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里山復活へステップアップ 長野・御射山神戸の郷土学 [2007年08月10日(Fri)]


休耕田を借り受けて羊牧場経営に乗り出した


170戸700人が暮らす信濃の小さな山あいの里で、「ふるさとの素晴らしさを子どもたちに引き継いで行こう」という活動が続けられている。JR中央本線「すずらんの里」駅から緩やかな傾斜を上った街道沿いに広がる、長野県富士見町の御射山神戸(みさやまごうど)地区。地元グループの御射里(みさと)の会(小林松雄会長)と、女性の勉強会から始まったステップアップゼミ(小林市子代表)が連携して取り組む地域起こしは、とても楽しそうだ。

御射山神戸の里は諏訪大社の摂社を守り、甲州街道に小さな宿を営んできた古い集落だ。村の歴史は間もなく400年を迎える。しかし御射山祭の花笠提灯がプラスチック製に変わったように、棚田は放置され、里山には藪が生い茂ってシカやイノシシが跋扈し、土地の歴史も暮らし良さも忘れられようとしていた。

「こんなにいい土地はない」と確信するメンバーたちは、まず和紙による祭り提灯の手作り共同作業を復活させた。そして「歴史マップ」を作成し、駅や集落の辻に掲げて由緒ある土地であることをアピールした。さらに「ふるさとカード」を編集し各戸に配布した。これは御射山神戸の歴史や伝承を50枚のカードにまとめ、写真と解説で紹介したもの。親子で1枚1枚眺めながら、自分たちが暮らす土地について語り合う機運が生まれた。(写真:集落の玄関口「すずらんの里駅」に歴史マップを掲示)

活動の規模はしだいに大きくなり、後継者が都会に出て行って放置された田畑を借り受け、羊牧場やブルーベリー農園作りに乗り出すまでになった。生態系を復活させるためのビオトープの取り組みや、荒れてしまった里山の遊歩道復活にも取り組んでいる。ゆくゆくはブルーベリーオーナーを募集して、都会から人と資金を招き入れる構想も膨らんでいる。

こうした活動の結果、集落に何が起きつつあるか。@引きこもりがちだったお年寄りが、草刈に出てきてくれるようになったA子どもたちが村の歴史に興味を覚え、世代を超えた会話が復活したB農家は休耕地の雑草をこまめに刈り取るようになり、集落の景観が活き活きして来たC里山周辺に人の手が加わるにつれ、シカやイノシシが作物を荒らしに出没しなくなった――。

こうした活動が隣接の地域にも広がる動きが出てきたことから、小林市子さんらは今後、地域同士が連携して町ぐるみの「地元学」に育てて行きたいと夢を膨らませている。日本財団は、こうした「地域の資源を見直し、住民自身が地域づくりに活かしていく」取り組みを「郷土学」と捉え、支援している。(写真:活動拠点「御射人庵」で、事務局の下平武さん(右)と話し合う小林市子さん)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:32 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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