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あなたの技能を社会貢献に 新スタイルボランティア「プロボノ」を考える [2009年12月18日(Fri)]


「プロボノ」をトークで浸透させた生駒さん、知花さん、小黒さん(左から)

「PROBONO=プロボノ」について考えるフォーラムが、冷たい師走の雨が降る土曜日(12月5日)、東京・原宿で開かれた。悪天候にも関わらず、300席の会場はほぼ満席。20代、30代と思われる若い層の参加者が目立って多い。パンフレットによれば「知的で新しいスキル・ボランティア」なのだという社会活動を、実践者らのトークによって具体的に紹介するフォーラムだ。それにしても「PROBONO」って何だ?
「プロボノ」はラテン語の「Pro Bono Publico」から創られた表現で、意味は「公共善のために」だとプログラムに書いてある。具体的には「ビジネスパーソンや専門家がスキルを生かして社会貢献すること」を指す言葉だという。なぜこんなにカタカナ語を多用しなければならないのか分からないが、要は自分が職業として身につけた専門的知識を、社会貢献のために無償で提供する行為やシステムを指しているらしい。

熱心な参加者で埋まったプロボノ・フォーラム

その恩恵を受ける対象としてはNPOや社会起業家が想定されていて、フォーラムを主催したNPO法人・サービスグラント自体がそうした活動の橋渡し役となって、日本での取り組みを始めている。具体的には専門知識や技術の提供を申し出てくれたボランティアでチームを作り、ホームページやパンフレット作りなど助力を求めているNPOの要請に応えているのだ。日本財団もサービスグラントの活動を支援している。

この日のフォーラムは、まだ日本で定着しているとはいえない「プロボノ」の解説から始まり、先進地・米国での取り組み状況などが報告された。ファッションジャーナリストの生駒芳子さんが、モデルでリポーターの知花くららさんや雑誌「ソトコト」編集長の小黒一三さんらと語り合う中で、自分が身につけた知識や技術によってNPOなどの活動を支援することが可能であり、提供可能な時間をボランティアに費やすことが社会貢献につながるイメージを浸透させて行った。

私はどんな知識を何時間提供できるかしら・・・

また実際に「プロボノ」チームに参加したプログラマーの経験談や、産後ケアや病児保育に取り組んでいるNPOでどのような「プロボノ」が求められているかなど、現場報告もあった。さらに「日本における伝統的プロボノ活動」ともいえる無料法律相談について、弁護士会の担当者がその歴史や現状を解説した。これらの実践報告では、自分の専門分野に関わるボランティアなので、むしろネットワーク拡大など自分自身のメリットも大きい、という点が強調された。

ワークショップでは参加者たちが意見交流

プログラム終了後、会場はワークショップに移行、参加者が10人程度のグループを作って「スキル・ボランティア」の可能性を議論した。そうした意欲を持った人たちの参加が多かったからか、あるいはフォーラムによる啓発の結果か、ワークショップ参加者から出された「プロボノ提供可能時間」の合計は、おおざっぱな時給に換算すると1億円を突破する、29000時間に達した。これによって会場は大いに盛り上がり、「2010年を《プロボノ元年》にしよう」と共感の輪を広げていた。【加藤春樹】


会場には「求む! プロボノ」コーナーも
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:23 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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