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高校生の奉仕活動で調査報告 東京の授業実施校にアンケート [2008年06月19日(Thu)]


奉仕に関する調査委員会の中間報告会

東京都立高校で2007年度から義務化された「奉仕」の授業について、日本青年奉仕協会はこのほど、実施の状況や問題点、生徒の反応などを調べ報告書にまとめた。日本財団の支援で調査委員会を設置して約1年をかけて集約したもので、調査結果を踏まえて調査委員会のメンバーが今後のよりよい実施方法などを具体的に提案しているのが特徴だ。

東京では2007年度から全都立高校に「奉仕」が教科として導入され、282校、約4万人の高校生が年間35時間の奉仕活動をすることになった。奉仕活動を通じて奉仕の大事さや社会の一員であることを認識させ、社会貢献ができる生き方を学んでもらうのが狙いだ。調査委員会は教育関係者8人で構成、学校アンケートでは答えがあったのは111校で回収率は39・4%だった。このほかに生徒、地域に対するアンケートも実施した。(写真:中間報告会のフォーラム風景)

学校アンケートでは、毎週決まった曜日・時限に実施したかについては全日制では決まった時間に実施したが51・4%、それ以外が48・6%と半ばし、定時制では7割以上の高校が決まった時間に実施した。体験活動の内容は、清掃活動が28・4%で最も多く、福祉関係の分野も目立った。学習の目標については「社会貢献の精神を学ばせること」が最も多く、「自分と社会のかかわり方を考える」が次に多かった。また、各学校とも体験活動だけでなく事前、事後学習についても外部機関の協力を得ていることが分かった。(写真:報告書について意見交換する調査委員会メンバー)

一方、生徒に対するアンケートでは、「授業に興味を持ったか」という質問に41・3%の生徒が肯定したが、過半数を超える55・6%が「いいえ」と答えており、授業内容の工夫が必要なことが明らかになった。これに対し、体験活動では「興味を持った」生徒が56・6%おり、授業よりも体験の方が生徒たちには印象が強いことがうかがえた。(写真:まとまった調査報告書)

報告書には、実際に生徒たちが体験した地域の例や、生徒の座談会も盛り込まれている。座談会では「高校でやるよりも義務教育の小中校でやった方がいいという」声も出ていた。最後に調査委員がそれぞれの立場から今後の方向性について「提案」をしており、この報告書は、今後奉仕の授業を進める上で貴重な資料になりそうだ。(石井)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:17 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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