1位は積水ハウス 新たにCSRレイティング [2009年11月04日(Wed)]
![]() 寄せられたCSR報告書 1位は積水ハウス、2位デンソー、3位サッポロホールディングス。日本財団が企業のCSR(社会的責任)の取り組みを独自の基準で評価した企業のCSRレイティングで、こんな結果が出た。対象は東証一部上場企業のうちCSR報告書を寄せた約600社に限られるが、担当者は日本企業のCSRの取り組みは世界的にも水準が高いとした上で、特に上位100社は「日本として誇るべきCSRのリーディングカンパニー」と位置付けている。 |
![]() ![]() レイティング上位10社 ![]() この結果、積水ハウスが社会への対応58点を中心に計127点を記録、トップとなったほか、全体で15社が100点を超えた。経営危機が問題となっている日本航空(80位)や禁煙・嫌煙運動に直面する日本たばこ産業(96位)などの名前も登場している。 今回のCSRレイティングは対象が報告書を提供した企業に限られるとはいえ、評価結果を広く公表することで当該企業の社会評価が定着するほか、企業のCSR活動を促進する効果も持つ。結果は10月21日、東京・赤坂の日本財団ビルで行われた記者懇談会で発表され、笹川陽平会長は「企業相互、あるいは就職活動をする学生や消費者、投資家にとっても貴重な情報となるよう、さらに幅広いデータを積み重ねていきたい」と語った。(宮崎正) |
