さあ!「子ども時間」だ クリニクラウンがやって来る! [2008年10月30日(Thu)]
![]() 赤い鼻を「ノーズ・オン」して子ども時間の始まりだ 「クリニクラウン」をご存知だろうか。クリニック(病院)とクラウン(道化師)を組み合わせた造語で、医療の現場で患者らの心に「生きる力」を呼び起こそうと笑顔を生み出す道化師たちのことだ。大阪市を本拠に活動するNPO・日本クリニクラウン協会は、自らを「臨床道化師」と訳している。日本ではまだ馴染みが薄い活動ではあるけれど、長期の入院生活を続けている子どもたちがクラウンに向かって「今度はいつ来るの?」と問いかけて来るようになった。活動の場は確実に広がっている。 |
![]() クリニクラウンの認定を受けるには、協会が主催するオーディションに合格した後、3ヶ月間の養成トレーニングを受け、提携先の病院で半年ほどの臨床研修が課せられる。そうやって最後の認定試験に合格して、初めて正規のクリニクラウンとして活動することができる。これまでの3年間で400人を超す応募があったものの、認定されたのはまだ13人(男5人、女8人)。最年少は29歳、最年長は60歳だ。 ![]() 子どもたちをリラックスさせて対人恐怖を払拭させ、保護者のストレス緩和にもつなげるために、道化師のスタイルは効果的だ。しかしシンボルの「赤い鼻」以外は派手なメイクはせず、衣装も安全で清潔を保持することが優先される。医療スタッフと入念な事前打ち合わせを行い、身体と道具の消毒を徹底し、時には赤ちゃんの集中治療室を訪問することもある。 ![]() 協会設立のきっかけは、先進地・オランダの在大阪・神戸総領事館からの働きかけだった。「日本にはなぜクリニクラウンがいないのか?」という問いから始まったプロジェクトが関西を中心に共感の輪を広げ、医師、保育士、プロの道化師らが集まった。オランダでは子どもの社会的権利としてのクリニクラウン事業が定着しており、国民の寄付と尊敬がクラウンたちを支えている。 ![]() デモンストレーションを受け入れている病院も含めれば、クリニクラウンの派遣先は関西と関東を中心に東北や北海道にも広がっている。クラウンたちは実費だけで病院訪問を続け、月1回の大阪での研修会も欠かさない。日本財団はこうしたクリニクラウンの活動を支援している。 |














