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高齢者・障害者に出張サービス 髪をきれいにという思いに応える [2009年12月24日(Thu)]


養成講座に集まった人たち

だれでも美しく生きたいという思いがある。しかし、外出が困難な高齢者や障害者はその希望がなかなかかなわない。そんな人たちのために家庭や施設を訪問する理美容サービスをしているNPO全国福祉理美容師養成協会(ふくりび、愛知県日進市・赤木勝幸理事長)は、このほど日本財団の支援で「居宅訪問理美容師養成講座」を開催、70人が受講した。高齢化社会の進行で訪問理美容に対する需要は今後増えることは確実で、同協会は人材育成に力を注いでいる。
女性の利用者と赤木さん

赤木さんは現在41歳。15歳で理容院に就職し、その後途上国からの農業研修生の髪を切るボランティアに参加した。1995年、27歳で独立したのを機会に近隣の施設への訪問も始めた。2007年にはNPOを立ち上げ、訪問理美容と訪問理美容師養成の2本を柱に活動を続けている。この活動が評価され、08年には社会貢献支援財団から「社会貢献者」として表彰された。

人体モデルを使っての講習

養成講座は、09年度は7月23日と11月16日の2回実施され、計123人が受講した。2回目の11月は名古屋大学付属病院の会議室を借りて実施した。赤木さんのほか名古屋大学医学部付属総合医学教育センターの平川仁尚・特任助教と同朋大学社会福祉学部の木野美恵子准教授が講師となり、3時間の講座が開かれ「福祉介護の現状と理美容」「訪問理美容に必要な介護・医療の基礎知識」「安全管理」の話のあと、実際の技術指導があった。

笹川日本財団会長から社会貢献者表彰の祝福を受ける赤木さん

受講者は理美容師の資格があり、結婚・出産などで仕事を離れた人たちがほとんどで、受講後は「ふくりびスタッフ」として働くことも可能だという。独立開業の支援もしている。同協会の事務局長・岩岡ひとみさんによると、最近はエンゼルメイク(死化粧)を希望する家族も増えており、出張サービスのほか、看護師や介護職員向けの勉強会への講師を派遣もしている。

出張サービスの意義を語る赤木さんと岩岡さん

現在、訪問理美容のサービスを契約しているのは日進市の老人ホーム・個人など60ヵ所。カット料は2500円(このほか出張料が必要)で、赤木さんは「最近は高齢で寝たきりの人の利用が目立ち、その対応のために介護・医療知識も必要だ」語り、養成講座の意義を強調した。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:10 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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