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政治混乱の中もハンセン病制圧へあと一歩 ネパール・チトワンを訪問 [2008年02月14日(Thu)]


動画「ネパールでのハンセン病活動」(1:51秒)

笹川陽平日本財団会長は2月1日から5日間ネパールを訪問。タライ地方のチトワン郡を訪れ、保健所を拠点にハンセン病の制圧活動を進めるヘルスワーカーとそこに通院するハンセン病患者を激励した。ネパールはモザンビーク、コンゴ民主共和国、ブラジルと並ぶハンセン病未制圧国の一つで、今年度中の制圧を目指している。

チトワン郡はネパールの中でもハンセン病患者数の多い地域で、ネパール全体の有病率が人口1万人当たり1.2であるのに対し、1.9と高い数字となっている。郡内6ヶ所に保健所、その下に31のサブ保健所がある。これらを拠点に地域のヘルスワーカー(保健士)やボランティアグループがハンセン病の発見や治療を進めている。(写真:女性のヘルスワーカー達と笹川会長)

中でも女性のボランティアグループの活動が目立つ。19年間活動を続けてきたグループ代表のミナ・ギリさんは患者を見つけたときに「ハンセン病と分かっても、すぐに話すと差別を恐れて治療を受けないケースがある。ショックを受けないように恐怖感を取り除きながらゆっくりと話すことにしている」と日ごろの活動を説明した。(写真:女性ボランティアリーダーのミナ・ギリさん)

彼らの活動成果が着実に上がっており、世界保健機関(WHO)がハンセン病制圧の目安とする「人口1万人当たり患者1人以下」の達成も視野に入ってきた。笹川会長は「制圧達成は目前です。皆様の努力がネパールに制圧をもたらします」とヘルスワーカー達を激励した。(写真:保健所で患者を激励する笹川会長)

また笹川会長は首都カトマンズの王宮で2006年11月以来1年2ヶ月ぶりにギャネンドラ国王と面談した。国王はハンセン病制圧活動に深い理解を示し、笹川会長も「ハンセン病が制圧されるまで何度でもネパールを訪問したい」と述べた。

ネパールでは暫定政府を構成する主要7政党が、4月に予定される制憲議会選挙後に王制を廃止することに合意しているが、過激派等による爆破事件が起こるなど治安が悪化している。会長一行が滞在中にもチトワン郡内で国家警察と過激派による衝突があった。
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:43 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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