターとして生まれ変わった。沖縄県うるま市の高台にある「うるま市障がい者支援センターあやはし苑」(うるま市与那城照間702、佐久田盛徳センター長)だ。まるで別の建物のようになったセンターで、障害者はパソコンを中心に就労のための勉強を始めている。

センターを運営するのは、社会福祉法人中陽福祉会あやはし苑(伊禮ミドリ理事長)。センターの建物は築25年の鉄筋コンクリート平屋建てで、もともとうるま市立の保育園だったが、中心部から外れた高台のため園児が集まらないようになり、閉園。荒れ放題になっていた。これをあやはし苑が無償で借り受け、日本財団の支援改修し、6月から障害者の支援センターとして再スタートした。(写真:保育園を改修した支援センター)

新聞記者や米国の日本語学校の教師などを経て、うるま市でパソコン教室を開いていた佐久田センター長が、伊禮理事長に依頼され、障害者の教師役を務めることになったという。センターは沖縄県の委託を受け、障害者の就労支援のためにパソコン教室を開き、佐久田さんの指導で現在5人(女性3人、男性2人)が文書作成を中心にした研修を続けている。訓練期間は3ヵ月だ。使用している15台のパソコンは佐久田さんのパソコン教室から移し、教材も障害者用に佐久田さんが作成したもので、センターに通う他の障害者も一緒にパソコンに取り組んでいる。(写真:佐久田センター長)

センターには多目的室もあり、通ってきた障害者がカラオケや手芸、将棋を楽しみ、園芸の得意な人は庭に出て園芸の作業もする。センターは、パソコン訓練生を対象に市内の事業所の職場見学会と職場実習をスタートさせており、こうした機会を経て障害者雇用を求めることにしている。

佐久田さんは「障害者の生きがいを見つけてもらうのが使命だ。パソコンを身につけてもらって、自信をつけてもらいたいと思う」と語っている。佐久田さんの言葉通り、センターでパソコンに向かう障害者の表情は輝いており、研修生の一人は「毎日が楽しい。パソコンはそう難しくない」と笑顔で話してくれた。
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ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:17 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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