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しまごと検定で倭人伝のクニを活性化 壱岐が目指す交流研究の島 [2009年08月27日(Thu)]


壱岐学検定の核となる原の辻遺跡(前方の丘陵上は建設中の一支国博物館)

長崎県壱岐市のホームページを開くと、最初に「壱岐市ってどこ?」の説明が始まる。長崎県ではあるけれど、朝鮮半島—対馬—壱岐—九州北部と、飛び石伝いに連なる立地がいまひとつ広く認識されていない、という市民の思いが反映されているのだろう。しかし壱岐市がある壱岐島は、全国数ある島の中でも特別の島なのだ。なにしろ中国の歴史書『魏志倭人伝』が列記している「倭人のクニ」の中で、唯一「一支(いき)国」であると特定された地なのだから。
壱岐市は人口3万1000人。2004年に4町が合併し全島1市となった。島としては全国で20番目の大きさながら、全体に平坦な地形で、南東部の深江田原(ふかえたばる)平野は長崎県で2番目に広い平野だ。その中央の丘陵部に広がる「原の辻(はるのつじ)遺跡」は、近年の調査で多重環濠・祭儀建物跡・船着き場跡などが発掘され、一支国の王都であることが確認された。登呂遺跡(静岡県)、吉野ケ里遺跡(佐賀県)についで全国で3カ所目になる国の特別史跡に指定されている。

原の辻遺跡を見晴らす高台で、壱岐市立一支国博物館の建設が進められている。博物館は長崎県立埋蔵文化財センターと合体した施設として、来春、特別史跡指定10年に合わせオープンする。建築家・黒川紀章氏の遺作ともいえる設計で、弥生時代の原風景をイメージしたという屋上は、全面緑化されて山並みのようなカーブを描いている。(写真:来春開館し、壱岐島活性化の拠点となる壱岐市立一支国博物館)

こうした貴重な遺跡や博物館を活用し、いかにして島の活性化を図って行くか、市を挙げて知恵が絞られて来た。そうやって実行に移されたプロジェクトの一つが、島の貴重な歴史遺産や自然を活用することで、壱岐島全島を学習・体験・観光の舞台として全国に認知を広げ、来島者を増やすと同時に市民共有の誇りを高めることを目指そうという《しまごと構想》だ。

構想の具体策に「壱岐学検定プロジェクト」もある。「壱岐学検定(仮称)」は、壱岐を東アジアの交流研究の島に育てようとする「しまごと大学」の1プロジェクトで、壱岐を学んでもらう契機として検定という手法がふさわしいと、来春の博物館開館とともに講座を開講、秋には第1回の検定を実施する計画だ。(写真:壱岐島の観光スポット「猿岩」。検定問題に取り上げられそう)

そのためのテキスト作成が目下の急務。テキスト編成委員を委嘱された校長OBや郷土史研究家ら10人が、8月末を締め切りに島の歴史や自然、民俗、生活といったジャンル別に原稿執筆中だ。一方で事務局は、全国の人たちに壱岐を知ってもらうためにはまず市民がもっと島のことを知る必要があるとの考えから、市民や島の子どもたちに島を学ぶ機会を広げる方法を手探りしている。6月に兵庫県加古川市で開かれた日本財団の「郷土検定セミナー」に職員を派遣、先進地のノウハウ吸収に勤めているのもそのためだ。

壱岐は漁業の島。産業も検定のメインテーマだ

日本財団は地域の特色を生かして地域おこしを図る「郷土学」を支援してきたが、今年度からは特に「郷土検定」の手法でその目標にアプローチしようとする団体を支援している。壱岐の「しまごと大学」もその一つで、壱岐市原の辻プロジェクト室の浦川巧係長は「島の子どもたちは島を出て行くことが多いけれど、検定の勉強で知識を身につけておけば、島外で壱岐を正しく伝えてくれることになるでしょう」と期待している。【加藤春樹】

壱岐市(一支国)の夏の「制服」で島内を駆け回る浦川係長
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:15 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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