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育て! ドロップスアート 障害者の自立目指す [2009年01月16日(Fri)]


そてつの会のパン工房

ウレタン樹脂を活用したデザイン技術ドロップスアート。沖縄県那覇市の知的障害者の授産施設が製品化に取り組んでおり、空き店舗や使われなくなった公共施設を福祉の拠点に再活用する改修事業を進める日本財団がこの一環としてプリンターや乾燥機、エアコンなど機器を支援することになった。昆虫の触覚や筆文字などを手作りで描く同アートは製品としての将来性も高く、関係者の期待も大きい。
授産施設を運営するのは那覇市古波蔵の社会福祉法人「そてつの会」(古波蔵延江理事長)。授産施設「そてつ」(定員60人)でパンの製造販売、飛行機乗客用のヘッドホン消毒作業を行っているほか、分場の「そてつの実」(同20人)でも精米販売や三味線製作、不要になった布を利用したコースターやランチョンマット作りなど幅広く授産事業に取り組み、2007年末から新たにドロップスアートを利用した表札や看板、シールなどの製造に乗り出した。(写真:ドロップスアートの作業場となる建物)

昨年6月、分場近くで売りに出された中古建物(鉄筋2階建て)を購入、内部を改装してドロップスアート製品の作業場にする予定で、デザインを印刷するプリンターや印刷シートをカッティングする機械、樹脂を短時間で固める送風乾燥機、温度を一定に保ちホコリを廃除してウレタン樹脂の光沢を保つエアコンの設置などを日本財団が支援することになった。

作業は高度の集中力を必要とする精密作業で現在、自閉症のある知的障害者5人が技術取得、新製品の開発に取り組んでいる。樹脂製品を製造販売する地元の「ドロップスアート沖縄」から特許を含めた技術指導を受け最終的には20人前後が活動する授産施設にするのが目標。昨年12月訪問した際は、たまたま作業は休みだったが、建物の中に皮や板などに付けられたドロップスアートの試作品が多数並び、クワガタをデザインした作品は足のとげまで詳細に描かれ、将来の需要を十分予測させる出来栄えだった。(写真:クワガタを描いた精巧な試作品)

会の名称は、沖縄で一昔前までその実が飢饉の際の非常食に使われたそてつが岩の上にどっかりと根を張るイメージが由来。古波蔵理事長は「障害者がへこたれず、社会に役立つ人になるよう願いを込めて命名した。ドロップスアートが事業として目途が立てば、障害者の自立の可能性が大きく膨らむ」と期待を寄せている。(写真:将来の夢を語る古波蔵理事長)(宮崎正)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:04 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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