小さな科学者が「走馬灯」に挑戦 足立区で東工大のサイエンス塾 [2009年08月26日(Wed)]
![]() 親子で取り組んだサイエンス塾の走馬灯作り 子どもたちに科学の面白さを体感してもらおうと、各地で工作・実験教室を展開している東京工業大学の学生サークルが、この夏のイベントとして東京足立区で連続3回の「サイエンス塾」を開講した。お父さんらと参加した夏休みの子どもたちは、紙飛行機や走馬灯、それにパスタを使って橋を組み立てるなどの工作を通じ、「なぜ飛ぶの?」「なぜ回るの?」「どうして折れないの?」といった不思議にチャレンジ、夏休みの一日を「小さな科学者」になって楽しんだ。 |
![]() ![]() ![]() 今回の「塾」は、この夏、東京で開催された「IDCロボットコンテスト大学国際交流大会」のサテライトイベントでもあった。IDC(International Design Contest)ロボコンは世界7カ国から学生が集まり、テーマに沿って混成チームを編成、10日間でロボットを設計・製作してアイディアや技術を競う大会で、今回が20回記念大会。日本からは東京電機大学と東京工業大学が参加している。最終日のコンテスト(8月18日)が足立区内の会場で開催されるため、関連するイベントとしてサイエンス塾も足立区内で企画された。 指導に当たった山北昌毅准教授は「みなさんが科学に向き合う楽しさを実感していただけたらうれしい」と、ロボコン大会への観覧も呼びかけていた。「科学技術や理系離れ」が指摘される中、こうした活動が改めて科学への関心を高めるきっかけになることが期待されることから、日本財団はこの一連のイベントを支援している。【加藤春樹】 ローソクの火で走馬灯が回り出すと、歓声が沸いた ![]() |
