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災害時、障害者の命守れるか? 別府で防災フォーラム開催 [2008年04月03日(Thu)]


阪神・淡路大震災で避難する住民(提供:阪神大震災を記録しつづける会

燃え上がる炎、呼吸と視覚を奪う大量の煙。体が自由に動かない状態、あるいは目の見えない状態で火災に遭ったら、どのように避難すればいいか。地震や水害に襲われた場合はー。重要性を増す災害発生時の障害者対策をテーマにしたフォーラム「障害者の防災を考える」が3月8日、大分県別府市で開催された。(写真:フォーラム会場の様子)

フォーラムを主催したのは、全国24の震災支援団体が加盟する「震災がつなぐ全国ネットワーク」(栗田暢之代表)とNPO法人「自立支援センターおおいた」など大分県内の福祉関係者らでつくる「福祉フォーラムin別杵速見実行委員会」。同ネットワークは日本財団の支援を受け2002年から、震災被害を抑えるための啓蒙活動「移動寺子屋」を行っており、今回のフォーラムは、この活動の一環として開催された。

別府市では昨年、重度障害の女性がマンション火災で死亡する事故が起き、障害者や福祉関係者、一般市民に大きな衝撃を与えた。フォーラムは、この事故を教訓にしようと開催され、障害のある人や福祉関係者ら約200人が参加。火災現場のマンションに住む福田浩範さん(37)は「火災が起きてしまえば、自分は助からないという不安がなくならなかった」「障害者の緊急時避難には近隣住民の関心と助け合いが必要」などと訴えた。(写真:福田さん)

主催者の一人で、在宅障害者支援ネットワーク代表の徳田靖之さんは、「障害者や高齢者の防災」を抜きにして防災を語ることはできない、とするとともに、障害者にやさしい街づくりは災害時の支援も含めて考えなければならない、と指摘した。また栗田代表は、阪神大地震発生時に重度障害者からの119番電話が無視されたケースや、2000年の東海豪雨で聴覚障害者が浸水に気付かず逃げ遅れた例などを挙げ、「行政がすべてできるわけではないのに、住民は行政依存体質になっている。まずは地域で助け合うことが大切だ」と語り掛けた。(写真:栗田代表)

震災がつなぐ全国ネットワークは今年度、同様の「移動寺子屋」を新潟や兵庫など全国6カ所で開催。震災支援に関するブックレット『物資が来たぞう!! 考えたぞう!!』『ボランティアが来たぞう!! 考えたぞう!!』なども編集し、一般販売、啓蒙活動を進めている。(ブックレットの購入はこちらから)(本山
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:31 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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