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聴覚障害でも大学の講義を 山形でパソコン通訳によるデモ講座 [2010年01月28日(Thu)]


パソコン通訳(右)と手話(左奥)による聴覚障害者支援の合同授業(山形県立高畠高校で)

山形県高畠町の県立高畠高校で22日、県立山形聾学校との合同授業が実施された。日本財団日本社会事業大学との協働で取り組んでいる「聴覚障害者高等教育支援プロジェクト」。聴覚に障害があっても、手話やパソコン通訳によって授業内容などの必要情報が保障されることで、一般の学生といっしょに大学の授業を受けることが可能だ、ということを体験してもらう出前講座だ。
参加したのは山形聾学校高等部の9人と、高畠高校で社会福祉基礎コースを選択している2、3年生39人だ。合同授業を支援するのは地元の手話サークル「ふきのとう」のメンバーと、東京からやって来た3人の女性パソコン通訳者だ。

聾学校の生徒と高畠高生が、グループに分かれて意見交換


授業には山形県コロニー希望ヶ丘の平間みゆき主査と、大風印刷の阿部紀和課長補佐が講師に招かれ、自らも下肢の障がいのため車いすで生活する平間さんの体験談と、印刷会社に入社した障がいを持つ若者の勤務の様子を聞いた。このあと両校の生徒がグループに分かれ、意見交換と意見発表する形で出前講座が進められた。

プロの通訳者が、ほぼリアルタイムで講話を文字化して行く

講師の話は、手話によって聾学校の生徒に伝えられたが、それと同時に、教室前面に設置されたスクリーンに、パソコンで入力された講師の話がほぼリアルタイムで表示され、それを目で読み取ることによって、講話の内容は遅れることなく理解されて行った。

このパソコン通訳は、3人が一組となってパソコンを連結させ、入力文章がプロジェクターによってスクリーンに映し出される仕組みになっている。入力は2人一組となって、講話者の話しをセンテンスごとに前段をAが、後段をBが打ち込んで、表示するまでの時間を短縮する。7分間隔でCが加わり、Aと交代するといったローテーションで、講話者の話を忠実に、正確に、迅速に表示して行く。


表示される訳文は、話の進行に従って次々と追加され、経過した部分は消去されて行く。途中、変換ミスなどの誤りに気づいたときは、その時点で訂正をカッコに括って表示する。こうしたパソコン通訳者は日本ではまだ少数で、公的な資格制度も未整備だが、プロの通訳者同士が技術を磨き、大学の授業などでは事前に専門用語をチェックしたりして活動している。

両校の生徒は、手話で会話を弾ませた

講話者の話を聴き取れなくても、ほぼ同時に「読む」ことができることは生徒たちにとって新たな発見で、意見交換では「障がいがあっても、それを壁としないコミュニケーションが可能なことが分かりました」など、驚きと喜びの意見が出された。授業に立ち会った高畠高校の教職員からも「パソコンによる同時通訳は本校の生徒たちにとって初めての体験で、講話を理解することにも役立ったのではないでしょうか」と話していた。

日本社会事業大学の田村真広教授は、聾学校の生徒たちに「聴覚障がいがあっても大学の授業を受けられるよう、私たちはパソコン通訳、手話通訳、ノートテイクなどを併用して情報保障、講義保障に努めています。皆さんの進路選択で、大学で学ぶことも可能なのだということを知って下さい」と呼びかけていた。この出前講座は東京、京都でも計画されている。【加藤春樹】

黒板の前のスクリーンに、講師の話が文章化され映し出された出前講座
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:01 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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