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中南米の農業のリーダーになれ サモラノ大奨学生2人来日 [2009年12月17日(Thu)]


動画:中南米農業リーダーの卵 ホンジュラス奨学生が日本の農業施設を視察(3:26秒)

中南米の農業リーダー育成に向け日本財団がホンジェラスのサモラノ・パンアメリカン農大に設けている奨学金プログラムの卒業生2人がその後ラオスでのインターン生活を終え12月4日、同財団を訪問、笹川陽平会長の激励を受けた。2人は帰国後、農園や化学肥料会社に就職が決まっており、国や中南米諸国の農業の発展に貢献する。
カルロスさん

2人はペルーのカルロス・オマールさん(25)とパナマのアレハンドロ・ベガさん(23)。2005年に農業研究では中南米一とされるサモラノ大に入学し4年間、奨学金を受け昨年12月卒業、ラオス・ルアンプラバン県にある実験農場で各国の研究者らと9ヶ月間のインターン生活を送った。笹川会長との懇談では、東南アジアと中南米の風俗や習慣、食事の違いなど幅広い体験が話題となり、2人は「素晴らしい思い出」と口をそろえた。

アレハンドロさん

研究テーマは食糧、家畜の飼料だけでなくバイオ燃料の原料としても注目を浴びるキャッサバの普及プロジェクト。中南米でも広く普及しているが、ラオスは値段も安く粉末加工など利用方法も多彩。アレハンドロさんは「パナマでは朝、昼、晩ともよく食べるが、揚げ物が中心で粉末は輸入している。このあたりを研究すれば、パナマでも新たな可能性が出てくる」と指摘。カルロスさんは「ペルーはジャガイモの原産国で、キャッサバはライバルの関係にあるが、ジャガイモの高騰もあり、国としてキャッサバの活用方法をさらに研究する必要がある」と語った。

通訳の打村明さん(右)交え記念撮影

2人とも4人兄弟。末っ子のカルロスさんは軍人だった父親がペルーの地方都市でアスパラ栽培をしており農業の道を選んだ。アレハンドロさんは3男。中学、高校とも農業専門学校に進みサモラノ大は当初からの志望大学。「敗戦から立ち直ったあこがれの国」「ITが発達した素晴らしい国」と日本を高く評価した後、「進学できたのは奨学制度のおかげ」「同様のサポートをもっと多くの国でやってほしい」と注文を付けた。

奨学制度は「緑の革命」でノーベル平和賞を受賞しアフリカの食糧増産プロジェクトにも取り組んだノーマン・ボーローグ博士の名を取り「笹川・ボーローグ奨学金」として2001年にスタートした。10年間事業で08年度まで8年間の卒業生は中南米12カ国129人に上る。2年後、一段落した後も、そのネットワークが中南米の農業の発展に大きな力を発揮すると期待されている。(宮崎正)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:10 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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