国籍の境に苦しむ子どもたちに未来を チャリティ映画会6月に [2009年05月21日(Thu)]
動画:日本国際社会事業団の活動紹介映像(5:30秒) 親と離れ離れになった無国籍、外国籍の子どもたちの家族との再会や国際養子縁組などを支援するためのチャリティ映画会が6月19日、東京・九段会館ホールで開催される。上映されるのは2002年にアカデミー外国語映画賞を受賞した「名もなきアフリカの地で」(カロリーヌ・リンク監督、ドイツ)。日本国際社会事業団(ISSJ)が1979年から開催しており、今回で58回目。不況下で企業の支援が難しくなる中、多くの鑑賞者を募っている。 |
同事業団は1952年に設立され、戦後処理の一環として混血児や戦争孤児が安定した家庭環境で過ごせるようにと活動を開始した。現在は、無国籍児の国籍取得や家族再会支援、国際養子縁組などに取り組んでおり、日本財団も家族再会活動を支援している。大森邦子常務理事によると、最近はフィリピン人やタイ人女性が日本で出産した子どもに関する相談が多い。例えば、父親の出身国であるフィリピンに送られた二人兄弟は2歳半と7カ月で無国籍だった。
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