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UNEP笹川賞に2団体 平和賞のマータイさんらが選考 [2008年05月28日(Wed)]


記者発表のようす

環境問題の解決に功績のあった人々を表彰する国連環境計画(UNEP)笹川賞の選考委員会が5月27日、東京・港区の日本財団ビルで行われ、23回目となる2008年の受賞者にラオスの農村でソーラー発電機のレンタル事業などを手掛ける「サンラボブ農村エネルギー会社」とペルー・アンデス山地でマイクロ水力発電設備を使った電力提供プロジェクトを進めるNGO「プラクティカル・アクション」を選んだ。10月にも授賞式(場所未定)が行われ、賞金20万ドルは環境関連事業に使われる。

賞は日本財団がUNEPに100万ドルの基金を設置して1984年に始まり、昨年までに31個人・団体が受賞している。2006年から各年のテーマが設けられ、08年は地球温暖化で問題となっている二酸化炭素の排出削減がテーマとなった。応募数は全体で75件。事務局、専門家委員会の選考を経て、最終的に残った6件がこの日の選考委員会にかけられた。

選考委員会のメンバーはアヒム・シュタイナーUNEP事務局長、ノーベル平和賞受賞者でナイロビ大教授のワンガリ・マータイ氏、同化学賞受賞のマリオ・モリーナ氏(欠席に伴い電話投票)、元環境庁長官で参院議員の広中和歌子氏の4人。毎年、国連本部のあるニューヨークかUNEPの本部があるナイロビで行われてきたが、今年は28日から横浜で開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD)にマータイさんが出席することなどから初の東京開催となった。(写真:ワンガリ・マータイ氏)

受賞が決まったサンラボブ社は01年に設立された営利企業。電力網の整備が遅れているラオス農村部で太陽光発電システムなどを灯油より安い値段で貸し出し、実現可能なモデルとして海外からも注目を集めている。プラクティカル・アクションは英国に本部を置くNG0。8カ国にオフィスがあり、電力網が未整備なアンデス山脈東地域47ヶ所にマイクロ水力発電設備を設置、約5000世帯に電力を供給している。

選考結果について広中議員は「最終選考の対象となったインドやタンザニアの4件も素晴らしいプロジェクトでODA(政府開発援助)を進める上でも参考になるが、最終的に二酸化炭素の削減という今年のテーマに最も合った2件が選ばれた」と説明、マータイさんは「環境のテーマは広く、来年は今年とは違ったテーマを設けることになる」と語った。またシュタイナー事務局長は「日本が環境対策でもっと大きな貢献をするよう期待する」と述べた。(写真:アヒム・シュタイナーUNEP事務局長)

また同事務局長は選考会に先立ち日本財団の笹川陽平会長を訪問、「UNEP笹川賞は世界の環境賞の中で最も尊敬されており質も高い。受賞者の体験や考えをもっと世界に広げる工夫をしたい」と提案、笹川会長も全面的な賛意を示した。


*記者発表の様子はコチラ

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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:48 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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